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化学・薬品産業総合スレッド

1879荷主研究者:2017/08/06(日) 22:12:23

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00435440?isReadConfirmed=true
2017/7/12 05:00 日刊工業新聞
挑戦する企業/旭化成(2)攻めどきのセパレーター

乾式新製品で反転攻勢

ポリポア復活が成長のカギを握る(旭化成提供)

【拡大路線】
 旭化成のリチウムイオン二次電池用セパレーター(絶縁材)事業は今、拡大路線の真っただ中だ。2015年に米ポリポア・インターナショナルを過去最大の約2600億円で買収したほか、この2年間で工場増設に260億円以上の投資を決めた。一部は当初予算外で対応するほどの市場成長スピードだ。

 常務執行役員セパレータ事業本部長の高山茂樹は「トップの理解があり、うちの提案は非常に気持ち良く通してもらっている」と相好を崩す。ただ、電気自動車(EV)向け需要が急拡大する中で、工場建設期間を考慮すると「設備投資戦略そのものが最大のカギで、遅れると中国勢の製品を使われてしまう」と成長期特有の難しさに苦心もしている。市場の成長は間違いない。20年の世界市場は最大35億平方メートル(16年約15億平方メートル)に拡大し、うち7割は車載用途が占める見通し。

 旭化成は20年までの投資計画を見直す。20年時点の生産能力を約1年前に決めた年11億平方メートルから13億―15億平方メートルへ上積みを検討している。高山は「市場の3割は獲得しないと、メジャーになれない」と首位堅持の決意を語る。

 ポリポア買収は旭化成になかった乾式セパレーターを取り込むためだった。ただ、足元は苦戦している。社長の小堀秀毅も「乾式は当初計画より(利益改善が)遅れている」と認める。

【慌てずに】
 市場が想定ほど立ち上がらなかった10年頃の“EVショック”の被害者だったポリポア。過剰設備を抱えて経営が苦しくなり、身売りを余儀なくされた。そのせいで研究開発など投資を極端に絞り、買収時点で製品力がかなり弱まっていた。

 高山は「新製品が一番のキーだ。性能設計が(旭化成の)湿式と比べて遅れていたので、最先端の電池で使う上での問題点を解決すべく、旭化成の技術陣が全面支援している」と建て直しを急ぐ。

 製造工程が単純で低コストな乾式こそ車載の本命なのは変わらない。小堀は「19年、20年の新車採用に向けサンプル供給をしている」と慌てずに吉報を待つ。(敬称略)

(2017/7/12 05:00)


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