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化学・薬品産業総合スレッド
1613
:
荷主研究者
:2015/12/30(水) 13:24:24
http://www.sankeibiz.jp/business/news/151224/bsc1512240500003-n1.htm
2015.12.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
ペットボトル、環境に優しく 化学ベンチャーと三井物産、普及狙う
アバンティウムの素材で作られたペットボトル(ブルームバーグ)
現在はまだそれほど普及していないペットボトルの容器に入ったビール。2020年の東京五輪開催時には、片手に持ちながら観戦を楽しむのが一般的な光景になっているかもしれない。
仕掛けるのは総合商社の三井物産。英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから分社化した化学ベンチャー、アバンティウムと提携した。同社は、ペットボトルや包装材などの原材料となる化学品を糖から製造する独自技術を開発しており、石油化学原料を使わず植物由来のバイオマス原料だけで製造が可能。三井物産が今月、日本を含むアジア地域でアバンティウム製品を販売する覚書を結んだ。
◆バイオマス原料で
石油製品を使わず、二酸化炭素(CO2)の排出抑制にもつながるなど環境に優しいバイオマス原料。日本バイオプラスチック協会(東京都中央区)によると、バイオマス原料を用いたペットボトルは一部で使用されているが、バイオマス原料の比率は質量ベースで最大約30%にとどまる。100%バイオマス原料の製品は世界でもまだない。
アバンティウムが開発した製品は、現在のペットボトル素材として使われる高純度テレフタル酸(PTA)の代替となるもの。これまでの素材と比べ、気体遮断性を高めたのが特徴の一つで、酸素では10倍の遮断性を持つ。飲食物の容器に使用すれば、酸素透過率が低いため酸化しにくく、賞味期限を延ばすことが可能となる。ビールは酸化で風味が劣化しやすいことなどから、ペットボトルでの販売はこれまで普及してこなかった。
アバンティウムのトム・ファン・アーケン最高経営責任者(CEO)は10日、都内で記者会見し、「幅広いネットワークを持つ三井物産との提携で、日本とアジア市場で新技術を使った新しい製品用途の開発につながる」と述べた。
同社はペットボトルやアルミ缶、ガラス瓶などに置き換わる容器向けの需要などを想定している。現在は、小規模の実証プラントでの生産だが、16年3月までに商業生産に向けた新設工場の詳細を決定し、19年の生産開始を目指す。同社ディレクターのネイサン・ケメリング氏は「東京五輪で新たな素材で作られたボトルに入ったビールをスタジアムで皆さまに飲んでいただくことが目標」と語った。
◆3兆円の市場
三井物産・バイオケミカル事業室の亘理実チームリーダーによると、気体遮断性が高いことや、100%バイオマス由来原料を使うことから、顧客の関心は「大変高い」。ボトル容器向けには消費量の多いビールやワインメーカーに販売していくほか、包装フィルムや医薬品向けなどにも販売する予定。現在のPTAの世界市場は約3兆円とみており、その代替需要を狙う。
アバンティウムは00年設立。社員数は140人。ペットボトルを使用する清涼飲料最大手の米コカ・コーラや「エビアン」「ボルヴィック」などのミネラルウオーター事業を持つ仏ダノンなどが戦略的パートナーとして資本参加している。
ビールでのペットボトル容器の使用は、キリンビールが家庭用の宅配向け商品で8月に開始した。酸素の遮断性を通常の10倍に高めた三菱樹脂製素材が選ばれた。軽くて廃棄しやすいなどの利便性や、ビールに使用する技術的問題が克服されたことなどからペットボトルを採用しており、3〜5年後をめどに約5万世帯への販売を目標としている。(ブルームバーグ Ichiro Suzuki、Stephen Stapczynski)
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