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自公保観察スレ

188デモクラット:2003/12/04(木) 00:09
F.ローズヴェルト〜トルーマン政権期の話が本日の講義の対象だったので、その範囲でしかお答えできません。ご了承を。
詳しくは「国際情勢ベーシックシリーズ8 北アメリカ」(阿部斎編、自由国民社、1999)をご覧下さい。

まず、F.ローズベルト政権はニュー・ディール政策で知られますが、これは2期に分けられます。
第1次ニュー・ディール(33〜34年)は、産業復興と失業対策が同時に行われているものの、保守的ケインズ主義傾向が強いです。
第2次ニュー・ディール(35〜36年)は、労働者の地位向上に取り組み、まさに社会的ケインズ主義です。
しかし、戦時色が強まるにつれて保守派(民主党右派+共和党)の強い議会に妥協せざるを得なくなり、
戦争終了まで保守的ケインズ主義が採られざるを得なくなりました。

トルーマン政権は、戦争直後に社会的ケインズ主義が巻き返しを見せたものの、
民主党左派が離党したため、保守的ケインズ主義路線となりました。

結局、個人主義的傾向の強い米国では、北欧のような社会的ケインズ主義は抵抗があるのでしょう。
未だに国民皆保険も実現されていませんしね。


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