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化学・薬品産業総合スレッド

1476荷主研究者:2015/05/06(水) 13:25:42

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150415cbac.html
2015年04月15日 日刊工業新聞
トクヤマ、多結晶シリコン依存の経営戦略から脱却へ-固定費削減で本社移転も検討

同社の創業地、徳山製造所に本社などから事務や研究開発などの間接人員を移す計画

 経営再建中のトクヤマは6月末にも発表する2015年度からの3カ年中期経営計画で、太陽電池などの材料となる多結晶シリコンを主体とした成長といった従来方針を抜本的に見直す。積極投資が裏目に出て経営難に陥った名門トクヤマの復活への取り組みに機能化学業界全体が注目する。(平岡乾)

 多結晶シリコンは半導体や太陽電池用シリコンウエハーの材料。トクヤマは08年にマレーシアにプラントの新設を発表したが、需要低迷と中国企業による供給過剰により市況は悪化。そこでマレーシアのプラントの一部を半導体向けに転用する策を打ったが、装置の不具合で出荷が見通せず、14年4―9月期に800億円超の特別損失を計上。「石橋をたたいても渡らない」といわれた同社は07年時点の負債資本倍率(DEレシオ)が0・4倍以下と健全な財務を誇ったが、現在は約1・8倍。

 これまでの中計では太陽電池向け多結晶シリコンの将来の市況回復を描いていたのに対し、「供給過剰は解消しない」(横田浩社長)と見切りを付ける。一方、半導体用途では原料の多結晶シリコンの品質要求も厳しくなり、品質で差別化する好機。横田社長は「業界一の品質を実現し、設備増強も視野に入れる」と前向きな姿勢をとる。

 だが、市況が不安定な多結晶シリコンに頼る経営戦略からは脱却する。同社では放熱材や半導体用研磨材、紙おむつ用素材などが伸びている。これら既存事業を軸に、他の素材と組み合わせたハイブリッド製品を投入するなど派生事業を展開し、「30億―50億円事業を数多く育てる」(同)。

 財務改善策では遊休資産を売却するほか、本社の間接人員300人を半減し、東京・霞が関にある本社の移転も検討するなど固定費の削減を徹底。人員は同社の創業地の徳山製造所(山口県周南市)などに移転する。


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