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化学・薬品産業総合スレッド

379荷主研究者:2008/12/30(火) 02:11:13

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811260008a.nwc
【奮闘 トップシェア企業】積水化学工業 中間膜、高機能化で“快走”
2008/11/26 Fuji Sankei Business i.

10月に発売した遮音・遮熱機能を持つ中間膜は、速度計などをフロントガラスに映し出すことができる

 自動車のフロントガラスには、事故の衝撃による飛散を防ぐため、ガラスとガラスの間に中間膜と呼ばれるプラスチックフィルムが挟み込まれている。

 日本では、フロントガラスは4メートルの高さから重さ2.26キロの球を落としても貫通しないという基準がある。これをクリアするには、ガラスから膜がある程度はがれ、伸びて、衝撃を吸収する必要がある。このバランスをうまく取るには、高度な接着力の調整技術が不可欠だ。

 これに加え、多層化技術と微粒子を3次元方向に分散するナノ技術を組み合わせて、自動車用中間膜市場で圧倒的な強みを発揮しているのが、積水化学工業。世界シェアは4割を超えるトップメーカーだ。

 ◆音・熱遮るナノテク

 「販売量が増えているのは、他社の追随を許さない領域を持っているため」−。加藤敬太執行役員が自負するのが、多層化技術を生かした世界初の3層構造による遮音中間膜だ。

 自動車向けに本格攻勢をかけたのが2001年。車内の静粛性が高まるため、高級車向けに売り出した。しかし、意外にも仏ルノーの小型車「クリオ」が採用第1号となる。

 環境先進国でもある欧州は、燃費性に優れ、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないディーゼル車の割合が高く、5割を超えている。ただ、ディーゼル車はガソリン車に比べ走行時に発生するエンジンノイズが大きい。遮音中間膜はノイズ対策に有効で、人間にとって耳障りとなる、2キロ〜4キロヘルツ辺りの音を大きく低減するという機能を備える。

 ナノ技術を駆使して商品化したのが遮熱中間膜。中赤外線を効果的にカットする機能を備えており、渋滞中でのエアコン使用時に燃費が約3%向上することが確認されている。また、遮音性と遮熱性を組み合わせた5層構造の膜も市場化している。

 ◆ガラスに速度計

 新車販売市場を取り巻く環境は、世界規模で悪化している。しかし、高級車や低価格車などカテゴリーにかかわらず高性能を追求する動きは強まっており、一連の高機能膜のシェアは着実に拡大。07年度は新車7台の1台に積水の高機能膜が搭載されていたが、08年度は6台に1台と比率は高まる見通しだ。

 高機能戦略を推進するため、10月からは、多層化とナノ分散技術を組み合わせ押し出し成型法を進化させ、さらなる高付加価値製品を投入した。その一つがフロントガラスに速度計などの情報を映し出すことができる遮音・遮熱中間膜だ。

 この膜の断面形状は、ガラスの上部の方が厚く下部が薄いという、くさび形をしているのが特徴。加藤執行役員は「厚みの制御に苦労した」と振り返るが、従来技術の積み重ねで実用化に成功した。これによって光の屈折角度をコントロールできるようになり、視認性と安全性の向上に寄与する、フロントガラスディスプレーを実現した。

 ガラスに速度計などが映し出される車種は、従来はディスプレーの部分に反射シートを入れる工程が必要で、加工に手間がかかった。新開発の中間膜により効率的な生産が可能になった。ルーフ部と一体化したフロントガラス用の中間膜も開発。天井部からの全長165センチのうち最大で80センチの着色層を持ち、車内に開放的な空間を実現する。

 自動車関連素材の投資が冷え込む中、日本と中国で約100億円を投じて生産ラインを増設する計画も推進中。さらなるシェア拡大に向け、加藤執行役員は「音と熱に続く機能を持たせたい」と意欲を示す。(伊藤俊祐)

                   ◇
【会社データ】積水化学工業
 ▽設立=1947年3月
 ▽資本金=1000億円
 ▽従業員=1万8907人(2008年3月期連結)
 ▽社長=大久保尚武
 ▽売上高=9586億円(同)
 ▽大阪本社=大阪市北区西天満2の4の4、東京本社=東京都港区虎ノ門2の3の17
 ▽主な事業内容=住宅、環境・ライフライン、高機能プラスチック関連製品の開発、販売


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