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化学・薬品産業総合スレッド
21
:
荷主研究者
:2003/12/23(火) 01:51
【東ソー:パラジクロロベンゼン】2003年5月20日 化学工業日報 2面
パラジクロロベンゼン 東ソーが事業化検討 PPS向け拡大に対応 05年めど3万トン設備
東ソーは、高機能樹脂であるポリフェニレンサルファイド(PPS)の主原料パラジクロロベンゼンを事業化する方向で検討を開始した。パラジクロロベンゼンは国内メーカーが相次ぎ撤退し供給量が低下する一方、電気・電子部品や自動車部品分野で採用が進むPPS向けに引き合いが強まり、需給は逼迫傾向にある。同社ではパラジクロロベンゼンの選択率向上など技術改良の進捗やダイオキシン問題の行方、周辺事業との調整を今年度中にも見極め、2005年をめどに経済規模である年産3万トン設備(設備投資30億円)を視野に入れていく。
パラジクロロベンゼンは、ベンゼンを塩素化して製造する。東ソーは四日市事業所(三重県)のナフサクラッカーを中心に、エチレンやベンゼンなどの石化基礎原料を生産。また南陽事業所(山口県)ではアジア最大規模の電解設備から塩素を生産しており、パラジクロロベンゼンの原料を揃えている。PPS重合設備を四日市に持ち、事業展開している同社にとっては粗原料からポリマーまで一貫した生産体制を構築できるほか、需要増が続くパラジクロロベンゼンをPPSメーカーに供給することで事業収益を拡大につなげることができる。
パラジクロロベンゼンはPPS原料のほか、防虫剤などの原料として使われる。中国やインドのメーカーが事業参入したことでアジアの需給バランスが悪化。三井化学や保土谷化学工業、東亞合成が相次ぎ撤退し、国内メーカーは呉羽化学工業と日本軽金属のみ。日本軽金属は昨年8月に火災事故で稼動を停止。11月には再開する見通しだが、年産3千−4千トンのうち半分がPPS向けとみられ、国内市場では呉羽化学の圧倒的なポジションは変わらない。
世界的にも現状では高品質な原料を供給できるメーカーはバイエルと呉羽くらいで、ピークの年間17万トンから11万トン程度に供給量が落ち込んでいる。一方、PPSは需要増にともない大日本インキ化学工業や東レなどのほか、東ソーも次期増設計画を進めており今後、原料が供給不足に陥ることも懸念される。東ソーはPPSの次期増設については、経済規模年産1万トンとすると投資額が100億円程度かかるため、他社とのアライアンスにより共同生産する方向で検討を進めている。ただ原料については単独で事業化したい意向で、選択率向上といった技術改良を進めるほか、ダイオキシン問題、事業化した際の周辺事業との調整などを見極めたうえで決定する。原料の事業化はPPSでの国内アライアンスを含め総合的に判断することになりそうだ。
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