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化学・薬品産業総合スレッド

491荷主研究者:2009/11/03(火) 03:07:44

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910290026a.nwc
2009/10/29 Fuji Sankei Business i.
旭化成など化学・繊維 医療への進出加速 汎用品頭打ち、成長分野に活路

 化学・繊維メーカーが、医療分野への進出を強めている。旭化成は透析治療に欠かせない人工腎臓の販売を強化するため、韓国に現地法人を設立し、11月から販売を開始する。帝人は睡眠時無呼吸症候群(SAS)用治療装置の販売強化を目的に、装置の販売や検診サービスを手がけるグループ会社2社を合併させた。汎用樹脂や繊維など、主力製品の需要が頭打ちとなり採算が悪化するなか、成長が見込まれる分野に積極進出することで、経営の安定化を図る。

 旭化成が設立した新会社「韓国旭化成メディカルトレーディング」(ソウル)は、資本金が10億ウォン(約8000万円)で、医療機器子会社の旭化成クラレメディカル(東京都千代田区)が全額を出資した。

 人工腎臓は、血液を体外にいったん出し、尿素などの老廃物を「中空糸膜」と呼ぶ特殊なフィルターで除いて体内へ戻す装置。旭化成によると、韓国には透析治療が必要な慢性腎不全の患者が約5万人おり、毎年8%ずつ増えるとみられている。従来の代理店経由の販売と並行し、新会社が医療機関に直接売り込むことで、需要に応える。

 旭化成クラレメディカルは、欧州などの販売を強化するため、今年5月に米国の医療機器メーカー、ネクスステージと提携。10月には、人工腎臓を含む医療機器を製造を行うメテク(東京都板橋区)を子会社化している。

 一方、帝人傘下で医薬品や医療機器の開発・販売を行う帝人ファーマ(東京都千代田区)は、10月1日付でSAS治療装置の販売や診療サービスを行う全額出資子会社の新潟スリープラボ(新潟市)と帝人在宅医療(東京都千代田区)を合併させた。

 SASは潜在患者が多く、治療装置を使った在宅医療ニーズが高まっている。合併により、関連組織の運営一体化や機動力の向上を図る。これらの施策により、装置の年間売上高を、現在の数十億円から3年後には約150億円に増やす計画だ。

 このほか、クラレ傘下のクラレメディカル(東京都千代田区)も、骨の移植が必要になった際に使う人工骨の国内製造販売承認を7月に取得し、人工骨市場への参入を視野に入れる。

 医療分野は、化学メーカーにとって繊維事業などで培った技術を生かせるほか、原材料価格高騰の影響を受けにくく、経営の安定化に寄与するため、今後も進出に拍車がかかりそうだ。


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