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自公保観察スレ

8736チバQ:2013/08/26(月) 20:51:55
政局勘が課題


 官房長官就任までは「暴れん坊」の印象が付きまとった。本会議採決の「造反」常習犯であり、当時の首相、森喜朗を降ろす平成12年の「加藤の乱」に加担したこともある。


 他党との接触もマメだ。20年3月、のちに首相となる野田佳彦(民主党)を共同代表に担ぎ、「せんたく議員連合」の発足に奔走。「官僚政治からの脱却」を掲げ、政権奪取の可能性が高まっていた民主党とのパイプづくりに励んだ。

 政権復帰前から、憲法改正で考え方を共有する日本維新の会共同代表の橋下徹との関係構築に汗を流した。維新とつながりの深い元経済企画庁長官、堺屋太一を内閣官房参与に起用するよう安倍に進言、「官邸と直結する」と久しぶりに橋下を喜ばせた。

 安倍政権の支柱であることは言うまでもない。それだけに、政局勘が課題となる。20年秋、首相に就任したばかりの麻生が衆院解散を検討していたのを、先送りするよう進言し、翌年の衆院選で自民党は惨敗した。菅の進言が政権の命運を左右する。

 安倍からの信頼は、「首相」という野心をみせず黒子に徹する姿勢にある。ただ、複数の派閥を渡り歩き、「加藤の乱」後は元幹事長、加藤紘一と別行動を取るなど政治行動が定まらない一面も否定できない。

 3年後の「ダブル選挙」まで、菅は安倍に仕え続けているか。=敬称略

(山本雄史)





 7月の参院選で衆参のねじれが解消し、永田町は久しぶりの「静かな夏」を迎えた。この間、政権や野党の有力者は秋以降の政局をどう描いているのか。5人に焦点を当てて連載する。





【プロフィル】すが・よしひで

 昭和23年、秋田県生まれ。64歳。高校卒業後、「集団就職」で上京。国会議員秘書、横浜市議2期を経て、平成8年に衆院神奈川2区から出馬し初当選。連続6期。18年、第1次安倍内閣の総務相、郵政民営化担当相で初入閣。衆院議院運営委員会筆頭理事、自民党幹事長代行などを歴任し、24年、第2次安倍内閣で官房長官、国家安全保障強化担当相に就任した。


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