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自公保観察スレ
504
:
とはずがたり
:2004/07/11(日) 02:33
近聞遠見:中曽根の「月旦」赤裸々に=岩見隆夫
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20040710ddm003070087000c.html
<人物月旦(げったん)>
ほどむずかしく、面白いものはない。<月旦>は、後漢の許劭(きょしょう)が毎月はじめ、郷里の人々の批評をした故事からで、人物評のことである。
小泉純一郎首相の月旦も、就任から3年余の間多彩にくりひろげられ、参院選最終日のきょうも、全国あちこちで、
「小泉さんは……」
が聞かれるはずだ。縦横に切り刻まれるのは首相の宿命だが、すきっとはまるのはめったにない。批評する側の人物鑑識眼も同時に試される。これまでの秀逸は、
<瞬間タッチ断言型>
だろうか。直感力に優れ、パフォーマンスにも秀でて、物事を瞬間的にとらえ、結論だけを言うことにかけては天才的。しかし、しょせん瞬間芸で、そこには思想、哲学、歴史観がみられない。中曽根康弘元首相の小泉月旦だ。
投票日の前日だから、小泉だけのこれ以上の批評は差し控えたい。ところで、中曽根の新著「自省録−−歴史法廷の被告として」(新潮社刊)には、<人物月旦 戦後日本の政治家たち>の章が設けられ、小泉の先輩12人が登場する。
<職業を政治に選んだ一人の人間の遺言とも呼び得るものでしょう>
と中曽根は<あとがき>に記しているが、月旦も10年前ならこれほど直截(ちょくせつ)、赤裸々に綴(つづ)られなかったのではないか。86歳の筆ならでは、である。
ことに一人の実力者の二面性、三面性の描写に強く魅(ひ)かれる。当時の政治背景まで彷彿(ほうふつ)として、興味尽きない。なかでも、吉田茂−−。
<ふてぶてしいというか、非常に豪快で無欲の面も見せた。しかも、パフォーマンスがうまい>
と中曽根は書く一方、
<大物のように見えて、実は意外に太刀を使わないで短刀を使う、つまり小技を弄(ろう)するところがあった。「戦力なき軍隊」などと安直なレトリックでごまかしていた>
と酷評する。
<本質は、政治的にはオポチュニスト、便宜主義者でした。日本の運命よりは、その場その場の政争に勝てばいいという官僚的現実主義者の傾向が強く、その狡(ずる)さに私は嫌悪感を持っていた>
とはいえ、占領下。
<国民の目にはマッカーサーに対して卑屈でない、国士と映っていた。その一方で、狡猾(こうかつ)な人で、マッカーサーの虎の威を借りていることがあからさまでした。お芝居のいい共演相手、見事に役回りをこなしていた。状況適応主義の習性が非常に強くあった>
吉田嫌いが偲(しの)ばれる。岸信介・佐藤栄作兄弟については、
<岸さんは政治家としての人生を賭して、大勝負をやる人でした。明治維新の志士のように志が高かった。これに対して、佐藤さんは狡いズルシャモ型長州人とでも呼べましょう。しかし、2人とも武士の風格を持っていた>
同期の田中角栄。
<田中君は池田(勇人)と佐藤の二つの梯子(はしご)を上手に並べて両方に足をかけて登り、のし上がっていったのです。世故に長(た)けた、処世に器用な人だった>
辛口の月旦が続く。<角福>の総裁選(72年7月)のとき、中曽根は田中支持に回り、
<田中君はとにかく喜んで、「いずれ恩を返す」と言っていた。それは、10年後に私が自民党総裁になるときに実行されたのです>
とも明かしている。
中曽根が首相を退いて17年、小泉は11人目の首相になる。それくらいの時間を経てはじめて、核心に迫る月旦も語られる、ということだろう。(敬称略)=毎週土曜日に掲載<え・西村晃一><題字は新川晴風>
………………………………………………………………………………………………………
岩見隆夫のホームページは
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/
毎日新聞 2004年7月10日 東京朝刊
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