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自公保観察スレ

7162名無しさん:2010/08/03(火) 03:24:16
山梨で動いた公明票

 7月14日付の読売新聞山梨県版に注目すべき記事が掲載されている。同紙が実施した参院選の出口調査によると、公明党支持層の約2割が輿石氏に投票しているというのだ。1999年の小渕第2次改造内閣から2009年の下野まで10年弱におよぶ自民、公明連立の歴史からみれば、固い公明党支持層が自民党ではなく、敵対勢力である民主党候補に流れるというのは考えにくい。
 また、総務省が公表した「第22回参議院議員通常選挙結果調べ」によると、山梨県での比例代表への投票で政党名「公明党」への得票数は36745票にのぼっている。前回参院選では21431票にすぎず、実に1.7倍以上に増加した。
 ここからひとつの推論が導かれる。つまり、山梨県では、民主党と公明党との間で、「選挙区は輿石、比例は公明」という取引が成立し、具体的な投票行動につながった可能性があるのだ。実際、読売新聞は、輿石氏陣営幹部が複数の公明党議員を訪ね歩いて、選挙協力を打診したとしている。輿石氏と公明党との関係緊密化と輿石氏の民主党参院議員会長4選、さらに、公明党の山口那津男代表が参院議長人事に関して「比較第1党が議会の要職を占めるというルールは確立している」と、民主党からの選出を後押しした発言……これらをつなぎ合わせると、将来の民主―公明連立という構図が透けて見えてくる。
 山口氏は7月15日の記者会見で、個別の法案ごとに他党との連携をもくろむ民主党に対して次のように述べている。
「われわれは政権の迷走にレッドカードを突きつけて批判した。迷走を起こさない体制が何ら確認されていないのに、個別の問題でわれわれが対応することはない」
 民主党との連携の否定である。だが、この発言は注意深く聞く必要がある。批判の矛先は迷走中の菅政権に向けられており、迷走しない体制、つまり菅体制ではないしっかりとした別の体制を築けば、連立もあり得るというふうにも聞こえるからだ。
 一方、民主党の連携相手として想定されるもうひとつの政党がみんなの党である。7月11日夜、参院選開票が進む中、渡辺氏は民主党との連立について、テレビ番組で次のように否定した。
「菅さんはあっち行ったり、こっち行ったり。ぶれまくっている。こういう口ばっかりの人に結婚しようって言われたって、これはちょっと断るのが筋じゃないですか」
 これも聞きようによっては、菅首相が交代すれば、民主党と組む可能性があるというふうに聞こえる。
「菅首相でなければ組める」。実際に、公明、みんなの党周辺からはそういう声が漏れてくる。この空気が民主党に伝播すれば、「菅首相さえ退陣すれば、他党との連携がうまくいき、国会運営もうまくいく」という声が党内で広がることになるだろう。これが、9月の民主党代表選で菅首相の対抗馬擁立を模索する小沢系議員たちにとって追い風であるのは間違いない。
 
フォーサイト・ウェブサイト「深層レポート・日本の政治209」より


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