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化学・薬品産業総合スレッド
1013
:
荷主研究者
:2012/08/12(日) 20:55:56
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/06/22-7102.html
2012年06月22日 化学工業日報
【連載】石化産業 世界の潮流(4) 国内エチレン500万トン時代
「ダウンサイジング本格化」
エチレン500万トン時代に国内石油化学のダウンサイジングが風雲急を告げている。昨年、三井化学と出光興産が千葉地区で、旭化成ケミカルズと三菱化学が水島地区でそれぞれ有限事業責任組合(LLP)を設立。さらに今月、三菱化学の鹿島事業所(茨城県)のエチレン1号機停止発表で本格的な能力削減がいよいよ始まった。、ダウンサイジングが石化産業の衰退を助長するのか、あるいは再生に向けた一歩なのか今後の展開に注目が集まる。
※輸出でカバー困難※
世界の構造変化を背景に、国内の石化産業が縮小均衡を迫られるのはこれで3度目。最初はオイルショックやニクソンショック、高度経済成長の終焉などに直面した1970年代から80年代にかけてで、産業構造改善法(産構法)により業界横並びの設備縮小が実施された。
2度目は中東、アジアの石化産業の巨大化やバブル崩壊の影響を受けた90年代から05年頃にかけて。各社が汎用樹脂事業を本体から切り離して合弁会社に集約、製品ごとに系列停止などを進めた。しかし、過去の2回はいずれも世界経済が回復すると危機は去った。
そして始まった3回目のダウンサイジング。今回は国内の生産水準は回復せず、近い将来には内需見合いの500万トンまでエチレン生産が縮小するとの見方が広がっている。超円高、原油高、シェールガス革命などの構造変化により、輸出競争力を回復するのは難しいとみられるためだ。「(これまで生産を支えてきた)中国向け輸出が復活するとは考えていない。復活を期待する向きもあるが、そうはならないと予測している」(石塚博昭三菱化学社長)。
※どうする1基拠点※
ピークだった07年のエチレン生産量は774万トン。これが500万トンに減るなら250万トン以上のエチレン設備が過剰となる。国内で平均的な年産50万トン設備なら5基分が不要となるため、ダウンサイジングは待ったなしの大命題となる。
しかし、エチレン設備を丸ごと停止することは雇用確保や地元経済への影響などから簡単に決断できる選択ではない。とくにエチレン設備が1基しかない単独拠点では難しい。14年にエチレン設備を停止する三菱化学・鹿島も、LLPが設立された千葉および水島地区も、複数のエチレン設備が存在するからこそ最適化のストーリーが描けるといえる。
また、ダウンサイジングの主流は圧縮機の能力縮小や分解炉の部分停止などにより、エチレン設備の実質的な生産能力を絞り込む方策が現実的な選択とみられている。ただ、装置産業おける規模縮小は本質的にコストアップにつながる。部分最適の積み上げによる帳尻合わせでは競争力向上に限界がある。
※「再編」を「再生」に
事業環境が変化するたびに浮上しては消えてきた石化の再編・統廃合論。驟年代には各社が共同で世界規模のエチレン設備を新設し、既存設備を廃棄する業界再編が理想論として語られていた。しかし、もはや国内で巨額の投資を検討する機運はなく、実施しても投資回収のめどはたたない。「石化問題と年金問題は酷使している。放置してきた結果、解決が難しくなった」(大手化学の石化担当役員)。
ただし、地域内での企業連携をともなうダウンサイジングが再編を引き起こし、産業再生の糸口を見つけ出す可能性は否定できない。その波及効果がどの程度となるのかは、各社の1つひとつの決断にかかっているといえよう。(おわり)
【写真説明】 三菱化学は鹿島事業所のエチレン1号機(写真)の停止を決定。国内石化産業のダウンサイジングは待ったなしの状況になっている
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