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自公保観察スレ

8734チバQ:2013/08/26(月) 20:50:07
政権のアキレス腱?


 こうして、安倍の「後見人」としての立場を着々と固めつつあるように見える麻生だが、必ずしも安倍の意見と完全に一致しているわけではない。

 その最たる例が消費税率の引き上げ問題だ。麻生は「決めるタイミングは早い方がいい」と、消費税増税法通り来年4月に8%への引き上げの流れを作ろうと動いた。これに対し、安倍は慎重だった。

 首相の経済政策ブレーンの内閣官房参与、本田悦朗らは「デフレ脱却の妨げになりかねない」として引き上げの先送りや、毎年1%ずつの引き上げなどを唱える。増税の是非の判断をめぐり今後、「安倍−麻生ライン」に亀裂が生じる可能性も否定できない。

 一方で、歯に衣(きぬ)着せぬ発言が売りの麻生に対し、「政権のアキレス腱(けん)になりかねない」(自民党中堅)との懸念は消えない。

 7月29日の講演で憲法改正にからみナチス政権を引き合いに出した発言は、その不安が的中した形だ。自民党が参院選で圧勝し安定した政権基盤を手に入れた直後だったことに加え、追い込み態勢の2020年夏季五輪の東京招致にも影響が出かねないため、官邸は火消しに躍起になった。

町村派と摩擦も


 麻生は自民党麻生派(34人)と大島派(13人)との合併を模索。実現すれば党内第3派閥になり、領袖(りょうしゅう)としての発言力も増す。派閥勢力の拡大路線は安倍政権の党内基盤を固める狙いがあるようだが、党内には「ポスト安倍」への布石と見る向きもあり、安倍の出身派閥の町村派(87人)との摩擦も起きかねない。

 そうした中で、麻生は毎週木曜日に開く派閥例会で「党内で意見の違いはあるが、一致団結して決めたことは素早く進めていくことが大切だ」と訴え、党内の結束を呼びかける。党の支持団体から大会などに呼ばれても、安倍が出席するときは参加を控えている。

 ただ、安倍を立てる麻生の振る舞いは、かえって野心を覆い隠すためのポーズのようにも映る。

 安倍も閣僚の一人に「麻生さんの顔は必ず立てるように」と指示。フェイスブックにツーショット写真を掲載する気遣いをみせる。

 2人の蜜月関係は今後も続くのか。安倍−麻生ラインが政権の命運を握っているのは間違いない。(坂本一之)=敬称略

      ◇

 ■あそう・たろう 昭和15年、福岡県飯塚市生まれ。72歳。学習院大政経学部卒。射撃でモントリオール五輪に出場。麻生セメント社長や日本青年会議所会頭を務め、54年に衆院旧福岡2区(現福岡8区)から出馬し初当選。当選11回。経済企画庁長官や総務相を歴任し第1次安倍内閣では外相。自民党幹事長を経て平成20年、第92代首相。今年7月には夏季五輪の東京招致でスイスでのプレゼンテーションにも参加。


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