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自公保観察スレ

229とはずがたり:2003/12/18(木) 16:45
選挙結果分析

 というのも前回平成12年総選挙で自民党は、不人気の森首相のもとでの選挙だったこともあって比例区では1694万余票しか獲得することができなかった。ところが国民的人気が高かった小泉首相のもとで行われた平成13年参院選ではいっきに得票を400万票余り増やし2111万票を獲得した。ところが今回の総選挙では同じく小泉首相が拉致問題で人気のある安倍晋三氏を幹事長に起用して臨んだにもかかわらず、45万票ほど得票を減らしているのである。
 これに対し、公明党は、776万票だった前回平成12年総選挙に比べると今回は97万票も得票を増やしているが、平成13年の参院選ではすでに818万票を獲得しており、同選挙と比較するならば今回の得票増は54万票にすぎない。前回参議院選挙と比べて自民党は45万票の得票減、そして公明党は54万票の得票増。差額の9万票は、公明党から推薦された保守新党候補や公明党・創価学会に擦り寄り、「比例は公明」との文書を配布した民主党候補もいたことから、若干の上積みがなされたものと推測することができるので、自・公の得票の増減は、今回の公明党の得票増の主要な部分を占めているのは、バーターによってもたらされた自民党票であることを示しているといえよう。

学会の「支援」は複雑多岐

 これに対して公明党・創価学会側からの自民党候補に対する支援は、全面支援からほとんど支援なしまで、実に複雑な様相を呈していることが選挙結果から窺える。いくつかの例を見てみよう。例えば、ある大手報道機関が創価学会依存度が極めて高く「ランクA」と位置づけていた東京1区の与謝野馨候補や東京2区の深谷隆候補、東京5区の小杉隆候補、栃木1区の船田元候補などは、以下のように前回比で大幅な得票増を果たしている。
 与謝野 90540→103785 +13245 比例復活
 深谷 81923→91926  +10003 落選
 小杉 79609→99618  +20009 比例復活
 船田 91411→123297 +31886 当選
 このうち与謝野候補が当選した東京1区(千代田・港・新宿)で公明党は、今春実施された統一地方選・区議選で30996票を獲得している。もとよりこの得票の中にはフレンド票といわれる非学会員の票も含まれているため、仮に3分の2の20664票を創価学会の組織票として試算すると、東京1区では組織票の66%が与謝野候補に投じられたと推定することができる。
 同様に東京2区では統一地方選で28112票を獲得しており、3分の2の18741票を組織票として試算すると53%を深谷候補に投じたと推定することが可能だ。
 また今回31886票を上積みして返り咲いた船田氏の栃木1区(宇都宮市など)で公明党は、平成13年の参議院選挙比例区で24521票を獲得している。得票増が参院選比例区での公明党獲得票を凌いでいることから、どの程度、創価学会が船田氏に投票したかを推定することはできないが、仮に与謝野氏と同程度の66%程度であれば得票増の約50%、深谷氏と同じ53%程度だとすると得票増の30%強を創価学会票が支えていることとなる。
 自・公連立の盟友として公明党が推薦した山崎拓自民党副総裁は、自身の女性スキャンダル・下半身スキャンダルで大苦戦を強いられ落選。多くの有権者が山崎氏を見限り、前回比25000票も得票を増やした民主党の新人である古賀潤一郎氏に投票したものと思われるが、それでも山崎氏がわずか1331票とはいえ得票を増やしたのは、福岡2区で今春の統一地方選区議選で公明党票31466票を獲得した創価学会が一部の票を回したからと推定される。


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