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化学・薬品産業総合スレッド

1693荷主研究者:2016/07/26(火) 23:13:22

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00392358?isReadConfirmed=true
2016年7月12日 日刊工業新聞
高級車向け塗料、中級車・EVに広がる-三菱ガス化学、原料の生産能力倍増で米ダウに肉薄

 三菱ガス化学は主に自動車向けトップコート塗料原料に使用されるメタクリル酸グリシジル(GMA)事業で、高級車から中級車へ採用車種が拡大している。需要増に伴い、新潟工場(新潟市北区)で2017年に生産能力を倍増するとともに、既存ラインを含めて品質も向上させる。GMA世界首位の米ダウ・ケミカルに肉薄する生産能力を得て、天然ガス系化学品部門の新たな柱に育てたい考え。(鈴木岳志)

【普及段階】

 三菱ガス化学の手がけるGMA採用先が先進国向けの高級車から、中級車や電気自動車(EV)へ広がっている。「高級車で試してみて、性能、コスト的に中級車でも耐えうるとの判断だろう」(担当者)といい、普及段階に入ったようだ。

 GMAは車用トップコート塗料原料として耐候性や耐傷性に優れており、当初は酸性雨への関心が高い北米向け車種から採用が進んでいた。現状の主な需要地は日米欧だが、中国をはじめアジア地域の引き合いも強まっている。「世界の自動車生産台数以上の伸びを見込んでいる」(同)とし、新興国の経済発展とともに需要地も拡大していく見通し。GMA事業の売上高のうち、車トップコート向けが過半を占める。

【ニーズ先取り】

 新潟工場のGMA年産能力を現状比2倍の6800トンに増強する。17年1月に着工して、同9月に完成する予定。既存ラインと共有する精製設備も強化され、既存ラインを含めて製品の純度が高まって品質向上につながる。品質を重要視する自動車産業などのニーズを先取りして対応するのが目的だ。

【世界は1万5000トン】

 業界トップである米ダウのGMA年産能力は7000―8000トンと見られ、2位が三菱ガス化学だ。世界市場は全体で約1万5000トンとみられ、日本では他に日油などが参入している。

(2016年7月12日 素材・ヘルスケア・環境)


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