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民主党スレッド

6686チバQ:2010/07/15(木) 23:41:17
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 とにかく選挙が三度のメシより好きで、夫婦の会話も政治ネタ中心というから、ちょっと変わっている。「そうかしら。私、お茶をやってるんです。禅宗でしょ。執着しない心、年をとるにつれ、わかってくるわね。モノも地位も名誉もいらない。元気で選挙ができたらそれが一番、こんないいことない。いろんな人に出会えて」。参院選敗北の伸子流総括はこう。「去年の衆院選で勝ちすぎちゃったからね。まあうちの地力、こんなものよ。1人区でボロ負けしたでしょ、県会議員や市会議員がほとんどいませんから。来年の統一地方選、本気になってやらないとダメよ」

 なんとも冷静な観察眼、そして次を見据えている。まるで幹事長。そういえば、前幹事長の小沢一郎さんの行方がようとして知れないとか。「おもろいねえ、あの人。めっちゃ好きです。顔出したくないのよ、シャイで。私、選挙のやり方、小沢さんそっくりなの。川上からやれ、1日50カ所、つじ立ちやれ。まったく同じ。私もやってます! やってなかったら、ここまできてません! でも小沢さん、あそこまで行った人なのに、まだまだやりますよ。9月の代表選で菅がやられるかも」

 ほろ酔いで舌が滑らかになったとはいえ、聞き捨てならぬ発言である。ケムに巻かれている気もするが、舌はさらにすべる、すべる。「公邸に引っ越したとき、9月までの洋服とか着物しか持って行ってませんよ。冬物なし。公邸のことを私、首相の社宅って呼んでいるんです。だからリフォームもしてません。社宅ってそうでしょ。すぐ吉祥寺の自宅へ戻らなきゃならないかもわからないし。可能性高いわよ……」。ガハハと豪快に笑い、おちょうしがどんどん空になっていく。情けないことに、インタビュアーのこちらが酔っ払ってきた。

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 さっきからカウンターの向こうでおかみさんが興味津々である。しばしインタビュアーをバトンタッチした。野菜の煮物、アジの南蛮漬けをつまみながら、話題は永田町暮らし。「光熱費もかからないし快適だけど、生活するのは不便ね。買い物に行けないでしょ。この30年、生活クラブ生協に入っていて、公邸に配達してもらうことにしたの。でも、こんなケースは初めてらしく、危険物のチェックのため、保冷剤入りの発泡スチロールの容器に赤外線を当てたり、そりゃもう大変よ。自宅だったら、玄関先に積んでおいてもらえるのに、留守にしないでと注意されたり」

 ごく普通のおばさん感覚である。選挙中の応援演説では消費税論議について「食料品は課税してほしくないと菅に言っています」と述べてもいた。だが、家庭内野党の声は選挙民には伝わらず、大敗した。消費税率アップはもとより、モットーに掲げた<強い経済、強い財政、強い社会保障>の解説もどうもぴんとこない。なぜ菅さん、こんなことを自信満々に語りだしたのだろう? しかも唐突に。あれこれ考えていて、ふと思い当たった。高校のころ、クラスでたったひとり数学の難問が解けて、有頂天になっていた同級生に似ているな、と。

 「そんな感じする。解けたから世の中、どう変わるかってことよ」。気がつけば、一升瓶がカラになり、二升目もあと少し。こちらはもはやノックアウト寸前、伸子さんはというと、けろっとしている。「菅も強い。学生時代、2人は酒の神・バッカスで結ばれましたから」。伸子節のパワーは衰え知らず、もう一軒ハシゴした。夢見心地の頭に残った言葉がある。「菅直人が首相になること自体、日本中が小粒になったことのあかしよ。永田町も草食系ばかりだし。人間を育てないといけないわね。教育なのよ、結局は」


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