[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
化学・薬品産業総合スレッド
1040
:
荷主研究者
:2012/10/21(日) 15:50:54
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120912/bsc1209120501001-n1.htm
2012.9.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
“相思相愛の買収” 旭化成の成長戦略…吉と出るか凶と出るか
ゾール・メディカル売上高
旭化成が成長戦略の“切り札”として4月、米医療機器大手ゾール・メディカルを22億1000万ドル(約1730億円)で買収した経営判断が、吉と出るか凶と出るかに市場の関心が集まっている。
海外勢の台頭で本業の化学事業が頭打ちとなる中で、将来の柱と期待されるヘルスケア事業の強化は待ったなしだ。しかし、同社で過去最高のM&A(企業の買収・合併)投資額に見合うかについては「割高ではないか」(市場関係者)と懐疑的な見方も根強い。市場の不安を払拭するには、一刻も早くシナジー(相乗効果)を高め、「結果」を示すしかない。
相思相愛のゾール
「『いのち』と『くらし』に貢献する、という企業理念と一致した。相思相愛の買収だった」。旭化成の藤原健嗣社長は、ゾール買収によるシナジー創出に自信を見せる。
2011年4月、社内で「これからの医療」プロジェクトを発足させ、7月にはゾールと販売提携し、ゾールの医療機器について日本国内での独占販売契約を結んだ。ゾール買収はそのわずか9カ月後。藤原社長は、買収先の選定にあたって、「救命救急分野に絞り込んでいた」と明かし、ゾールが意中の相手だったと強調する。
ゾールは米市場で、自動体外式除細動器(AED)の強固な事業基盤を持つ。血管にカテーテルを通し、体温を下げる体温マネージメント機器が主要製品。着用式除細動器「ライフベスト」はドイツでも販売が開始され、成長が期待されている。
ゾール側の見方も強気だ。11年度の売上高は5億2370万ドル、営業利益は4820万ドルだが、単独の計画で11億ドル弱としていた15年の売上高を、旭化成の企業ブランドを生かした日本での販売を1〜2年内に実現し、2〜3割上乗せできるとそろばんを弾く。
「ゾールは過去10年、平均で16%の増収を実現してきた。今後も同程度の成長トレンドを維持できる」と旭化成も楽観シナリオを描く。
医療事業を行う子会社の旭化成メディカル、医薬事業の旭化成ファーマ、ゾールの3社から約100人のプロジェクトチームを結成し、新事業を検討しているという。
メディカルで医療IT、ファーマでがんの治療薬、ゾールは救命救急分野に注力し、連携を模索する。
医療新事業プロジェクト長の吉田安幸専務は「中期経営計画を策定する15年度までに方向性を出したい。ゾールはいずれメディカルに統合したいと考えている」と話す。
収益の下押し要因に
その一方で、「旭化成は高い買収価格を支払い、高いリスクも抱え込んだ」と話す市場関係者も少なくない。
その背景には、TOB(株式公開買い付け)価格が、発表直前の株価にくらべて24%も高く、約400億円のプレミアム(株価の時価に対する上乗せ価格)の算定根拠の説明も不透明だったことがある。
11〜15年度の中計では、5年間で1兆円を投資し、売上高を10年度の1兆6000億円から15年度には2兆円に拡大させる目標を掲げている。「1兆円という投資額ありきで、高値をつかまされたのでは」(アナリスト)との声すらある。
また、旭化成が計上するのれん代は無形固定資産と合わせて1780億円に上る。12年4〜6月期は、のれん代と無形固定資産の償却で24億円を計上し、ゾールは営業赤字に転落した。ゾールが成長を維持できなければ、シナジーどころか、収益の下押し要因になってしまう。
アジアへの販路拡大 不透明な事業環境
大和証券の梅林秀光シニアアナリストは「医療機器は規制産業で、専門メーカーならともかく、(旭化成が)どれだけうまく立ち回れるのか分からない」と不安を口にする。さらに、「医療事故が起これば補償のリスクも出てくる。ゾールが継続して成長するのは難しく、統合効果は何年も先」と慎重だ。
本業の化学事業では、中東や中国がプラスチック製品の原料となるエチレンの生産設備を増設しており、海外からの安価な製品の流入が、国内のエチレン生産設備の再編を加速させている。梅林氏は「ゾールの利益は本業の化学事業が不振になれば吹き飛ぶ程度の規模。負の処理のための予算を積み上げて守りを固めることも重要」と警鐘を鳴らす。
早期の相乗効果を示すため、旭化成とゾールが狙うのは、アジアへの販路拡大だ。しかし、米中心に事業展開してきたゾールにとって、保険制度など事業環境は不透明。医療ニーズへの対応にも不安が残り、克服すべき課題は多い。(高木克聡)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板