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自公保観察スレ

8721チバQ:2013/08/05(月) 22:19:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130804/stt13080423250006-n1.htm
派閥も「1強」鮮明 なお水面下で新人争奪戦 首相「派閥と相談すること、もうしない」
2013.8.4 23:23 (1/2ページ)
 参院選で圧勝した自民党内で、派閥による新人議員の争奪戦が過熱している。各派は先週、選挙後初の会合を開催して新人を紹介したが、いまのところ9人を確保した安倍晋三首相(総裁)の出身派閥、町村派の独り勝ち。他派閥を大きく引き離す87人に膨らみ、「1強」が鮮明になった。だが、膨張した派閥が政権への発言力を強める可能性があり、首相も無視はできない。(岡田浩明)

 町村派が1日夕、都内の中華料理店で開いた総会。会長の町村信孝元官房長官は上機嫌であいさつした。

 「9人が加わって数は増えたが、国家国民のために気を引き締めて、おごらずにやっていこう」

 総会には、参院選で当選した新人9人のうち8人が出席した。会合後、塩谷立元総務会長は「極端に活動をしているわけではなく、自然と集まってもらった」と記者団に強調した。

 町村派は新人37人の4分の1を囲い込んだことになるが、これでも控えめだという。町村派関係者は「他派閥とのバランスを考えて新人は9人で打ち止め。数は増えてもリーダーがいないのが問題だ」と語る。

 派閥形成の一義的な目標は領袖(りょうしゅう)を党総裁=首相にすることであり、安倍首相の「次」が見当たらない町村派も他派に配慮せざるを得ないというわけだ。

 自民党は昨年12月の衆院選前の野党時代、衆院117人、参院83人の計200人だったが、衆院選、参院選に連勝した結果、国会議員数は倍増し、計408人の大所帯となった。参院選では各派も軒並み規模を拡大したが、新人議員の加入では町村派の9人が断トツで、現時点で3人の額賀派を除く中小派閥は1人にとどまる。

 1日の派閥総会に新人1人が出席した岸田派(会長・岸田文雄外相)では、古賀誠名誉会長が町村派の“増殖”を意識してか、「他にも若い同志が加入してくれる。会長を中心に努力しているから、私も楽しみにしている」と、新人獲得に期待感を表明した。

 水面下での争奪戦のターゲットとなっているのが、自民党参院議員の中村博彦氏の死去に伴い、繰り上げ当選するプロ野球巨人前監督の堀内恒夫氏だ。二階、石原両派が派閥入りを働きかけているようだ。

 かつての派閥は、首相を目指す領袖がカネとポストを所属議員に配分することで結束を高めてきた。派閥解消論は絶えないが、長期政権が予想される安倍政権下で「派閥も長期安定運営ができる」(自民党関係者)だけに、「数の力」を人事での影響力につなげたいのが本音だ。

 首相は7月22日の記者会見で「派閥全盛時代は大臣も副大臣も政務官も委員長も全部、派閥代表者が出てきて相談して決めていた。もうそんなことはしない」と述べたが、理念の一致を伴わない派閥の増長に神経をとがらせているのは間違いない。最近、親しい議員から価値観外交を理解する派閥横断グループの結成を促され、「その通りだ」とうなずいたという。


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