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化学・薬品産業総合スレッド
1071
:
荷主研究者
:2012/12/09(日) 11:21:05
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/10/31-8798.html
2012年10月31日 化学工業日報
【連載】アクリル酸・SAP 曲がり角の中国市場(下)
2極化の様相強まるSAP
紙おむつ用、先行組に強み
※売り先確保に苦労※
生産能力の拡大が進む中国の高吸水性樹脂(SAP)市場は、2極化の様相が強まってきた。大手のうちサンダイヤポリマーは2011年に南通市(江蘇省)の製造拠点で第3期増設を終え年産14万トン体制としたほか、日本触媒も14年稼働を目指し張家港(同)拠点の能力を現状比倍増の同6万トンとする計画。この2社に代表される既存メーカーが紙おむつ大手向けをほぼ押さえており、「新規参入した中国勢では売り先確保に苦慮している」(市場関係者)といわれる。このため一時盛り上がったSAP投資機運には、落ち着きが出ているようだ。
現在の中国のSAP生産能力はサンダイヤポリマーが年産14万トン、日本触媒3万トン、台湾プラスチックグループ(FPG)4万トン、アクリル酸大手の江蘇裕廊の関係会社・宜興丹森科技有限公司が10万トン。これら主要メーカーのほか、小規模メーカーで合計30万トン強あるとみられる。
今後は日本触媒の増強計画のほか、BASFが南京(江蘇省)で14年初めの稼働開始を目指し同6万トンを新設中。宜興丹森も15年までに同20万トンへの引き上げを狙う。FPGも寧波の増設を視野に入れているもよう。
新規参入では大手アクリル酸メーカーの一角・浙江衛星が5月、嘉興市(同)で年産3万トン設備建設に着手した。同社はこれに先立ち平湖市(同)でプロパン脱水素(PDH)によるプロピレン年産45万トン設備の新設を推進中の現地化学企業を買収している。
上海華誼集団の傘下企業でアクリル酸年産21万トン能力を有する上海華誼アクリル酸有限公司でも、2万トン規模のSAPの本格生産を志向しているといわれる。ただ、同社が立地する上海浦東新区・高橋地区は高橋石化の移転計画が浮上しており、同社も安徽省などを候補に将来的に移転する見通し。このため現在の立地での大型投資は難しそう。
外資を軸とした既存大手と、新規参入組の中国勢がいずれも生産能力の増強を模索または推進しているものの、大手紙おむつメーカー向けはほぼ前者が押さえている。
中国の紙おむつ市場ではユニ・チャーム、P&G、スウェーデンの製紙大手SCAが買収し6月から同社グループとなった全日美、中国企業・恒安集団などが大手グループ。「これらで大半のシェアを確保している」(市場関係者)状況。
※品質重視で淘汰も※
加えて「1人っ子政策下で生まれた世代が親となりつつあり、この世代は品質に対する関心が非常に高い」(同)といわれる。紙おむつでも品質が重視されていく結果、「対応できないメーカーは淘汰されていく」(同)という見方も出ている。紙おむつ生産が大手に集約される流れは、新規SAPメーカーにとっては厳しい。既存メーカーにとって中国での総生産能力拡大は、すぐには直接的脅威にならないとはいえ、市況の下振れ圧力の懸念があるようだ。
(了)
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