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化学・薬品産業総合スレッド

1009荷主研究者:2012/07/25(水) 23:40:52

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120626301.htm
2012年6月26日03時51分 北國新聞
成長へ「医」分野シフト 富山の製造業

 富山の製造業で、医薬、医療機器市場を開拓する動きが広がってきた。機械メーカーのスギノマシン(魚津市)は加工機を納めた県内の医薬品メーカーと営業面で連携し、大手製薬企業への拡販に乗り出した。電子部品でも医療機器用の国際規格を取得した製品を増やす企業がある。経済情勢に左右されにくく、安定した需要の見込める「医」分野へのシフトで収益確保を図る。

 スギノマシンが営業で連携するのは、医薬品原料などを製造する立山化成(射水市)。同社が富山工場内で約10億円をかけ、9月に完成させる新精製棟に粉砕加工機を納めた。立山化成側は取引のある国内大手医薬品メーカーから工場見学を受け入れ、スギノマシン製の粉砕加工機を紹介して売り込みのきっかけとする。スギノマシン側は、ほかの医薬品メーカーからの受託生産依頼を立山化成に取り次ぎ、相互協力していく。

 スギノマシンは粉砕加工機について、今期は医薬品向けで5台、来期には10台の受注を目指す。同社ではこのほか、医薬品原料などを混ぜて気泡を取り除く「攪拌(かくはん)脱泡機」や、加工機械の洗浄装置などの拡販も進める。

 担当者は「医療・医薬は人の健康に関わる産業で、底堅い需要が見込める。今後も強化して変動の大きい自動車向けからのリスク分散を図っていきたい」と話す。

 「医療機器は用途に応じたカスタムメードの時代だ。これから高精度の加工ができるマシニングセンタの需要は伸びていくだろう」

 こう予測するのは工作機械メーカー、キタムラ機械の北村彰浩社長だ。同社では販売している工作機械「マシニングセンタ」の全機種が医療機器製造に対応している。人工骨やペースメーカー、カテーテルなどの加工ができ、今後も「医」分野で受注増を見込む。

 海外メーカーとの厳しいコスト競争にさらされる電子部品業界も医療分野に目を向ける。スイッチング電源のコーセル(富山市)は、医療機器向けの電源製品を増やしていく方針だ。現在、新たに2シリーズの市場投入を計画する。

 心電図検査や内視鏡などの医療機器は利用者の感電を防ぐため、漏えい電流を抑えることが求められ、使用する電源は欧米の国際安全規格を取得する必要がある。福村恵一社長は「医療機器は少量生産で、信頼性も求められる分野。高い技術力で応えたい」と強調する。

 富山県では昨年10月に県が企業、大学研究者などによる「とやま医薬工連携ネットワーク」を発足させ、官民挙げた参入の動きが加速している。同ネットワークでは今年度から医薬品、医療関係者側の製品ニーズをくみ取り、製造業の進出支援に役立てていく。


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