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化学・薬品産業総合スレッド

1967荷主研究者:2018/03/18(日) 14:37:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00464700?isReadConfirmed=true
2018/3/7 05:00 日刊工業新聞
ニュース拡大鏡/三菱ケミカルHD、米GE流で新規事業創出

 三菱ケミカルホールディングス(HD)は米ゼネラル・エレクトリック(GE)流で新規事業を生み出す。2017年にGE出身者2人を執行役員として招いた。10―20年後に向けた事業構造転換の先導役を任せ、真のグローバル企業を目指す上でも貢献を期待されている。米国屈指の名門企業は足元の業績不振で逆風に立つが、人材の育成・輩出力に関する産業界の評価は揺るがない。三菱の“上品な社風”に新たな化学反応を起こせるか。(鈴木岳志)

【10年先見据える】

市川奈緒子氏

 三菱ケミカルHDは17年夏に執行役員として森崇氏と市川奈緒子氏を招聘(しょうへい)した。どちらもデジタル技術を活用して新たなビジネスモデル創出や社内業務の効率化などを推進する「先端技術・事業開発室」に所属する。

 森執行役員はヘルスケア事業開発担当として、まず2年間医療現場のニーズ探索に力を注ぐ。「マーケット・インでやりたい。当社の技術ポートフォリオで貢献できる医療現場の課題を選んで投資していく」と話し、まず4―5年後に最大数百億円の新規事業を創出したい考えだ。

 チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)を務める市川執行役員は「10年以上先に何が起こるかを考えながら、新しい事業の芽を育てるのがミッションだ」と語る。現在は新たなビジネスモデルの仮説を立てて実験する前段階の市場調査に取り組む。18年度に2―3件のプロジェクトを立ち上げる計画で、食・健康やモノづくりなどが有望領域だ。

 森執行役員は15年間GEの日本法人やグループ会社で経営幹部を歴任し、市川執行役員も同様に約10年間勤務した。森執行役員は「GEはメンバーの知恵を活発化してベクトルを一致させて良いアウトプットを出す『ファシリテーション』のスキルをすごく重視している。今の仕事でも使える」と意気込む。

【独特社風で鍛錬】
 既存事業に安住していては大きな成長は見込めない(三菱ケミ鹿島事業所)

 市川執行役員も「管理職やリーダーシップに関してGE時代に一番厳しく鍛えられた。仕事の仕方やチームの作り方・まとめ方を学んだ」と振り返る。経営手法「シックスシグマ」に代表される“GE教”とも呼ばれる独特の社風で鍛えられた人材は2人に限らず日本の産業界でも数多く活躍している。

 そして「GEが他の会社と圧倒的に違うのはエグゼキューション(実行)の力だ。有無を言わさず、ブルドーザーのごとく突き進む力はすごい」(森執行役員)と噂通りのようだ。市川執行役員は「GEに比べれば、三菱ケミカルHDは上品だ。紳士が多くて、それは決して悪いことではない。だから、時々乱暴なことを言うことが我々の仕事だ」と覚悟を決める。

【“異能”を採用】
 一方、GEとの共通点も少なくない。製造業主体の複合企業であり、複数事業間のシナジーが薄い「コングロマリット・ディスカウント」をよく指摘される点も似ている。

 三菱ケミカルHDの越智仁社長は将来への危機意識が強く、森執行役員らの“異能”にほれ込み採用を決めた。10―20年後に向けた事業構造転換の成否は異分子が握っていると言っても過言ではない。

(2018/3/7 05:00)


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