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化学・薬品産業総合スレッド
1012
:
荷主研究者
:2012/08/12(日) 20:55:02
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/06/21-7076.html
2012年06月21日 化学工業日報
【連載】石化産業 世界の潮流(3)シェールガス、「革命」の波広がる
原料求め日本企業も動く
世界のエネルギーバランスを根底から覆す「シェールガス革命」が、エ石油化学産業にも革命的な影響を与え始めだした。米国で大型の新増設計画が続々と打ち出されており、米国の石化産業は「復権」段階から「拡大」期へと突入、世界競争激化の新たな要因になろうとしている。競争劣位の事業撤退が加速するとみられる一方、その優れたコスト競争力の獲得を狙う動きが日本企業を含め活発化している。
※石油に比べ7分の1※
シェールガスの開発拡大は、米国のガス市況の低下というかたちで石化の競争力向上につながっている。足元の天然ガス市況は100万BTU当たり約2ドル。BTU換算で原油価格と対比すると、2005年までは天然ガス価格の方が高いケースが見受けられたが、10年以降は同10ドル以上の差がつくことが当たり前となり、年々その価格差が拡大している。現状の価格水準は石油の7分の1程度で推移。米国クラッカーのエタン使用比率は6割以上に達しているといわれる。
原料価格の低下を受け、1990年代後半以降に停滞気味だった石化産業は完全に息を吹き返した。わずか数年前までは、ポリエチレンなどの輸入国に転じるとみられていたが、今やその心配はほとんどない。
※20年までに800万トン※
こうした動きは革命の第1期。第2期ともいえるのがダウ、シェル、シェブロンといった米国を代表する石油・石化企業グループが、シェールガス・オイルそのものを原料として使う大型石化計画だ。その規模は17年までにエチレンベースで600万トン、20年までに800万トンともいわれ、ダウやフォルモサはプロパン脱水素法プロピレン(PDH)計画も打ち出している。
米国石化産業の拡大が競争力に優れるフィード付きで進むとき、世界市場への影響はどうか。成長率が米国で年2%程度、中南米で5ー6%と仮定した場合、実は800万トン程度の供給増は域内で消化されてしまう。しかし、ガス価格次第では一段と新増設が実行される可能性があるうえ、一時は縮小も予測された米国で生産増が進むインパクトは少なくない。
誘導品によってはアジア地域への流入が増える可能性もあり、市場からの撤退を余儀なくされるプレーヤーも出てくることになるだろう。三菱化学が「当初の見込みより1年早く14年に鹿島のクラッカーを1基停止する」(小林喜光三菱ケミカルホールディングス社長)ことを決めたのも、シェールガス革命の進行と決して無縁ではない。
※競争力向上に期待※
しかし逆に考えれば、割安なガスをフィードとして活用できれば競争力を大いに高められる。実際、技術力や市場プレゼンスなどから世界で戦っていけると判断した誘導品に関しては、日本企業も同ガスへの関心を隠さないでいる。クラレがポリビニルアルコール(PVA)で米国に進出するのも現地の原料コストを意識したものだし、三井化学は特殊ポリエチレン(PE)、三菱レイヨンはメチルメタクリレート(MMA)の新設を構想し始めている。日本触媒もアクリルチェーンの現地生産拡大を検討しているようだ。総合商社も自社で権益を保有するガス・油田とこれらメーカーとを結びつけ新ビジネスを創出しようと虎視眈々と狙っている。
シェールガス台頭以前と以後では、化学メーカーの取る戦略は違ったものとなってきた。その結果、世界の化学産業界もこれまでとは異なる様相をみせていくことになるだろう。
(了)
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