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化学・薬品産業総合スレッド

368千葉9区:2008/12/10(水) 22:57:59
三菱ケミカル 石化コンビナート 再編検討
旭化成とエチレン需要減で

 三菱ケミカルホールディングスは9日、旭化成と石油化学コンビナートの再編を検討していることを明らかにした。コンビナートの中核施設であるエチレン生産設備の統廃合を視野に入れている。世界同時不況に伴う石油化学製品の需要減で、設備の過剰感が強まっているためだ。

 三菱ケミカルHD傘下の三菱化学の高下悦仁郎常務は9日の事業説明会後、記者団に対し、「旭化成と再編について検討している」と語った。再編対象となるコンビナートは、三菱化学の鹿島(茨城県神栖市)、水島(岡山県倉敷市)、旭化成の水島の3か所。いずれかのエチレン生産設備を停止してエチレンの相互供給を検討すると見られる。エチレン生産設備の統廃合が実現すれば、三菱化学が三重・四日市の設備を停止した2001年以来だ。


 日本のエチレン生産量は07年に過去最高の773万トンに達したが、世界的な不況で内外の需要が一気に冷え込み、10月の生産量は前年同月比2割減と低迷。設備の平均稼働率は約10年ぶりに90%を割り込み、「利益が出ないレベル」(三井化学・藤吉建二社長)まで落ち込んでいる。さらに中東や中国でコスト競争力の高いコンビナートが09年以降、相次いで建設され、日本のエチレン生産能力の3分の1が過剰になるとの見方もある。

 多くが高度経済成長期に建設された日本のエチレン生産設備の規模は年産平均50万トンだ。70万〜90万トンが主流の海外施設に比べると小型で競争力で劣る。これまでは国内外の需要に支えられて延命してきたものの、不況色の強まりで設備廃棄の動きが加速しつつある。エチレンの生産設備が統廃合されれば、これに連なる塩化ビニール樹脂など様々な石油化学製品の事業統廃合にも波及しそうだ。

(2008年12月10日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20081210-OYT8T00252.htm


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