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化学・薬品産業総合スレッド

461荷主研究者:2009/10/10(土) 18:54:42

http://www.business-i.jp/news/culture-page/news/200907180007a.nwc
2009/7/18 Fuji Sankei Business i.
【プラントの肖像】三井化学 排出CO2を原料に変える挑戦

三井化学の大阪工場。現在、二酸化炭素からプラスチック原料を作る実証実験を進めている=大阪府高石市

 三井化学の前身は、1933年に東洋高圧工業(のちの三井東圧化学)が福岡県大牟田市に化学肥料の硫安を製造したことに始まる。97年に三井石油化学工業と合併し現体制となった。

 三井系の総合化学メーカーで、国内では三菱化学に次ぎ、住友化学・旭化成とほぼ同規模の2位級。製薬などを持つ他のメーカーと違い石油化学の比重が高いのが特徴だ。

 この三井化学が、石油化学事業を手がけたのが、日本の石油化学発祥の地といわれる岩国大竹工場(山口県)で58年に石油化学製品の基礎原料となるエチレンを生産してから。

 その3年前に、三井グループ7社と興亜石油により日本初の石油化学メーカー、三井石油化学工業が設立された。

 岩国大竹工場の生産品は、フラフープの素材などに使用され、爆発的に売れたポリエチレンなど創業時の主力10プラントは92年までに稼働をやめた。

 現在の主力工場は、58年に東洋高圧工業が創業を開始した大阪工場(大阪府高石市)、67年の三井石油化学工業の千葉工場(現市原工場)など。

 「技術の三井」と呼ばれ、開発力に定評があるのは、同業他社も認めるところ。

三井化学の大牟田工場。プラスチックメガネレンズの原料などを生産している=福岡県大牟田市

 三井化学は50年代初頭にドイツのチーグラー博士により発明された、化学反応で必要な成分を効率よく取り出す技術(触媒)を導入し、世界に先駆けて常圧法ポリエチレンの商業生産を開始。以来、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの触媒開発において、世界の主導的役割を担ってきた。

 加えて今、最も注目されているのが、工場から排出される二酸化炭素(CO2)から、樹脂などの原料であるメタノールを生産する「世界初」の実験設備を完成させたこと。

 同社は、大阪工場に今年3月に実証実験設備を完成。年産100トン程度を生産し、事業化のめどをつける考え。「化学技術の力で、無用なものを有用なものに転換する新しい価値を創り出せることを示す意味でも挑戦する」と船越良幸専務は事業化に強い決意をにじませる。商用化には、さまざまな課題にも直面するが、二酸化炭素を原料とする石油化学製品は「電機、自動車など環境経営を標榜(ひょうぼう)する企業からの受注」(化学業界関係者)が期待できるうえ、三井化学にとっても大きな武器となるはずだ。


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