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化学・薬品産業総合スレッド

1764荷主研究者:2016/11/19(土) 16:13:30

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00404668?isReadConfirmed=true
2016/10/27 05:00 日刊工業新聞
挑戦する企業/三菱ケミカルHD(6)アクア市場狙う ビッグデータで商機拡大

ウェルシィの遠隔監視システムの画面イメージ

 ケニア・ナイロビに設置した飲料水供給システムの運転状況を、地球の裏側から即時に把握できる。

【全世界で展開】

 三菱レイヨン子会社のウェルシィ(東京都品川区)は、地下水や河川の水を飲料用へ浄化する事業を全世界で展開。主に使う水量に応じた課金と保守サービスで稼ぐ、三菱ケミカルホールディングスでも珍しいビジネスモデルだ。

 ウェルシィ社長の宮田栄二は「遠隔監視システムで各地の水量や水質などのデータが集まる。地図上で分かるように加工しており、そのビッグデータをどう展開していくか」と考えを巡らす。

 国内シェアは50%以上で、納入実績は計1200件弱になる。海外はまだケニアにベトナム、ミャンマーと数えるほどだが、統合新社の事業部門「環境・生活ソリューション」の一員になれば、海外展開のさらなる加速も可能。2020年までに既存設備を含め、遠隔監視システム整備が完了する計画だ。

 三菱レイヨン常務執行役員の佐々木等は「ウェルシィのビジネスモデルは大成功している。応用が相当できるはずで、踏み込んだ形のシナジーを目指す」と横展開を急ぐ。水処理や家庭用浄水器、植物工場が一つ屋根の下の事業部門は異質な存在。「装置型の投資は要らないのでダメなら朝令暮改で撤退すればいい」と戦略も“らしくない”のが面白い。

【新参者】

 大陽日酸は14年にグループ入りした“新参者”だが、海外展開では先頭を走る。約20カ国に進出し、特に米国事業は他の5事業会社にとって垂ぜんの的となる。大陽日酸社長の市原裕史郎は「我々は全米で売り上げ2000億円規模のネットワークを持っている」と誇らしげだ。

 現在も三菱化学とバイオエタノール製造時の脱水に用いるゼオライト膜の米国展開で協奏中。「事前調査を始め、7社程度から良い反応を得ている。近々、商業ベースで成果が出てくるはずだ」と市原もグループ融合に好感触だ。また、三菱レイヨン・クリンスイ(同)も大陽日酸の魔法瓶ブランド「サーモス」とのコラボレーションを具体的に検討しているところ。

 大陽日酸は元をたどれば、3社が合併した“統合の先輩”でもある。その存在感はグループ内でますます大きくなっている。(敬称略)

(2016/10/27 05:00)


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