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化学・薬品産業総合スレッド

439荷主研究者:2009/09/12(土) 20:23:12

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909110092a.nwc
2009/9/11 Fuji Sankei Business i.
旭化成など化学各社、LED関連事業を強化 高付加価値、新収益源に育成

旭化成が販売を強化するLED光源の看板パネル

 化学メーカーで、LED(発光ダイオード)関連製品の開発・販売を強化する動きが相次いでいる。LEDは省エネ効率が高く、家庭用照明器具など幅広い用途で需要の拡大が確実視されていることが背景にある。国内化学各社は、価格競争力に勝る中国やインドの新興国勢に押され、汎用の石油化学製品の採算性が急速に悪化しており、LED関連事業を新たな収益源に育成したい考えだ。

 ◆売上高30億円狙う

 信越化学工業は10日、LED照明を従来よりも明るく発光させることのできる部材を開発したと発表した。

 耐熱・耐光性に優れたシリコーン樹脂を素材に採用。強い光と150〜200度の高温を発するLEDと組み合わせられるようにした。従来使用していた素材では、こうした高輝度・高温のLEDとともに長時間使った場合、部材が劣化する難点があった。

 今後、LED照明を手がける電機メーカーなどの性能評価を受けて、2010年にも量産し、13年に30億円の売り上げを目指す。

 旭化成は20年度をめどに、独自開発したアクリル樹脂の板にLEDを組みこんだ発光型の看板パネルの売上高を現在の20倍の10億円に引き上げる。

 LED光源の看板パネルは、蛍光灯を使う従来品に比べて消費電力を4分の1以下に減らせる。厚みも3センチ以下と蛍光灯を使う製品の15〜30%に抑えられ、駅構内の狭い通路などにも取り付けることができる。

 「省エネ志向の高まりに伴い従来品からLED採用製品への切り替え需要が拡大する」(同社)と期待を寄せており、看板メーカーなどに売り込む。

 三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学は、来年4月以降、白色LEDの基幹部品の生産態勢を強化するほか、欧米市場でLED照明器具の販売にも乗り出す方針を明らかにしている。

 ◆省エネ効率が3倍

 三菱化学は、自然光に近い光を発する白色LEDの製造技術を持っており、「明るさだけでなく光の質が問われる室内照明での需要拡大を期待している」という。省エネ効率が一般的なLEDに比べ3倍高い製品の開発も進めるなど、最重要領域の1つとして事業強化を急いでいる。

 照明用LEDでは、昭和電工も今年4月に植物の育成に適した赤色の光を放つLED部材を開発した。野菜や果物の室内栽培用途の需要を吸い上げるのが狙いだ。

 市場調査会社の富士経済の調べでは、LEDの世界市場は08年の5352億円から12年には6363億円に拡大する見通し。化学各社は、今後も持ち前の先端技術を生かした高機能製品を投入することで、LED関連需要の取り込みを図る方針だ。

(山田泰弘)


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