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化学・薬品産業総合スレッド

22荷主研究者:2003/12/23(火) 01:52

【大日本インキ:PPS樹脂】2002年12月13日 日刊工業新聞 21面
大日インキ PPS樹脂増産へ 千葉・茨城で年1万トンに 中期的な安定成長見込む

大日本インキ化学工業は、電子部品や自動車部品などに使うポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂の増産計画を明らかにした。時期は未定だが、千葉県袖ヶ浦市と茨城県鹿嶋市の2工場合わせて現在年産7000トンの樹脂能力を、約43%増の1万トンに増強する方向で調整を進めている。設備改良が中心となるため投資は5億−10億円程度に抑えられる見込み。増設時期は、需要動向をにらんで判断する。

大日本インキ化学工業が将来的に増産するのは、パラジクロロベンゼンと硫化ソーダの合成で精製するPPS樹脂。同樹脂は粉体のため成形が難しく、全額出資子会社のディーアイシー・イーピーで生産した樹脂を同社の小牧工場(愛知県小牧市)でコンパウンド(混練)したうえで販売している。

PPSは、耐熱性や機械的強度、電気的特性、耐薬品性に優れた高機能樹脂で、集積回路(IC)やコネクターの土台のほか、ハイブリット自動車のモーター周辺部などに使われている。

01年度の国内需要はIT不況の影響で前年度比10%減の1万6500トンに縮小したが、中期的には安定的な成長が見込まれる。PPS樹脂業界では、呉羽化学工業が06年をめどに能力を現状比67%の1万トンに拡充するなど増強が相次いでいる。

大日本インキは、高機能樹脂ではPPSのほかに、ポリブチレンテレフタレート(PBT)と液晶ポリマー(LCP)も品ぞろえ。その中でもPPSは、01年に東燃化学から同樹脂事業を買収するなど、積極的な拡大戦略を講じている。


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