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自公保観察スレ

912とはずがたり:2004/12/29(水) 12:11
社説:旧橋本派 そして「繰越金」が残った
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20041229k0000m070144000c.html

 田中角栄元首相以来の流れをくむ自民党最大派閥、旧橋本派の命脈が尽きようとしている。後継会長を決められないまま年を越すことになった。

 数がすべてと拡大路線に走り、派内では所属議員を競争させ首相候補を輩出する一方で、さまざまな族議員も養成した。どんな陳情にも応じることのできる「総合病院」と称され、反対する外部の勢力には「一致団結箱弁当」と言われるほど結束して対処してきた。

 自民党政治の象徴だったこの派閥が落日を迎えたのは、小選挙区制が定着し、選挙の公認権や資金の配分を党執行部が握るようになってからだ。加えて、この派閥を嫌っていた小泉純一郎首相が「自民党をぶっ壊す」と言って登場して以来、従来の自民党的人事システムや政策決定の慣行を壊した。

 こうなると、派閥は共通の目的意識を持った集団というより、単なる数として存在しているだけとなった。

 昨年の自民党総裁選で、旧橋本派は派内対立が表面化、候補を一本化できなかった。小泉首相支持に回った所属議員は「毒まんじゅうを食べた」とののしられ、グループの崩壊に拍車がかかった。

 とどめを刺したのが、日本歯科医師連盟からの1億円ヤミ献金事件である。庶民には途方もない額だが、会長だった橋本龍太郎元首相は、たかがと思ったのだろう。授受の記憶もさだかでない。本紙の万能川柳でも「歯に賄賂(わいろ)挟まったよなしゃべり方」(水野タケシ)と皮肉られた。

 この事件の後始末は済んでいない。事件で起訴された村岡兼造元官房長官は初公判で、かつての盟友たちを名指しして恨みをぶつけた。関係者は罪をなすりあっているが、これほど発言がいろいろなのだから、だれかがうそを言っている。来年の通常国会では、名前の挙がった人すべてをトコトン証人喚問しなければ、国民の気持ちはおさまらない。

 03年の政治資金収支報告書によると、旧橋本派には約23億円の総収入があった。そのうち総支出は5億円弱なので、帳簿上は差し引きした約19億円が繰越残高として残っていることになる。しかし、派閥幹部や会計責任者は「繰越金はほとんど残っていない」と証言している。

 カネはどこに消えてしまったのだろう。だれかが持ち逃げしたのでなければ、領収書の出せない目的に使われたのだろう。これこそ「毒まんじゅう」だ。

 日歯連からの1億円だけでなく、旧橋本派には「いろいろ」なカネが集まっては、どこかに消えていったらしい。

 同派関係者は来年の政治資金報告書提出に当たって、どうやって繰越金のつじつまを合わせたらいいのか、頭を抱えているという。19億円分の領収書をかき集めなければならないこんな状況では、だれも派閥の会長になりたがらないわけだ。
毎日新聞 2004年12月29日 0時06分


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