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化学・薬品産業総合スレッド

574荷主研究者:2010/02/11(木) 21:14:29

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100210303.htm
2010年2月10日03時21分 北國新聞
バイオ後発薬に先行投資 富山の製薬会社

 富山県の後発薬メーカーが、バイオ後発薬への先行投資に動いている。副作用の少なさと治療効果の高さから次代の成長分野と期待されるためで、業界最大手の日医工(富山市)は開発拠点の新設を計画する。ただ、臨床試験のハードルが高く、開発コストもかさむ難点があり、新薬メーカーとの共同研究で投資額を抑える動きも出ている。

 富山市に生産拠点を置く富士製薬工業(東京)は、バイオ後発薬分野に参入するため、新薬メーカーの持田製薬(東京)との共同開発に踏み切った。抗がん剤治療の副作用で減った白血球を増やす「造血剤」の開発をこれまで独自に進めてきたが、持田製薬が培ってきた臨床試験のノウハウが必要と判断した。

 「患者を対象にした副作用や効能の確認など技術もコストも新薬並みのレベルが必要だ」。担当者は通常の後発薬に比べてハードルが高いことを指摘する。今後は注射剤を軸にがん治療の分野へと拡大を図っていく。開発中の造血剤は、富山工場に建設する新棟で生産する予定だ。

 「次世代の抗体医薬を開発していく。世界に挑戦するにふさわしい設備にしたい」。約30億円をかけバイオ後発薬の開発拠点を滑川市に新設する日医工(富山市)の田村友一社長は、海外大手が既にバイオ医薬品を開発している現状を挙げ、先行開発、市場投入が必要とする。新薬の特許切れが相次ぐ「2010年問題」も見据え、研究員を増やして技術の確立を急ぐ。

 後発薬は国が2012年度までに数量シェアを30%まで引き上げる目標を掲げており、普及の追い風になっている。しかし、「政策効果で目標を達成した後は、拡大が頭打ちになるのではないか」(業界関係者)との見方もある。

 このため、後発薬メーカー各社は順風の今こそ、次の成長が見込めるバイオ後発薬に競うように参入しており、バイオを収益の柱に育られるかどうかが、メーカーの将来性を左右しそうだ。


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