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化学・薬品産業総合スレッド
1051
:
荷主研究者
:2012/10/28(日) 23:51:13
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/3eddf56cd3f103ced846a9dfcdde8cbe/
12/10/01 | 19:20 東洋経済
太陽電池市場の低迷が招いた四日市の悲劇
名古屋から南西へ約40km。東は伊勢湾、西は鈴鹿山系に至る三重県四日市市には、臨海部の石油化学コンビナートを中心に工場が集積する。製造品等出荷額で国内12位、中部東海圏では豊田市、名古屋市、浜松市に次ぐ4位(2008年確報値、市町村別)につける。
三重県で最大、日本全体でも有数の工業都市が、ここ数年挑んでいるのが国際競争力の強化だ。アジアを中心とした海外都市と伍していくべく、官民ともにさまざまな取り組みが進んできた。
その四日市市にとって痛手となる出来事が起きた。
工業用ガスで国内首位の大陽日酸は9月28日、液晶パネルや半導体、太陽電池などの製造に使う特殊ガスについて、独化学大手エボニックグループとの共同事業から撤退すると発表した。四日市コンビナート内にある共同製造工場での生産を今秋中に停止。工場を閉鎖するうえ、精製を行う合弁会社も解散する。
共同製造工場は、南北方向で3地区に分かれる四日市コンビナートの南端。塩浜地区の第1コンビナート内にある。つい1年半前の2011年春に完成、11年秋に製品出荷を始めたばかりのピカピカなプラントだ(=タイトル横写真=)。カラフルなパイプが縦横に配されたプラントの主が、エボニックグループのエボニック モノシラン ジャパンである。
工場への総投資額は約200億円。建設には約1年半を要した。この工場では特殊ガスのモノシランを生産。大陽日酸はこれを引き取って、エボニックとの合弁会社を通じて精製。日本国内だけでなくアジア市場に拡販する計画だった。
モノシランガスの主な用途は、結晶型と薄膜型の2タイプに分かれる太陽電池のうちシリコンをあまり使わない薄膜シリコン太陽電池の製造向け。だが、太陽電池は世界的な供給過剰が進み、多結晶シリコンの価格が大きく下落。もともと発電効率の劣る薄膜型の競争力が低下。エボニックモノシランジャパンの製造するモノシランガスは、ほとんど売れない状態となった。
大陽日酸はエボニックモノシランジャパンから10年間に渡ってモノシランガスを引き取る契約を結んでいたが、販売不振の状況が続けば10年での累積損失が300億円程度に上る可能性があったため、契約の解約金や合弁会社の解散などに伴う特別損失を約233億円計上して、この共同事業からの撤退を決めた。
この事業撤退は、エボニックを誘致した四日市市が予想だにしなかったことだ。「残念でならない」。四日市市工業振興課の担当者は話す。
エボニックは、もともと塩浜地区に三菱マテリアルとの合弁工場で、塗料やトナーなどの添加剤となるフュームドシリカをつくる日本アエロジル(80%出資)を40年以上運営し、四日市に根付いている。モノシランとフュームドシリカは原料や副産物を融通し合える関係にある。
ただ、それらが四日市で投資を実行した決め手ではなかった。エボニックグループは「中国や韓国、台湾も候補地だった」。その中で四日市を選んだ決め手が、三重県と連携した企業誘致態勢の充実だった。
四日市市には「企業立地促進条例」と呼ぶ、企業の設備投資に絡む補助金制度が設けられている。固定資産・都市計画税に相当する金額のうち10億円まではその半分、10億円超の部分は10分の1(限度額10億円)が5年間に渡って補助される。四日市市の工業振興課はエボニックに補助金制度をアピールするとともに、三重県と連携して関係法令に絡む許認可作業の流れを軸に、工場建設の具体的なスケジュールを示した。環境対策など諸手続が迅速にできる支援態勢を提案した。
補助金制度に加えて、日本の法制度は細かくて複雑と見ていたエボニックのハードルは低くなった。コストは高くても、ハイテク企業が集まる日本の生産拠点はアジア開拓にも生かせるとみて、四日市への立地が最善との判断に至った。
そもそも外資系企業が日本国内にこの規模で新工場を建てた例は、ここ最近ではほぼ見掛けない。人口減少で内需が縮小傾向にあるうえ、賃金などのコストも高い日本は敬遠されがち。日本の製造業自体が、海外への生産移転を加速している中で勝ち取った誘致だったが、その灯も消えてしまった。
四日市市工業振興課の担当者は「エボニックに補助金を支払うかどうかは微妙。これから交渉する」という。今回の撤退は四日市市にとって大きな痛手となるだけでなく、日本全体の競争力低下を映しているようでもある。
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
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