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自公保観察スレ

2442小説吉田学校読者:2006/09/29(金) 23:23:53
(続き)
松岡農水相、私は嫌いだし、政治家としても補助金中心主義で支持しませんが、「恫喝されている人が普段は恫喝している」構造も霞ヶ関にはあるし、大臣官房や官房長関係はバイアスをかけて大臣を操縦してしまう人もいるので、そういうのに乗らないということであれば、「恫喝姿勢」は一概に悪いとは言えないと思う。


 それでは、こうした有力な族議員を迎える省庁の反応はどうか。
 農水省の幹部は「農水の強力な応援団長が来てくれた、という思いはあるが、かつて大声で怒られた記憶が消えない。農水族がトップになって予算が簡単に増えるわけもなく、やりやすいかと聞かれれば微妙だ」と複雑な心境をのぞかせる。
 別の幹部は「野心家なので、すぐにも実績を安倍首相に示したいはず。来年には参院選があり、目に見える施策をすぐ出せと言われるだろう。かなり厳しいことになりそう」と警戒心もにじませる。
 農林水産業への就業者増を狙った支援を大幅拡充して予算要求している「再チャレンジ支援策」については「族議員が大臣だから有利とは思わないが、そこは知恵の出しどころ」との声も聞かれた。
 経産省のある官僚は、有力な商工族でもある甘利氏の就任について「100%ではないが、省内は大歓迎だろう」と話す。甘利氏が政調会長代理をしてきたことに加え、「エネルギー問題などをはじめ事情に詳しい。持論があり、他の官僚の言いなりにならず、役所と一緒にやってくれるという意味で省内にとって幸運」。
 懸念は「前任の二階氏に比べ、政治力が弱いこと。閣僚の中でどのくらい力を持てるかがポイント」と言い、「業界とのつながりが深いことはメリットだが、特定業者の優遇につながる危険がある」という。
■即応できる力はある
 経済アナリストの森永卓郎氏は安倍内閣の布陣を見て「来年の参院選まで大過なく過ごす暫定内閣」と断言する。
 「経済財政諮問会議の担当大臣には役人を仕切れない民間人を任命し、財務相は早くも消費税アップの一年先送りを言い始めた。参院選までを何とかしのぎ、勝ったら憲法や教育基本法の改正など一気にやりたいことをやる戦略だろう。だから、今回は論功行賞を最優先して借りを返した。結果として族議員が何人も入った」とみる。
 政治ジャーナリストの山村明義氏は「側近で内閣を固め、やれと言えば即応できる体制」と実行力には一定の評価をしながらも、「その割には喜びでいっぱいのはずの側近の間に不安がのぞいているのが気にかかる」と話す。
■競馬ならオッズ20倍
 族議員の閣僚への起用そのものについては、予算削減により影響力行使の場が封じられているとしてあまり問題視はしていない。ただ、「ポスト安倍が見通せないまま政権に求心力がなくなり、政界が予測不可能なカオス状況になった時が怖い。族議員にとっては好機。だれかが昔ながらの利益誘導をやり始めると、あっという間に族議員政治が幅を利かせることになる」と予測。「新政権を競馬になぞらえると、大半の場合、賭け金のすべてを失うオッズ二十倍」と国民にとっては相当に危険度が高い内閣だと警告する。
 漫画家のやくみつる氏は安倍首相について「経済分野をはじめとして専門性に乏しく、補佐官や族議員などに補ってもらう分野が広すぎる。船頭ならぬ補佐役が多すぎて沈没しなければいいが」。「『族議員』の研究」などの著書がある日本大学法学部の岩井奉信教授も、族議員への対応についてこう危惧(きぐ)する。
 「自民党内では郵政以外は族議員の体制は崩れていない。これまでは、小泉さんが人気で押さえ込んできた。それを、官邸主導のチームでやろうとする安倍氏が、どこまで押さえ込めるかが今後の課題」
<デスクメモ> 司馬遼太郎原作「功名が辻」で、主人公の戦国武将、山内一豊が念願の一国一城の主に出世したのは、関ケ原の合戦直前、居城を東軍に差し出して味方した功名だった。何ごともやるからには徹底的ということか。それに比べりゃ、結果が見えていた自民党総裁選での功名争いも、論功行賞の結果も興ざめだ。 (吉)


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