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化学・薬品産業総合スレッド

2174荷主研究者:2019/01/01(火) 15:19:51
>>2173-2174 続き

石化市況の変調―MMA価格下落/サウジとの合弁が武器に

三菱ケミカルのサウジMMAプラント

 「世界の景気は悪くなっている。製品の動きがすごく鈍い」―。アクリル樹脂原料のメタクリル酸メチル(MMA)部門長の宮木敬常務執行役員は、そう断言する。アクリル樹脂用途は自動車や電機、住宅、インフラなど幅広く、景気の先行指標の側面がある。他の石化製品と同じく、MMA価格も下落傾向だ。

 その中で4月にサウジアラビアで本格運転を始めたサウジ基礎産業公社(SABIC)との合弁プラントは心強い。「原料の競争力があり、我々の製法と合致した」(宮木常務執行役員)と世界屈指の競争力を武器に、稼ぎ頭の責任を全うする。

 米国からシェール由来の安価なポリエチレンなどがアジアへ流入すると言われる“黒船問題”。岡本専務執行役員は「19年後半に黒船が来る」と読む。

 その備えとして、国内の石化コンビナートを作り替える構想を描いている。従来ナフサクラッカーから出ても燃料に使っていた未活用留分などから新たな化学品を製造し、収益基盤をより固める考えだ。

 「新しい石化をはじめよう」が岡本専務執行役員の掛け声だ。

■インタビュー/三菱ケミカル社長・和賀昌之氏■

安定操業へ全作業見直し
―就任200日が過ぎました。自己評価は100点満点で何点になりますか。
「80点はあげられる。もう少しスピードアップしたいので20点減点したが、世界4万1000人弱の大船団なのでコンセンサス形成に時間がかかるから仕方ない。就任前に考えていた施策は全て着手した」

―当初掲げた“公約”の進展状況は。
「まず安全・安定操業は、事実認識のために現場のオペレーターがやりたくないと思う作業や、機械化したいものの、採算が合わずに断念した作業の抽出を指示した。その結果、2100―2200件の作業を洗い出した。本社に対策チームを設置して、各作業が本当に必要なのか、今の技術で機械化できるのか、やり方を工夫するだけで回避できるのかを検討させている。真のグローバル化では、19年度から『エクスペリエンス・ジャパン』という(日本への社内留学)プログラムを始める。初年度15人が半年から1年間、日本で働いて文化や形式を学んでもらう」

―昨今騒がれている海洋プラスチック汚染への問題意識は。
「真正面から取り組まなければならない課題だ。同時にアカデミックな解析が必要だ。人類にとってどれほど深刻な問題かを学術的に突き止めなければいけない」

―17年の三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社統合後も事業所数はほぼ変わっていません。統廃合の検討は進んでいますか。
「進展はあるが、各現場には従業員もいるので今は明かせない。(事業所の)数が多すぎるので、いろいろな形で集約し、長い目で進めるつもりだ。生産を集約するのは簡単だが、空いた土地を放置せずに何かへ利用しないといけない」

(2018/11/30 05:00)


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