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民主党スレッド

5226チバQ:2009/09/13(日) 00:00:09
 ●かつて「巨人、大鵬、自民党」 「選挙は祭り」地盤固め

 「厳しか。自民党の下野を覚悟せないかんかもな」。6日夜、福岡県久留米市の郊外。自民党支部の関係者が行きつけのすし店に顔をそろえた。

 地方議員、建設業者、専業農家、公民館長…。中選挙区時代から自民党の選挙を支えてきた面々だ。「巨人、大鵬、自民党、じゃったけどな」と50代の農業男性は嘆く。

 高度経済成長期。地元の建設業者は、自民党の候補者陣営に差し出す名簿の数を競った。陣営は名簿に載った世帯に1軒ずつ電話をかけた。手応えがあれば「実」。なければ「空」。その実績に応じて、公共工事が業者に割り振られた。建設業者は「ある意味、公平な成果主義だった」と振り返る。

 農家の若手も選挙戦に欠かせない実動部隊となった。街頭のポスター張りは、1枚80円から100円の報酬が相場。豊富な資金力を誇る党本部から両面テープなどの備品が大量に届いた。それらを節約して余らせ、地元の文房具店に原価以下で買い取らせた。店はもうかり、陣営若手の飲み代になった。

 選挙は「祭り」。どの事務所も「飲ませ、食わせ」が当たり前の時代があった。酒や炊き出しの材料は、地元の店で買うのがしきたり。酒店が3軒あれば、それぞれ平等に数ケースずつビールを買う。それが地元への気配りだった。

 ●今は「面従腹背」… 甘言だけ「一度痛い目に」

 時代は変わった。事務所で使う文房具は、100円均一の店やインターネットで調達する陣営も多い。炊き出しは消え、コンビニやチェーンの弁当店を利用する。

 もちろん酒はご法度。1994年の公職選挙法改正以降、候補者本人以外でも悪質な違反があれば当選は無効となる。

 地元議員の一人は「すべてがドライになった」とも言う。地域経済を潤してきた公共工事は激減。兼業農家が増え、後継者がいない農家も多い。候補予定者の集会に動員を掛けても、若手はなかなか集まらない。

 規制緩和も影を落とす。スーパーや郊外の大型店に客を奪われ、地元の商店街は壊滅状態。自民党の支持基盤が揺らぐ。

 古株の自民党員が集まったすし店の近くには、数件の造り酒屋がある。日本酒に赤く顔を染めた地元議員がつぶやいた。「全国的に一時期、混ぜ物の多い甘ったるい日本酒が増えただろう」。その結果、日本酒離れが進んだ。

 「自民党も同じようなことをしてきた。甘い言葉で国民をごまかし、一生懸命に仕えてきた農家をだまし続けた。一度、痛い目に遭えば、愚直な政治をせないかんと気付くじゃろう」

 構造改革、格差拡大、地方の切り捨て…。鳩山氏は「ドライな社会を変える」とうたう。

   ■   ■

 福岡県大川市。自民党県議の秋田章二氏(59)は開業医でもある。

 「自民党を頼むよ」。診察を終えた患者に声を掛けても、反応は芳しくない。特に子育て世代。「自民党が好かんとか、政治に無関心というわけでもないんやけどな」。育児や教育に関係する政策、その財源について説明すれば、母親たちは身を乗り出して聞く。

 「それで自民党をよろしくと頼むと、急に皆、しらけたような表情になる」。政権を任せられるのは、どの政党か。有権者は一見、冷めているようでいて、じっくり見極めている。秋田氏の目にはそう映る。

 地元の医師連盟は今回も自民党を推す。しかし‐。「今度は民主党」。秋田氏の周囲でも、そう公言する医師が少なくない。

 「面従腹背。ずっと自民党を支えてきたあらゆる組織にそんな空気がある」。鳩山氏と戦う民主党前職、古賀一成氏(62)の陣営幹部は、こう見ている。

 鳩山氏の陣営関係者は言う。「だから地道に選挙区を回り、一人でも多く握手するんだ」

=2009/08/15付 西日本新聞朝刊=


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