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化学・薬品産業総合スレッド
37
:
荷主研究者
:2004/02/09(月) 00:34
【三菱化学四日市、高級アルコール生産停止】2004年1月7日 化学工業日報 2面
三菱化学 高級アルコール 四日市の生産停止 今夏 9月には外販も
三菱化学は、四日市での高級アルコール生産を停止し事業撤退する。ノルマルパラフィンを原料とする合成高級アルコールで、8月に年産能力3万5千トンの設備を止め9月には外販をストップする。天然系製品の台頭などで市場縮小と市況低下が進むなか不採算状態に陥っており、今後の成長も期待できないと判断した。同社ではエチレンを原料とする高級アルコールも水島で生産しており、こちらは生産・販売を継続する。また四日市の高級アルコールを一方の原料としたエチレンオキサイド(EO)誘導品は、外部から高級アルコールを手当てして事業を継続、さらにEO拡大戦略の一環として強化を進める。競争優位性を基準に事業の選択と集中を強めることで、収益体質の構築を加速する。
三菱化学が生産を止めるのは、昨年まで「ドバノール」の商品名を使っていたC12−C13、C14−C15、この2つの混合品の3グレードの高級アルコール類。ノルマルパラフィンを脱水素してオレフィンを得たうえでオキソ反応させることなどによって製造する。
1974年にシェルからの技術導入で生産をスタートし、四日市に年産3万5千トン能力の設備を保有して事業展開している。
ただ近年はパーム核油などの天然原料の生産が増加。かつてはフル生産していた3万5千トン能力の設備が、現在は2万5千トン程度の実生産にとどまっているのが実情。同時に天然系の市況低下に引きずられ価格も弱含んでおり、採算状況は厳しい。さらにシェル、サソールなどの海外の大型合成メーカーの攻勢も強まる気配をみせていることから、このままでは事業継続が難しいと判断した。
8月末に生産を停止し、約1ヵ月の在庫が切れる9月末には外部への供給も停止、設備は廃棄する。三菱化学では水島にエチレン−αオレフィン法による年産3万トンで、四日市とは異なるグレードを生産する高級アルコール設備も保有しており、高級アルコール事業はこれに特化することになる。
四日市の高級アルコールは、生産量のうち半分を外販、半分を界面活性剤原料となるポリオキシエチレンアルキルエーテル(アルコールエトキシレート)の原料として自消している。同エーテルはEO誘導体であり、自社のEOの競争力が高いとみているなか、EO展開の一環として、さらに拡大を進める方針。他社の高級アルコールを購入して生産販売する。
三菱化学では、事業の選択と集中を全事業範囲にわたって強めており、EOG・界面活性剤分野でも得意事業とそうでないもののメリハリを明確にして事業基盤を固める。
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