したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

化学・薬品産業総合スレッド

2067とはずがたり:2018/12/22(土) 16:52:12

33: 荷主研究者 :2010/08/13(金) 01:34:29

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201006/08/01202_2121.html
2010年6月8日 化学工業日報 2面
三菱化学 グリコールエーテルから撤退 年末に四日市の設備停止 原料EO輸送廃止で

 三菱化学は、今年末に四日市事業所のグリコールエーテル設備を停止し、同事業から撤退する。安全上の問題などから原料のエチレンオキサイド(EO)の輸送を停止するため、四日市での原料手当てができなくなることが理由。事業採算も厳しいことから、別立地での事業継続も断念した。

 グリコールエーテルは、EOを原料とする界面活性剤の一種で、主に塗料やシンナーの溶剤などに使用する。三菱化学では、鹿島事業所で製造したEOを四日市に持ち込み製品化している。しかし、2011年3月にEOの貨車輸送を停止することにともない、四日市の年産万9000トン設備を停止する。停止時期は10年12月。

 三菱化学では、EOの輸送停止に対応し、鹿島に国内の主要EO需要家を集めてパイプ供給する「EOセンター化」構想を進めている。EOの国内需要は、電子分野向け溶剤用途の拡大などで先行き安定した伸びが見込まれており、グリコールエーテル製造用需要の消失分も吸収できるとみている。

 三菱化学は、EO、グリコールエーテルのほか、アルファオレフィン、ソフトアルキルベンゼン、高級アルコール、エトキシレートといった多様な界面活性剤を事業化していた。しかし、04年のノルマルパラフィン系合成高級アルコールに続き、09年にはアルファオレフィン、エトキシレート、アルファオレフィン系高級アルコールから相次いで撤退している。

34: 荷主研究者 :2010/08/13(金) 02:04:27

2010年6月16日 化学工業日報 2面
丸善石化 千葉のEO収率向上へ EOG設備改造で50%に

 丸善石油化学は、千葉でエチレンオキサイド(EO)収率を引き上げるためのエチレンオキサイド・エチレングリコール(EOG)設備改造を図る。現在、工事を進めており近く完成する。これにより、千葉でのEO生産が可能な比率は、従来の30%から50%にまで増加し、すでにEOリッチの生産を図っている四日市と合わせ、全体のEO比率を大きく引き上げることが可能となる。EOでの販売量を増やすことで、中東などとの競争激化が予想されるエチレングリコール(EG)への依存度を引き下げ、コンビナート競争力を強化する。

EG依存度引き下げ 競争力強化狙う

 EOG事業は、EO単体として販売される分と、EOを原料にEGを製造して販売する分から主に構成。このうち国内のEO需要は、洗濯用洗剤の液体化進行、電材洗浄用途の拡大などで増加傾向にある。これらに加えて関東地区では、三井化学が昨秋に年11万9000トン設備を停止したことで新規需要も生まれている。
 一方、EGは国際市場において中東を軸とする活発な新増設が進行、ポリエステル原料となるモノエチレングリコール(MEG)の需給緩和が、とくに懸念されている。原料コストに優れた中東品に比べて日本品の競争力は弱いとされ、先行きアジア市場などへの輸出は難しくなることが予想される。

 このため同社でも、EGよりもEOの生産比率を増やす「EO化率」の向上を進めていく考えで、今回の設備改造もその一環。

 千葉での設備改造は、現在進められている定期修理時を利用して実施する。冷却系のボトルネック解消などにより、EOG設備においてEOを生産できる比率を50%にまで高める。

 丸善石油化学は、千葉工場年11万5000トン、四日市工場同8万2000トンのEOG設備を保有。このうち四日市工場では、地域にEO需要家が多いこともあり、すでにEO化可能率を70%程度にまで高めてあるが、千葉工場では30%にとどまっている。

 同社では、設備改造を機にEOの新規需要取り込みを活発化、千葉、四日市の全体で4割程度とみられる現在のEO化率を、当面5割以上に引き上げることを狙っていく。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板