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化学・薬品産業総合スレッド

658荷主研究者:2010/06/06(日) 14:01:55

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100527/bsc1005270504011-n1.htm
2010.5.27 05:00 Fuji Sankei Business i.
電池原料 増産ラッシュ 三菱化学などEV需要にらむ

 需要拡大が続くリチウムイオン電池をめぐり、電池本体や主要部材だけでなく、原料分野にも生産拡大の動きが広がっている。中堅化学メーカーのステラケミファなど素材各社が相次ぎ増産を決め、部材メーカーが自ら原料生産に乗り出すケースも出ている。各社とも電気自動車(EV)などのエコカー普及をにらみ、絶好のビジネスチャンスを逃すまいと躍起だ。ただ、原料分野ではまだ海外需要を取り込む動きは鈍く、今後は国際競争を勝ち抜く必要もある。

 ステラケミファは、主要部材の一つである電解液の需要拡大に対応し、リチウムの化合物を混ぜた原料の電解質を増産する。7億円をかけ泉工場(大阪府泉大津市)に生産設備を導入し、能力を従来の1.2倍となる年1300トンに拡大。1年後には数十億円をかけ新工場を建設し、2600トンに倍増させる。同社では「エコカーは携帯電話やパソコンに比べ使用量に雲泥の差がある」として、エコカー向け需要に大きな期待をかけている。

 電解質ではステラケミファと並ぶ大手の関東電化工業も増産に乗り出した。今月に水島工場(岡山県倉敷市)の年産能力を年950トンから1300トンに引き上げたのに続き、来年5月には新工場を建設し、一気に2000トンまで拡大させる。

 一方、三菱化学は、中国の青島泰達天潤炭材料(山東省)、化学品などを扱う商社の明和産業と共同で、リチウム電池の主要部材の一つである負極材の原料を製造する新会社を山東省に今月設立。青島泰達の隣の敷地に数億円をかけて新工場を建設し、11年5月から負極材原料の「球形化黒鉛」を製造。この黒鉛は三菱化学の坂出工場(香川県坂出市)に輸出する。

 三菱化学は負極材で年内に年間生産能力を現在の3000トンから5000トンに拡大し、その後も増産を検討していく。リチウム電池メーカーの大規模な設備投資が続く中で、「原料の調達難が予想される」として安定確保に努める。

 リチウム電池向けの部材や原料の需要拡大は確実だが、これまでは日本の電池や自動車メーカー向けが大半で、ほとんどが国内生産。野村証券金融経済研究所の御子柴史郎シニアアナリストは、「EVやリチウム電池は中国メーカーも作っており、単に増産するだけでなく、生産の現地化を進めないと素材分野でも中国勢に食い込まれる」と指摘し、グローバル化が課題としている。(井田通人)


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