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民主党スレッド

6088名無しさん:2009/12/28(月) 21:12:29
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【記者想走09】政権交代 変わる政治風景
2009年12月28日


県も「陳情一元化」のルールに沿い、谷本正憲知事が民主党県連に来年度政府予算の要望を伝えた=6日、金沢市内

◆今こそ1票の意味を◆


 今月20日、旧県庁の再開発計画で取り壊される県広坂庁舎を利用する市民団体のメンバーらが「建物はまだ使える」と方針変更を訴える集会を開くと聞き、取材した。


 県が再開発構想を策定して既に2年半。「なぜ今?」。私のぶしつけな問いに答えてくれた、ある参加者の言葉にはっとした。


 「政権交代が実現したことで、自分たちも声をあげていいと思った。去年までは何をしても駄目だと思っていた」


 政権交代は何を変えたのか――。県政担当として、日々の出来事を慌ただしく追う中で見落としていたものを、教えられた気がした。


 “政治主導”を掲げる民主党のもと、中央省庁への予算陳情など、見慣れた政治の風景は県内でも一変した。


 民主党は、省庁への直接の陳情を「利権の温床になる」と原則廃止。党県連に窓口を一本化した。県建設業協会、県農協中央会……。これまで自民党を支えてきた有力団体が、県連を相次いで訪れるようになった。


 今月5日、金沢市内の県連事務所で農業関連の集団陳情があった。わずか8坪の部屋は、県連代表の一川保夫・参院議員を取り囲む30人近い陳情者の熱気に満ちていた。


 自治体のトップから食育に取り組むグループまで、畑違いの人々が、「陳情一元化」の号令で肩を寄せ合う光景は新鮮だった。部屋の狭さとのギャップも、変化の急激さを表しているように見えた。


 だがそれは半面、「霞が関詣で」が「民主党詣で」に置き換わっただけとも言える。要望の吸い上げを独占する体制は、一歩間違えば独善に陥りかねない危うさもはらむ。


 「これからは要望だけでなく、説明が必要になるね」。谷本正憲知事が今月、国交省などへの陳情を果たした後にもらした感想は、そのまま民主党にも当てはまる。


 「政治を変えたい」という有権者の思いがうねりとなって実現した政権交代。だが、そんな流れに水を差しかねない動きが、当の民主党から出始めているのが気になる。総選挙であれほど「変化」を強調した県連が、来春の知事選では党是の多選禁止にあっさりと目をつむり、谷本知事の5選出馬に乗った。


 多選の是非について県民に開かれた形での検証もなく、幹部が非公開で議論した末の答えが「経験豊富」では説得力に乏しい。政治主導の金看板が“選挙主導”にすり替わっては、党の存在意義そのものが問われる。


 8月の総選挙の熱気が去った今こそ、あの1票に込められた意味を、私たちも民主党も、もう一度考えてみるべきだろう。


(矢代正晶)


=おわり


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