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自公保観察スレ

2009とはずがたり:2005/08/21(日) 03:33:10

今までの協力は何?都合よく使われた
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news01.asp?c=3&kiji=3912

  衆院解散のきっかけの一つは、郵政民営化法案への特定郵便局長たちの反発だった。県内では、法案に反対した自民党議員は一人もおらず、特定郵便局長OBらでつくる「大樹(だいじゅ)の会」県支部は選挙支援の打ち切りを決めた。「時の組織」のトップは、津久井町の山間部にいた。
(岩波精)

  解散から11日。総選挙の主役はいまも「郵政民営化」。自民党は分裂し、新党までできた。
 
  自民党の職域支部の一つである大樹の会県支部の支部長(77)は戸惑っていた。「自分たちにとって郵政民営化は死活問題。でも、国民全体にとっては、それほどの関心事ではないと思っていたのに……」
 
  首相が解散に踏み切り、こんなに大事になるとは思ってもみなかった。支部長に就いてまだ3カ月ほど。「困った時になっちゃったよなあ」と力なく笑う。
 
  支部長の「郵便局」は宮ケ瀬湖にほど近い、津久井町の鳥屋(とや)地区にあった。町役場から渓流沿いの坂道を車で15分ほど上った場所だ。
 
  祖父の明治時代から続く。支部長は約40年間局長を務め、いまは4代目の息子(46)が継いでいる。
 
  職員1人と局長で周囲の600世帯を受け持っている。だが、過疎の波はきつい。昨年、郵便局の前にあったコンビニエンスストアが閉店した。道路の向かいにある農協の支所は07年に撤退する。近くを走る民間のバス路線も昨夏廃止され、代わりに町営バスが走る。

  「孫にはやらせたくない」と支部長は漏らした。
 
  大樹の会は県内でも集票マシンとみられてきた。会員数は公表されていないが、「県内で4万票」と言われたこともある。国政選挙に限らない。町議選、町長選、県議選と、選挙となれば決まって支部長も地区の顔役となってきた。
 
  解散後、地元町議の言葉にがくぜんとした。「郵政民営化はなんとしてもやめてほしいよ」と支部長が話しかけると、町議には「でも代議士が賛成しているから……」と言葉を濁された。
 
  選挙区の自民党前職は特定郵便局長会の顧問も務めていた。衆院本会議での郵政民営化法案には、ほかの県内議員と同様、賛成票を投じた。「いままでの自民党への支援は何だったのか」と支部長は県内の自民党前職たちに憤る。
 
  県内には693の特定郵便局がある。横浜など都市部の局長を中心に「民営化は時代の流れで、しょうがない。改革はやっぱり必要」という声や、大樹の会が繰り広げてきた政治活動自体にも「自分たちの権益を守るために選挙をするなんておかしい」との批判的な意見もある。
 
  だが、支部長は「地域のために郵便局は必要」という考えを変える気はない。
 
  しかし、自民党前職たちを狙いうちして落とすほどの力が大樹の会の組織にないことも十分に分かっている。
 
  「改革」を声高に叫ぶ小泉首相には、改革を阻む「抵抗勢力」とレッテルを張られた。
 
  「都合のいいところだけ小泉首相に使われている」。支部長の苦悩は深まるばかりだ。

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