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化学・薬品産業総合スレッド

18荷主研究者:2003/12/21(日) 01:12

【住友化学工業】
http://www.jij.co.jp/news/chemical/art-20031215205957-NZAUCEHDSN.nwc
住友化学、スチレン系樹脂の特殊化比率を70%に拡大 (日本工業新聞 2003/12/16)

 住友化学工業は、三井化学との共同出資会社である日本エイアンドエル(日本A&L、大阪市中央区)で手掛けるスチレン系樹脂の特殊化比率を、2006年度末までに現在の60%から70%に高める。液晶テレビなどに使用され、透明性に優れるMS(スチレン・メタアクリレート)樹脂といった高付加価値型の製品比率を高めることで、事業基盤を強化するのが狙いだ。

 日本A&Lは、住友化学67%、三井化学33%の出資比率で1999年7月に設立した。家電製品や自動車部品に使用するABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂やAS(アクリロニトリル・スチレン)樹脂、SBR(スチレン・ブタジエン・ゴム)などスチレン系の合成樹脂や合成ゴムの製造・販売を手掛けている。

 主要製品は家電や自動車に使用されるABSで、今後はMS樹脂や透明ABS、ポリスチレン(PS)に比べて露光性や耐光性に優れ、照明部品にも使用されるAS樹脂といった特殊品の拡大を目指す。とくに、MS樹脂は、スチレンとメチルメタアクリレート(MMA)を共重合した合成樹脂で、透明性や成型加工性に優れることから、カメラレンズや照明器具に使用されている。その他にも、光学特性に優れるとして液晶テレビ向けに採用が進むなど、IT(情報技術)関連製品への販売拡大を狙う。

 日本A&Lは、愛媛(新居浜市)、大阪(高石市)、千葉(袖ケ浦市)の3工場があり、ABSやAS、MSなどのスチレン系樹脂を年間12万トン、SBRやラテックスコンパウンド(成形前材料)など合成ゴムを同12万トン生産している。

 住友化学は現在策定中の来年度から始まる3カ年の中期計画で、医農薬、情報電子などのスペシャリティー分野に戦略投資の7割を投入する一方、日本A&Lを含む石油化学部門は高機能化を進めることで、収益性を高める戦略を打ち出している。


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