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自公保観察スレ

6336名無しさん:2009/10/13(火) 20:06:40
>>6335

 政治学者の姜尚中さんは総裁選後、コラムで次のように論評している。

 <自民党のアイデンティティーは次の三つに分けられます。利権の再分配による日本型社民主義、小さな政府を志向する親米タカ派、戦後のケインズ的な福祉国家の流れをくむ保守リベラル。……谷垣氏の立ち位置は3番目でしょう。……この状況では谷垣路線と民主党の違いが見えにくく、ともすると自民党が完全に埋没してしまう恐れがあります>(「AERA」10月12日号)

 「うーん。どうでしょうかねえ。まあ民主党が何をしようとしているのか。ハッキリしているのは、選挙で言えば相当程度、労働組合に依存した党だと思うんです。我が党と明らかに違うところ」

 いやそんな話でなく、実は民主党と、目指すところが近いのでは? 「民主党が何を目指しているのかよく分からないんですね」

 大将なのに、敵を知らずして戦うというのか。確かに、先の総選挙で最大の争点は、政権交代の是非にあった。現実に政権が代わった今、民主党との間にどんな対立軸があるのだろう。

 「例えば民主党が子ども手当、最低保障年金といろんなことを手がければ福祉の水準が高くなり、税金もたくさんいただきますよとなるはずです。でも、4年間は消費税について触れない、無駄を省いてやると言う。大きな政府で行くのか、小さな政府なのか。民主党政権の性格がはっきりしないと、対立軸は非常に言いにくいところがある」

 このところ現実政治の壁にぶち当たった感のある民主党。でも谷垣さん、与党時代に堂々と「消費税10%」を唱えていた。それこそが対立軸になりそうだが、相手の出方待ちに聞こえる。野党としてあるべき姿勢は?

 「やはり野党の主たる戦場は国会論戦。政策を錬磨して、与党と向かい合っていくのが大事です。政争のための政争では、多くの国民に愛想を尽かされる。確かに、是々非々では弱い、との意見もあるかもしれない。でも、根本にあるのは国民生活をよくするということです」

 月末に向け、参院補選に臨時国会と政治日程は目白押しだ。党内をまとめ、巨大与党と対抗する。谷垣さんを待つのは、まさしくいばらの道になりそうである。任期は3年、やりきる覚悟はあるのか?

 「そらあ、当然でしょう。任期をしっかり全うして、その間にできることはビシッとやると。当然ですね」

 思えば谷垣さんが最初に出馬した06年以降、自民党総裁選は秋の風物詩と化した。まずは重責を放り出さない、こんな当たり前のことを淡々とこなすだけでも、今の自民党にとっては再生の第一歩かもしれない。

 あっという間の30分だった。取材を終えて党本部を出ると、一度上がったはずの雨がぽつり。また降ってきた。

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 ■人物略歴

 ◇たにがき・さだかず
 1945年生まれ。東京大法学部卒。弁護士を経て、83年に元文相の父専一氏が急死したのに伴い、旧京都2区(現京都5区)の衆院補選で初当選。以来連続10期。財務相、自民党政調会長、国土交通相を歴任した。09年9月、党第24代総裁に就任。


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