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化学・薬品産業総合スレッド

1762荷主研究者:2016/11/19(土) 16:12:09

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00404243?isReadConfirmed=true
2016/10/25 05:00 日刊工業新聞
挑戦する企業/三菱ケミカルHD(4)自動車を狙え

三菱レイヨンは伊ランボルギーニと炭素繊維分野の開発検討で提携(9月16日)

 「韓国の電池メーカーが動くなら真剣に考えないといけない」。三菱化学執行役員の荒木良剛はそう語る。休止している英国のリチウムイオン二次電池(LIB)用電解液工場を、2017年にも再稼働させる方針だ。

【欧で需要急拡大】

 LIB世界大手のLG化学がポーランドに、サムスンSDIもハンガリーに電気自動車(EV)など車載向けの工場新設を計画する。17―18年に相次ぎ稼働するため、欧州での電池部材需要も急拡大が予想される。

 10年頃にEVブームに期待を膨らませて英国へ進出したものの、市場は立ち上がらず。ようやく訪れそうな“欧州の春”の予感に、荒木は「実績のあるプラントであり、他の電解液メーカーは同規模の工場を持っていない」と、先行者利益を享受したい考えだ。

 自動車メーカーは新しい技術・製品に対してあくまで慎重だ。大幅な軽量化に貢献できる三菱レイヨンの炭素繊維も我慢が続く。同社取締役の福居雄一は「今はドアの内側などに限られているが、我々は最終的に構造材料での採用を目指している」と言い切る。鉄など金属材料との競合になるが、コスト高を上回る一体成形の強みを訴える。20年の車向け炭素繊維市場は現状比3・4倍の2万5000トンに拡大すると予想。福居は「車でトップポジションを獲得したい」と意気込む。

 成長戦略のカギは現在、三菱樹脂傘下にいるスイス・クオドラントとの連携が握る。このエンジニアリングプラスチック世界最大手は全世界で41拠点を構え、21カ国に進出している。三菱樹脂執行役員の木村武司は「クオドラントは三菱ケミカルホールディングス全体で見ても、多様でグローバルなキーアカウント(主要取引先)、サイト、ノウハウを持つ」と自負する。

【大きなシナジー】

 福居も「特に欧州で車メーカーや航空機メーカー向けの販売チャンネル、拠点を多く保有し、大きなシナジーが期待できる」と胸を躍らせる。

 炭素繊維とエンプラは、統合新社の事業部門「高機能成形材料」で同じ釜の飯を食うことになる。

 三菱ケミカルHDは20年度に自動車関連部材の売上高で現状比約50%増の4500億円を目指す。グループ融合が加速すれば、目標の早期達成も可能だ。(敬称略)

(2016/10/25 05:00)


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