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化学・薬品産業総合スレッド

3荷主研究者:2003/12/07(日) 23:24

【旭化成】2003年7月8日 日刊工業新聞 20面
旭化成・水島 SM製造設備の一部廃棄見送り 安定供給確保へ温存策 能力アジア最大規模に

旭化成は、水島工場(岡山県倉敷市)で基礎化学品のスチレンモノマー(SM)を製造している設備のうち、当初予定していた一部(年産能力15万トン)の廃棄を見送ることを決めた。同33万トンの新鋭設備に更新する12月には引退させる計画だった。だが製品市況の動向も視野に安定した供給を確保するには、現役として温存することが得策と判断した。結果としてSMの生産能力でアジア最大規模となる。

旭化成が廃棄を見送るのは、水島工場でSMを製造している2系列(計同46万トン)の一つ。あくまでも余力能力としてだが、需給バランスや市況状況などを勘案しながら柔軟に稼動させる。

同社は約100億円を投じて、最新鋭のプロセスを採用した同33万トンのSM設備を建設中。一方、68年に稼動させた同15万トン設備は老朽により維持費がかさむことも予想されることから、新設備に全面更新する計画だった。

だが同じベンゼンを使った繊維原料のシクロヘキサノールを製造するプラントなどとも連動させて管理すれば、維持するための固定費の負担は圧縮できると判断した。SMは合成樹脂のポリスチレンや合成ゴムの中間原料で、旭化成にとって世界規模で競争を挑む中核事業の一つ。新鋭設備で生産する多くは、ポリスチレンの製造で米ダウと設立した中国の合弁会社に供給を予定している。

日本スチレン工業会がまとめたアジアのSM需給バランスによると、06年の時点で各社合計の生産能力は02年比20.3%増の1109万トン。需要は中国向けを中心に膨らんでそれを上回る同4.3%増の1222万トンとなる見通しながら、05年までは各社に大規模な新増設の計画はない。


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