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地域綜合スレ

2626とはずがたり:2006/07/13(木) 14:18:16
<北陸・信越>福井県
産廃に反対で単独町制を貫いた池田町であるが,ダムは受け入れちゃったようで。
産廃は生活保護とかしてくれないけどダムは手厚いからねぇ・・・。

足羽川ダム建設:池田町受け入れ 過疎のまち「苦渋の決断」−−杉本町長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000307-mailo-l18

 ◇国や県に振興策要請へ
 足羽川ダム受け入れを7日表明した福井県池田町の杉本博文町長は、会見で終始硬い表情を崩さなかった。平成の大合併にも一線を画し、単独での生き残りを模索する同町にとって、ダムによる集落水没は過疎化に拍車をかけかねない「苦渋の決断」となった。【兵頭和行】
 杉本町長は「不安を抱える水没地域の生活再建、過疎化に拍車をかけかねない池田町への振興策については国、県に連携してもらい、誠実に対応していただきたい」と話し、国や県に地域振興などへの協力を要請する方針を明らかにした。10日に県庁を訪れ、西川一誠知事に正式回答する。
 同町が水没地区など町内7カ所で説明会を開催したところ、住民からは生活再建への不安や過疎化への影響を心配する声が強かったという。移転などの補償はダム計画が進行する中で予算化され、雇用問題などの生活再建や地域振興は水源地対策特別措置法に基づき県が地域整備計画を作成することになるが、いずれも地元のダム受け入れが前提。受け入れ後でないと具体化しない。しかも、福井豪雨で流域住民のダムへの関心が高まり、同町に「いたずらに引き伸ばせない」との切迫感を与え、限られた時間の中、具体的な担保のない中で受け入れに追い込まれた形だった。
 水没するのは、旧下池田村の千代谷、大本、金見谷の3集落計約50世帯。金見谷の男性(79)は「ダム計画浮上から40年間も中ぶらりんの状態で、不安定な気持ちだったが、やっと将来設計が描ける。移転先で思ったような暮らしができるかどうかわからないが、夢が持てる」とダム受け入れにすっきりとした表情を浮かべた。

7月8日朝刊
(毎日新聞) - 7月12日14時9分更新

2627とはずがたり:2006/07/13(木) 14:33:43
<九州・沖縄>佐賀県

編入だとか佐賀市だとかは別に何のニュースでもなく,問題は都市計画法の網掛けとか都市計画税だとかその辺だよな。。

市町村合併:佐賀市と3町の合併期日「来年10月1日」任意協に提案へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000147-mailo-l41

 ◇11日の任意協に
 佐賀市と佐賀郡3町の1市3町合併について同市は7日、第1回任意合併協議会(11日)に合併期日として「07年10月1日」を提案することを明らかにした。7日の市議会合併問題特別委員会で示し、了承された。
 任意協は首長、議長と各市町の住民代表ら計34人で構成し、49項目について協議する。合併期日のほかに、合併方式は3町の編入合併▽新市名称は「佐賀市」▽新市役所の位置は現在の市庁舎――が提案される。[姜弘修]
7月8日朝刊
(毎日新聞) - 7月8日13時2分更新

2628とはずがたり:2006/07/13(木) 15:00:21
<東北・北海道>岩手県・宮城県

両磐・気仙・登米・栗原広域連携だ!

広域連携の進展期す 一関市長説明
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m07/d07/NippoNews_5.html

 岩手県南、宮城県北の11市町は6日、岩手・宮城県際市町災害時相互応援協定を締結した。市町村合併で構成団体が変わったことに伴う実質的な再締結。中心的役割を果たした一関市の浅井東兵衛市長は「広域的地域形成の視座を築き、地方分権の道筋を示すもの」と言明、同協定を礎にした幅広い広域連携に意欲を示した。
 締結自治体は岩手県側が一関市、平泉町、藤沢町、大船渡市、陸前高田市、住田町の6市町。宮城県側は気仙沼市、南三陸町、本吉町、栗原市、登米市の5市町。
 一関市役所で行われた締結式で、一関市を除く10市町が事前に調印した協定書に浅井市長が調印し、各市町の代表者が締結確認署名した。
 浅井市長は「県境を越えた相互応援協定は誠に意義深い。効果的に運用したい」とした上で、歴史的、経済的な結びつきを強調。「さらに交流を深め、地域活性化につながることを願う」と呼び掛けた。
 災害応援にとどまらない広域連携を目指す浅井市長の発言に対し、宮城県の一部首長から「道州制の第一歩」と同調する声も聞かれた。
 同協定は、災害発生時に被災者救出や応急措置支援、生活物資の供給などで相互応援する内容。締結日から発効した。2000年7月に37市町村で同様の協定を結んだが、合併で構成市町が変更。新たに消防組織法、国民保護法に基づく応援内容を加えた。
 締結11市町は総人口48万5632人(05年国勢調査速報値)、面積は4048・03平方キロで長崎県とほぼ同じ広さだ。11市町のうち5市町が昨年度合併した自治体で、現段階ではそれぞれの地域づくりが最優先だが、将来的な道州制論議の中で今後の動向が注目される。

2629とはずがたり:2006/07/15(土) 11:01:55
<東北・北海道>青森県

威張ってて嫌われてた野辺地だが横浜町が遂に秋波?なのは進展だけど,野辺地+横浜+六ヶ所の組み合わせなら横浜が真ん中だけど,核関連施設の誘致で鼻息の荒い六ヶ所村が合併に応じる可能性は現時点では測度0。

県合併推進審議会「新郷と五戸」の枠組み示す(2006/07/15)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/07/15/new06071505.htm

 青森県市町村合併推進審議会(会長・末永洋一青森大総合研究所長)は十四日、青森市で開いた第五回会合で、合併の組み合わせとして新郷村と五戸町、田舎館村と平川市が望ましいとの方向性を示した。県はこれを受け、八月下旬に予定される次回審議会に、新郷村と五戸町、田舎館村と平川市の枠組みを盛り込んだ県の合併推進構想素案を提示。早ければ今年秋にも同構想が策定される見通しだ。
 審議会は、県が未合併市町村の首長を対象としたアンケートで「速やかな合併が必要」と回答した新郷村、田舎館村の合併の組み合わせについて協議を進めてきた。
 新郷村が六月に公表した住民アンケートの結果によると、五割が「合併が必要」と回答。このうち九割が望ましい合併の相手先として五戸町を挙げた。これを受け、会合では、新郷村の合併の組み合わせとして五戸町に絞って審議した。
 事務局の県が、新郷村と五戸町の合併により十二億千万円の経費削減効果が見込まれると説明。委員からは「かつて合併協議会を離脱した新郷村に対する反発もあると思うが、五戸町と新郷村は住民生活圏が一体で、合併による観光面のメリットも見込まれる」などの声が上がり、両町村による合併が望ましいとの結論で一致した。
 このほか、横浜町の野坂充町長が野辺地町、六ケ所村との合併を進めたい―との意向を示したことを受け、「審議会で北部上北地域も議論すべきだ」との意見も出た。

2630とはずがたり:2006/07/15(土) 11:04:23
<九州・沖縄>熊本県

町長派が合併推進ってことだよね。新人3人の色分けはどうなんだ??
合併推進派住民は票割りとかしないと共倒れてまうに。。

2006年7月11日 19時
出直し富合町議選 説明会に12陣営出席
http://www.kab.co.jp/db/asp/KabNewsDetail.asp?hizuke=2006/7/11&group=4&id=4

 住民投票の結果を受け解散した、富合町議会の出直し選挙が7月30日に実施されるのを前に、立候補予定者を対象にした説明会が7月11日開かれました。
説明会には、立候補を予定している前職9人、新人3人のあわせて12陣営が出席しました。富合町議会の定数はこれまで14でしたが、今回から4議席削減され、10議席で争われます。解散した議会は、合併をめぐる意見が7対7で対立し、二分した状態が続いていたことから、今回の選挙は合併を含めた将来の町づくりが争点になると見られます。富合町議選は7月25日告示、7月30日投開票です。
説明会に出席した前職の陣営のうち、いわゆる町長派は5人、反町長派は4人でした。これまでは7対7で対立していましたので、これらの勢力がどうなるのかも注目されます。

2632とはずがたり:2006/07/16(日) 08:06:50
<九州・沖縄>鹿児島県

順調ですなぁ。あとは新市名だが。南九州市みたいな派手なのはやめて欲しいが,3町を包括するような更に歴史的由来もあるいい地名あるのでしょうか?

[2006 07/15 07:25]
市町村合併 南薩3町、法定協設置へ
頴娃町議会可決/来年12月合併目指す
http://www.373news.com/2000picup/2006/07/picup_20060715_1.htm

 頴娃町議会は14日、臨時会を開き、川辺、知覧町との南薩三町合併協議会(法定協議会)設置議案を可決した。川辺、知覧の2町議会は、12日の臨時会で同議案を可決しており、これで3町の枠組みによる法定協議会設置が決まった。新協議会は8月1日発足を予定、来年12月の合併を目指す。
 現在の任意合併協議会は2005年12月に設立。新市について(1)本庁舎は現在の知覧町役場とし総合支所方式を採用(2)議員定数を24とし、最初の選挙に限り旧町ごとの選挙区(定数各8)を設ける(3)名称は全国から公募−などで合意した。新協議会のメンバーを26日に決め、7月末に解散する。
 この日の頴娃町議会では、新協議会の負担金487万1000円を含む本年度の一般会計補正予算(3108万9000円追加、総額68億5546万8000円)も可決した。

2633とはずがたり:2006/07/16(日) 08:15:52
<東海>静岡県

山梨,飯田,と来ると何処のことか解らないであろうが,更に円田,各和,吉岡,高田と続くと掛川と森と袋井の隣接地域一体の事と解る。我が親戚もこの辺に散らばっており,森と掛川の人の交流も一体であり,森と袋井のみが一体とされるのはなんか納得がいかない。そもそも掛川の人も森の人も袋井が新興であると感じており,袋井の人はその辺に反撥があるのかもしれない。

『森と袋井』合併望ましい 県合併推進審作業部会
http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20060715/lcl_____siz_____001.shtml

 県内市町の具体的な合併組み合わせを検討する県市町村合併推進審議会の作業部会(部会長・坂本光司静岡文化芸術大教授)は十四日、県庁で第二回会合を開いた。中東遠地域で唯一、合併に加わっていない森町については、生活圏が一致している袋井市との合併が望ましいと結論づけた。 (小松田健一)

 結論を受けて、審議会は県に答申するかを審議する。知事は答申を受けた場合、合併構想をつくり、市町長に合併協議会の設置を勧告できる。

 森町は袋井市との合併協議が破たんし、二〇〇四年八月の住民投票で自立の道を選んだ経緯もあるが、委員からは「極めて一体性が強い地域で、袋井市との組み合わせ以外に考えられない」など、全員が合併の必要性について一致した。

 各市町の思惑が異なっている志太地区の四市町(焼津市、藤枝市、岡部町、大井川町)については結論を先送りし、当面は地元の動きを見守ることを決めた。

 同地区では、焼津市長と大井川町長が一市一町の合併を進める意向を表明する一方、住民有志が二市二町の合併協議会設置を求める住民発議の手続きを始めるなど、動きが活発になっている。委員からは「この時点で部会が結論を出せば、自主的な合併の妨げになる」といった意見が出た。坂本部会長は、状況次第では部会で結論を出さず、審議会に判断を委ねる考えも示した。

 合併先をめぐる町長と議会の対立で町政が混乱している新居町は、八月六日に投開票される町長選と町議選の結果を見てから、具体的な対応を検討するとした。

2634とはずがたり:2006/07/18(火) 22:13:53
<首都圏>埼玉県

市町村合併:熊谷市と江南町、協定書に調印 /埼玉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060714-00000071-mailo-l11

 来年2月13日に合併する熊谷市と江南町の合併調印式が13日、熊谷市の商工会館であり、富岡清・熊谷市長と福田征芳・江南町長が協定書に調印した。熊谷市が江南町を編入する形で、合併後の市の名や市役所の位置は現行の熊谷市となる。
 昨年4月に施行された合併新法のもとでは県内初の合併であり、また、合併協議が進められているのも県内で両市町だけだった。合併で熊谷市は人口20万人を超え、地方分権一括法で定める特例市の要件を満たし、県から一部業務権限の委譲を受けられる。今後、臨時の両市町議会での議決を経て、27日に知事に申請される見通し。
 富岡市長は「自立都市を目指す上で大きく前進できる。自然の恵みと都市の調和が取れた市となる。新たな街づくりにまい進したい」、福田町長は「江南町の自然環境や人材は熊谷市の発展に大きく寄与するものだ。熊谷市は高い求心力を持つ県北の核になる」とあいさつした。[浅野翔太郎]
7月14日朝刊
(毎日新聞) - 7月14日12時3分更新

2635とはずがたり:2006/07/18(火) 22:16:31
<東北・北海道>岩手県

釜石の方が積極的なのか・・。

進むか住民論議 釜石、大槌の合併
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m07/d14/NippoNews_6.html

 釜石地方振興局(海野伸局長)は、釜石市と大槌町の合併推進に向けた取り組みを今月から本格化させた。釜石市と大槌町で上旬に意見交換会をそれぞれ開催。町当局が「当面自立」を掲げる大槌町では、合併の賛否とは別に地域の将来への不安を語る参加者も多かった。行政レベルでは進展が見られない両市町の合併協議だが、住民意識の高まりで論議が形成される可能性もある。
 意見交換会は4日に大槌町で、6日に釜石市で開催。振興局が人口減少予測や内陸部との所得格差などを説明し、今後は国や県の財政状況から市町への財政支援が減り、行政サービスの維持が難しくなる見通しを示した。
 住民ら約80人が参加した大槌会場では、参加者から合併した場合の人口の増減の予測や予算規模などに関する質問が出たほか、「合併のイメージが分からない」「今後も自立するために不足している部分、自立の場合に考えられる県の支援などを示してほしい」など判断材料を求める声が相次いだ。
 さらに、「合併すると(公共施設などを)すべて釜石に持って行かれる気がする」との心配や「地域の活性化には少子化への対応や医療の充実が先だ」という意見、「県の構想は当面自立という町の方針を無視している」と批判も出た。
 釜石会場の参加者は約40人で、大槌町に比べて発言は少なかった。
 釜石市は2003年、合併を視野に同町に協議を申し入れたが、同町は「町民が消極的」との理由で断り自立を掲げた。
 県は今年4月に新しい合併推進構想をまとめ、従来通り釜石市と大槌町との合併枠組みを提示。「市、町が住民と一緒に考えないと進まない」と両市町の自主性を尊重しつつも論議を促す構えだ。
 大槌町安渡の団体職員阿部加代子さん(26)は「地域性が違うので一緒になっても合わないのでは。生活、文化などの面では合併に反対。町や振興局にはメリット、デメリットを分かりやすく説明してほしい」と判断材料の提供を求める。
 昨年、両市町の住民で結成した「大槌と釜石の合併を考える会」の千葉新市会長(65)=大槌町本町=は「意見交換会で、合併がどういうものか理解していない人が多いと感じた。町の経済が疲弊してからでは取り返しがつかない。町民が合併をどう考えているかを知り、町と町民が話し合わなければならない」と早い段階での議論の必要性を強調する。
 同振興局は今後、自治会や企業、団体単位での意見交換会も開く予定で、住民アンケートも実施する。海野局長は「(両市町の住民は)全く無関心ではないと感じた。議論する土俵ができたので、方向が見えてくるだろう」と住民主体の論議の展開を見守る。

2636とはずがたり:2006/07/19(水) 17:01:13
<東北・北海道>青森県

2006年7月19日(水)
田舎館との合併は時期尚早/平川
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0719/nto0719_7.asp

 平川市議会は十八日、議員全員協議会を開き、田舎館村から要請された二〇〇七年四月の合併は時期尚早とする意見をまとめた。外川三千雄市長も事務的に無理との認識を示し、来年の二市村合併は困難な見通しとなった。

 全員協は非公開で行われ、終了後、大川喜代治議長と外川市長が会見した。大川議長は「合併して六カ月余りで市の基盤ができていない状態であり田舎館村との合併を急がない方がいいという意見が多かった」と説明した。

 外川市長は「(五日に開いた)部長会議で来年四月の合併は事務的に無理と結論が出た。また、田舎館村は第三セクターに損失補償しており、合併後に赤字になった場合、市が責任を取ることになる」と合併に消極的な姿勢を示した。

2637とはずがたり:2006/07/20(木) 01:55:35
<北関東>栃木県
>>2631
詰まり新市では市役所の支所を旧両町役場に置くがその支所長を給料の高い特別職にはしないと云うことか。

市町村合併:3市町議会、総定数50案で合意 特別職では2町議会反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000010-mailo-l09

 来年3月の合併を目指す、宇都宮、河内、上河内3市町の議会は14日、前日の協議で合意できなかった議員定数と選挙区割について、河内側の主張していた宇都宮45、河内4、上河内1の総定数50とする案で合意した。上河内側は、定数49で1選挙区とする案を主張していたが、同日夜の同町議会で開いた協議で譲歩を決め、物別れという事態は回避された。
 一方で、13日の首長会談で合意していた地域自治制度など17項目については、特別職を両町に置かないなどとする3市町の首長の合意に対し、両町議会から強い反発が出ており、24日の合併法定協議会設置までに再び、協議が難航することも予想される。[塙和也]
7月15日朝刊
(毎日新聞) - 7月15日12時1分更新

2638とはずがたり:2006/07/21(金) 10:35:09
<東海・信越>岐阜県・長野県

<ぎふ国境物語>中津川(中)
村を二分 昭和の合併
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060712/lcl_____gif_____000.shtml

 長野県山口村が中津川市へ越県合併した2005(平成17)年2月からさかのぼることほぼ半世紀。1958(昭和33)年10月、文豪島崎藤村を生み『夜明け前』の舞台となった中山道の馬籠宿を有する長野県神坂村は、分村した。馬籠など3地区は同県山口村に、湯舟沢地区は中津川市へ編入合併となった。

 戦後、米国の税制調査団が打ち出した「シャウプ勧告」に基づき、48年に「町村合併促進法」が施行。「地方公共団体は人口8000人以上」の目的を達成するため、合併政策が本格化していた。

 神坂村の場合、米の供出問題が合併への大きな推進力となった。

 政府は食糧難対策として、米の供出を農村に求めた。神坂村は郡内の他の町村に比べて米の収穫が良かったため、高い供出割り当てが強いられ、農民はその“納税”に苦しむことになる。しかし、隣県の東濃地方は米の多収穫地帯のために特定の町村に割り当てが集中することはなかった。「木曽にいる限り、過酷な供出割り当てから逃れられない」。合併待望論は農民から沸き起こった。

 人口2700人の小さな村は、生活圏がほぼ一致する中津川市への越県合併を57年3月の臨時議会で議決した。

 しかし、長野県は「藤村の出生地を他県に渡すことはできない」などの理由で国会議員を巻き込んだ反対運動を展開。村内は、合併の賛否の対立が激しくなり、親子、夫婦でさえ反目する姿も見られた。そして、賛成派が中津川市民を巻き込んだ1800人規模の集会を開けば、長野県警は300人もの警察官を動員するなど緊張は高まった。

 馬籠脇本陣史料館の蜂谷保館長(83)は「神坂村は自民党支持者が多く、党長野県連は総力を挙げ合併を阻止しようとしていた」と振り返る。

 総理大臣の諮問機関である中央審議会が「合併は是」とする答申を出すなどしたが、同年9月に当時の岸信介首相は「分村」とする裁定を下す。

 新たな県境は、住民の分裂を深めた。長野側に残った子どもたちのうち賛成派の児童は、中津川市立となった神坂小学校に越県入学。反対派の児童は、村内に学校ができるまで、馬籠宿や寺での“寺子屋授業”を約1年も余儀なくされた。

 さらに、国が示した県境とは別に長野県が岐阜側に約2・6平方キロ食い込んだ県境を定めるという事態も。2本の県境に挟まれた十数戸は、両県のいずれに属するかが不明となった。国選での二重投票事件という珍現象も生んだ。この“重複問題”は1966(昭和41)年8月まで続いた。

 昭和の合併時に高校生だった馬籠地区の60代男性は「当時大人たちは集団狂乱のような状態だった。隣近所でもあいさつもしない人も出てきた。あんなことはもうこりごり」と話し、「前回の教訓もあり、今回の合併は比較的冷静にみんな対処していた。利口になったんです」と笑った。

 (石川 徹也)

 <平成の越県合併> 中津川市へ越県合併した長野県旧山口村は、00年度に将来の財政事情から「中津川市への合併」を視野に入れた活動を開始。03年4月に賛成派の加藤出氏(現中津川市議)が村長選で3選を果たし、合併が大勢に。04年9月、長野県の田中康夫知事は合併議案の同県議会提案見送りを表明して紛糾したが、同12月に県議会が議員提案して全国初の越県合併にこぎつけた。

2639とはずがたり:2006/07/21(金) 23:37:30
<東北・北海道>青森県

2006年7月20日(木)
「来年4月の合併は無理」平川市
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0720/nto0720_14.asp

 平川市は二十日、田舎館村に対し、同村が要請していた二〇〇七年四月の合併はできないと伝えた。ただ、〇七年七月の市議会改選後に状況が変わる可能性もあるとして、合併の可能性が完全に消え去ったわけではないことを強調した。

 協議は村役場で非公開で行われ、同市から小野幸満助役、小田桐信勝副議長ら、同村から鈴木孝雄村長、阿部潤司議長らが出席した。

2640とはずがたり:2006/07/22(土) 02:09:27
<東北・北海道>福島県

市町村合併:本宮町と白沢村、合併協定に調印
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000084-mailo-l07

 本宮町と白沢村の合併協定調印式が14日、本宮町矢来の「サンライズもとみや」で行われた。両町村の臨時議会で、合併関連議案が可決されれば、8月上旬に知事に合併申請し、来年1月1日に県内13番目の市として「本宮市」が誕生する。昨年4月に施行された合併新法のもとでの新設(対等)合併としては、全国初となる見込み。
 式では、本宮町の佐藤嘉重町長と白沢村の岡部善宜村長が、合併協定書に調印した。両町村の臨時議会は26日に開かれる。合併後は、人口3万1367人(05年10月1日現在)、面積87・94平方キロ。本庁舎は現在の本宮町役場で、白沢村役場は総合支所となる。[松本惇]
7月15日朝刊
(毎日新聞) - 7月15日13時3分更新

2641とはずがたり:2006/07/22(土) 02:10:42
<東海>静岡県

市町村合併:中遠地区、袋井市と森町で−−県合併審作業部会、枠組みで合意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000049-mailo-l22

 県市町村合併推進審議会は14日、県庁で作業部会を開き、中遠地区の新たな合併の枠組みを「袋井市・森町」の1市1町とすることで合意した。秋にも県の合併推進構想に追加される見通しとなった。合併方針を巡り地元で意見の割れている志太地区については、住民発議による法定合併協議会設置に向けた動きなどをみたうえで、改めて検討することとした。
 中遠地区では04年に旧袋井と浅羽、森の1市2町の合併協議から森町が離脱。1市1町で新袋井市となった経緯がある。しかし「両市町は行政、交流、文化圏が同一」など1市1町での合併を進めるべきだとの認識で5人の委員が一致した。
 一方、志太地区では、2市2町(焼津市、藤枝市、岡部町、大井川町)の住民が法定合併協設置のための署名活動に着手したことから、住民の意向を尊重する意見が大勢を占めた。署名活動は今月下旬から1カ月間行われる見通しで、この結果を見て判断する方針。
 西部地区では来月6日に町長選と町議選を実施する新居町について、新町長の意向を聞き検討することとした。[鈴木直]
7月15日朝刊
(毎日新聞) - 7月15日13時2分更新

2642とはずがたり:2006/07/22(土) 20:51:36

長崎県のちょっと前のニュース。数レス投下開始

<九州・沖縄>長崎県

大村市との合併協「反対」 東彼杵町、住民投票で過半数
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kiji/2002/121001.html

[東彼] 大村市との法定合併協議会(法定協)設置の是非を問う東彼東彼杵町の住民投票は八日投開票が行われ、反対三千四百四十四票、賛成二千八百三十九票で反対票が有効投票の過半数を占めた。この結果、合併特例法の規定で大村市との法定協設置は見送られた。同町は既に、同じ東彼杵郡内の川棚、波佐見両町との法定協を設置しており、これまで町を二分してきた合併論議が決着、「東彼三町」の枠組みで合併協議が進むことになる。

 三月に改正された同法に基づき、議会で否決された法定協設置の是非を問う住民投票は県内初。全国でも徳島県宍喰町、宮崎県高岡町に次いで三例目だが、既に法定協参加が決定している自治体で、別の法定協設置を問うケースは初めて。

 東彼杵町は三月、川棚、波佐見両町と任意合併協議会を設置。東彼三町の枠組みによる合併を前提に協議していたが、「住民の意向が反映されていない」として東彼杵町の住民が反発。「東彼杵町・大村市合併推進会」(金井忠信代表)を設立して法定協設置を町に直接請求した。この動きに対して東彼三町の合併を支持する住民も「東彼三町合併推進会」(山田亀久男会長)を発足。東彼三町による法定協設置を直接請求した。

 二つの住民グループの直接請求を受け、東彼杵町議会は八月三十日の臨時会で二つの法定協設置議案を審議。「大村市」を賛成八、反対八、白票一(会議規則で白票は反対扱い)で否決、「東彼三町」を賛成一〇、反対七で可決した。

 しかし、大村市議会が九月定例会で東彼杵町との法定協設置議案を可決したため、大村推進会が住民投票を求める署名活動を開始。住民投票の実施請求に必要な有権者数の六分の一を上回る約三千人分の署名を集めて町に本請求し、今回の住民投票が実現した。

 投票結果は九日、町選管から池田優・東彼杵町長に報告され、役場前の掲示板に告示された。池田町長は「法の定めに従って公正に行われた住民投票の結果を尊重する。今後は町民の融和を図りながら東彼三町の合併実現に向けて努力したい」と話した。

 当日有権者数は七千六百十五人(男三千五百四十七、女四千六十八)、投票率は83・26%(男81・79、女84・54)=町選管調べ。

3町合併に全力を

 金子知事の話 今後は東彼杵町民が一つになり、東彼三町の合併協議に全力を注いでいただきたい。早い時期に合併が実現するよう心から期待している。

2002年12月10日長崎新聞掲載

2643とはずがたり:2006/07/22(土) 20:51:58
<九州・沖縄>長崎県

川棚町離脱
財政不安/どうなる住民サービス
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kikaku7/01.html
<1>
 「地方の借金はこの十年で二倍になった。合併新自治体のまちづくり財源として特例的に起債が認められる合併特例債は、地方の借金体質を助長させるだけだ」

 そう考える東彼川棚町の竹村一義町長は、十月に突然、波佐見、東彼杵両町との法定合併協議会から離脱を表明した。「地味にやっていく慎重さが必要」。住民への離脱説明会では”倹約の必要性”を説いた。

 「理想的な合併モデル」(県関係者)に見えた東彼三町の枠組みの思わぬ破たん。合併を推し進める県当局の衝撃は大きい。

 「平成の大合併」は、台所事情が苦しい地方の財政基盤の強化に有効な選択肢とされてきた。昨年度の県内七十九市町村の普通会計決算によると、歳入構成比で最も大きいのは地方交付税の28・7%。次いで地方税20・2%、地方債12・9%、国庫支出金12・2%―と補助金、起債に依存しているのが現状だ。

 そんな状況下、川棚町だけが特別な存在ではない。町民一人当たりで、地方債残高は約四十一万円、行政経費は約四十四万円と、「借金もしっかりあるし、コストも掛かっている」(町民)。竹村町長も「この先ずっとやっていける状況にはない」と認める。だが「今回の合併は他の二町のために行う事業が多く、川棚にとっては住民サービス低下につながる」と強調する。

 これに対し他の二町や県は激しく反論する。「ピント外れの論理。合併は地方分権の受け皿づくりであり、合併しなかったらそれこそ住民サービスは低下する」―と。

 離脱表明後、川棚町議会での議論は盛り上がらず、町議それぞれの態度表明もあいまいなまま約二カ月がたつ。住民から「川棚町は、結論を遅らせることで期限内の合併をさせないつもりではないのか」との声も上がる。

 こう着状態にいら立つ波佐見町の一瀬政太町長は言う。「地方交付税が減る中、単独町のコスト削減には限界がある。合併して集約すべきを集約し、効率のいい行政に向けて行財政改革を進めておかないと、今後どこも立ちゆかない」

 県内の昨年度の地方交付税(市町村計)は、ピークだった二〇〇〇年度に比べ約二百二十億円減った。国の交付税特別会計は実質パンク状態ともいわれる。削減が続けば現行の行政サービス維持は難しくなる。単独で進む自治体も例外なく、さらなる経費の切り詰めが待ち受ける。

 村下晃県地域振興部理事は「川棚町は今の交付税の仕組みが続くという前提に立っているのではないか。そんな甘い予測は命取りになる」と指摘し、単独ならば相当の覚悟が必要とみる。

 離脱の理由に財政不安を挙げた川棚町。住民説明会で竹村町長は「行財政運営の見直しを進める」と語るが、具体的な施策については多くを語らない。

▼メモ
 2002年11月に東彼杵、川棚、波佐見3町で法定合併協議会を設立。計12回の会合で名称を「東そのぎ市」、新市事務所は川棚町―など39項目(全44項目)を確認。今年10月、竹村一義川棚町長が「新しい町づくりに期待が持てない」と離脱を表明した。

2003年12月17日長崎新聞掲載

2644とはずがたり:2006/07/22(土) 20:59:09
<九州・沖縄>長崎県

右往左往した田平町>>51 >>1630 http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/sasebomatuura.txt


田平町に不信感 青写真を描き得るか
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kikaku5/03.html

 住民投票の結果を受け、北松浦一市五町の枠組みからの離脱を決めた北松田平町議会の十九日の臨時会。「住民投票の投開票前に町長が行った住民への説明は公平さを欠いていた」。松浦市との合併を推進してきた議員は、住民説明会での山崎雄士町長の言動に不快感をあらわにした。

 「この合併では町は寂れる」「自分は反対の立場だ」。これらの発言は、町内二十九カ所で開いた説明会で山崎町長自身が述べたものだ。

 「公平性は保った」と強調する町長だが、一年以上協議を重ねてきた一市五町合併協の他の首長らは「信頼感を損なう行為」と山崎町長の姿勢を強く批判する。周辺自治体の田平町不信は、同町の今後の合併の行方を左右しかねない。

 今後の対応について山崎町長は(1)平戸市方面との合併(2)江迎、鹿町との三町合併(3)単独生き残り―が考えられると、住民に説明する。しかし、松浦市などと合併協議を継続する方向の松田弘明江迎町長、宮田安猶鹿町町長は、「三町合併は現段階では難しい」と口をそろえる。

 両町は、かつて三町合併を申し入れ、田平町に「小さな枠組みは考えていない」と断られた経緯がある。加えて、北松浦一市五町で合併協議を進めてきた両町にとって、調印を目前に離脱した田平町との合併には腰が引けるからだ。

 もう一方の候補に上る平戸市。田平町議会は昨年、同市などとの合併方針をいったん決定したが、その後の住民アンケートで七割が松浦市などとの合併を望んでいるとして山崎町長が方向転換した経緯がある。

 白浜信平戸市長は「過去の経緯を含め町の真意がつかめない。あらためて住民の総意をくみ上げ、離脱後の方向性を打ち出してほしい」と注文を付ける。

 山崎町長はまだ、今後の態度を明確にしていない。町議や住民には「町長の本音は単独生き残り」「いや三町合併だ」「平戸との可能性が高い」などと憶測が飛び交い、今後の行方に暗雲が立ち込める。

 住民投票という民意を受け止め、離脱を決めた町長と町議会。だがこの先、青写真を描き得るのか。住民投票を中止する松浦市を含め、一市五町の混迷はしばらく続きそうだ。

(松浦支局・佐藤烈、江迎支局・古池基行が担当しました)

2003年11月20日長崎新聞掲載

2645とはずがたり:2006/07/22(土) 21:12:17
<九州・沖縄>長崎県

2004年
1/18小長井町の合併の是非を問う住民投票の結果「すぐに合併(62.7%)」「いずれ合併(23.7%)」「反対(13.6%)」
1/31小長井町長が辞職
2/24小長井町長選で合併推進の候補が(無投票)当選
3/2小長井町が協議会への再加入を申入れ
3/25小長井町が再加入

届かぬ民意/住民投票に活路求める<2>
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kikaku7/02.html

 「町が単独でやっていくのは難しい。新法で合併といっても、合併は相手があってできること。自分のことだけを考えてもうまくいかない」。十日夜、北高小長井町の公民館で開かれた同町一市五町合併推進の会(小溝太会長)の懇談会。訪れた住民を前に、メンバーの一人が法定の県央地区合併協議会から離脱した町の対応を批判した。

 六月中旬、古賀忠臣町長が提案した脱退議案を議会が可決。同町は合併協議会から離脱した。「地域の民意をより反映させるために議員の在任特例を主張し、地域自治組織の設置を協議会で求めたが、受け入れられなかった」というのが理由だった。

 同町や議会は「一市五町の枠組みの合併では周辺部に位置する町が寂れることになり、公共料金の住民負担も重くなる」などと強調、脱退への理解を住民に求めた。

 さらに、地方制度調査会の答申で、二〇〇五年四月以降の合併について地域自治組織の設置など新たな方向が示された点を挙げ、古賀町長は「合併は地域の文化、歴史や伝統を大切にするものでなくてはならない。地域の自治、良さを法律で認めようという新法での合併が望ましい」との考えを示した。

 これに対し、「住民を無視した議決」と脱退に反対する町民が結成した冒頭の合併推進の会。一市五町の合併の是非を問う住民投票条例の制定を求め、署名活動を展開。有権者の三分の一以上の約二千人分を集め、九月初めに請求した。

 「町長や議員は表向き地域のためと言うが、自らの保身が目的ではないのか」と指摘。住民投票の実施は決まったが、同会が六十日以内で提案した実施期限が九十日以内と修正されたことにも「先送りによる時間稼ぎ」との不信感が募る。

 同会は二十日ごろまで懇談会を町内の計十カ所で開催。合併が避けて通れない状況を説明、合併特例債による財政援助が〇五年四月以降はなくなることを例に挙げ、「先延ばししても条件は厳しくなるばかり」と訴える。
 一方、脱退支持派の町民は今月上旬、同町の将来を考える住民の会(神尾正幸会長)を結成。発起人には商工会や漁協など各種団体の役員が名を連ねた。「一市五町の合併では住民に重い負担と不便、不安をもたらす」と指摘する。

 合併問題をめぐって大きく揺れる小長井町。地域の将来を熟慮した上で決断しようと独自の道を模索する考え方と、周辺の市町との関係も含めて現実的な対応を求める意見の溝は深い。

▼メモ
 県央地区1市5町合併協議会(当時)で、議員の取り扱いの論議が佳境を迎えていた6月13日、小長井町議会は脱退議案を可決。協議会に復帰すべきかどうかを問う住民投票は来年1月18日までに実施されるが、日程はまだ示されていない。

2003年12月18日長崎新聞掲載

2646とはずがたり:2006/07/22(土) 21:13:39
<九州・沖縄>長崎県

小値賀町脱退離島の苦悩/課題山積 見えない利点<3>
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kikaku7/03.html

 「町づくりには住民の意思が尊重されなければならない。単独で生き残る思いに変わりはない」。九月十七日の北松小値賀町議会。議員の一般質問に答えた山田憲道町長は、佐世保市などとの合併問題に対する自らの思いを、苦渋の表情で語った。

 小値賀町は佐世保市の西約七十キロに浮かぶ十七の小離島群。約三千六百人が暮らす。消防などの広域行政のほか、交通アクセスや買い物などの面で、わずか南に位置する上五島地区より佐世保市との結び付きが強い。

 だが、同町は十月、佐世保市と宇久町の一市二町でつくる任意合併協議会を離脱した。

 任意協が今年一月にまとめた中間報告書は、一市二町で合併した場合▽宇久、小値賀両町で計八十七人の役場職員の減員が必要▽定期航路維持のための国や県の補助が減り、新たな負担が発生する▽慢性的な医師不足の悩みを合併新市が抱え込む―など、さまざまな課題を浮き彫りにした。

 一市二町で小値賀町の占める人口は約1・4%。厳しい財政状況下、合併後の予算配分の行方は未知数で、現在の規模の予算が住民のために使われる保証はない。さらに、予算の使途を自ら決める“自治権”すら失う。合併のもたらす利点がほとんど見えないことが任意協離脱の背景にある。

 一方で、国の交付税削減など将来の財政不安が現実として迫り、住民には「本当に単独でやっていけるのか」との不安も渦巻く。合併を求める住民らは「小値賀の合併を考える会」を発足させ、町への合併協設置請求の手続きを進めている。

 佐世保市との合併を進める宇久町の田中稔町長は「町単独では必ず立ち行かなくなる。小値賀町は法定協まで立ち上げて話し合いを続けるべきだった」と話す。

 こうした流れを踏まえ、小値賀町は歳入の約半分を占める交付税支給額が、二〇〇二年度の約二十億八千万円から一四年度には約37%減の約十三億円に減ると想定。町の借金に当たる公債費の返済が〇五年度をピークに減ることや現在の現金・基金計約十九億円を有効運用。職員数を現在の九十八人から十六人減らし、事業の民間委託や徹底的な経費削減で難局を乗り切る構えだ。

 「合併するも地獄、せずとも地獄。ならば、小さくとも自らの手で町づくりができる単独生き残りが住民のためになる」。山田町長の決意は固い。

▼メモ
 今春の統一地方選で実施された町長選で、合併反対派が推した山田憲道氏が初当選。町側は単独での財政計画を取りまとめ、10月11日までに町内14カ所で説明会を開催。同月下旬、佐世保・宇久・小値賀任意合併協議会から離脱した。

2003年12月19日長崎新聞掲載

2647とはずがたり:2006/07/22(土) 21:15:28
<九州・沖縄>長崎県

佐々谷は結局佐々町を除いて佐世保市に編入。

吉井町長辞職枠組み選択/「本土」での難しさ象徴<4>
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kikaku7/04.html

 「問題を解決しないまま辞めることをおわびしたい」。市町村合併問題をめぐる混乱が、町長の辞職劇にまで発展した北松吉井町。上林宏前町長は今年九月の辞職会見の席で、事態を収拾できなかった無念さをにじませた。

 同町の合併論議は、合併相手を佐世保市にするか、近隣町の佐々谷(佐々、小佐々、吉井、世知原)とするかで町を二分。上林氏は、佐々谷派がわずかの差で勝利した一度目の住民投票を基に、その作業を進めた。

 しかし、上林氏の佐々谷合併に反対する住民グループは、町長解職(リコール)請求運動を展開し、事態収拾のために町長が提案した二度目の住民投票の実施も議会が否決。上林氏は「打つ手がなくなった」などとして辞職に追い込まれた。

 佐世保市合併派は、介護保険料や水道料などの住民負担が軽くなり、保育料は平均的家庭で年四万円以上軽減されるなどと、財政基盤強化による利点を強調。一方、佐々谷派は財政面よりもむしろ、地域のつながりを重視。「財政状況の厳しさは国も県も佐世保市も同じ。それなら、行政が身近で住民の声が届きやすい合併をすべきだ」と訴え、小さな合併のメリットを主張する。

 過熱する論戦は、行政側の情報提供の少なさも手伝い、感情的な対立をもたらした。「どちらを選んでいいかさっぱり分からない。町と議会はリーダーシップを発揮し、混乱を収拾させてほしい」。不毛の中傷論議に嫌気が差した住民も多かった。

 十月の出直し町長選は、佐世保市合併派の和田隆氏と佐々谷派の対立候補の一騎打ち。枠組み選択の住民投票の様相も加わり、和田氏が激戦を制した。和田新町長は「(人口約二十四万人の佐世保市に対し)佐々谷(四町で約三万二千人)では地方分権の受け皿として人口規模が小さすぎ、財政的に立ちゆかなくなる」とし、公約通り佐世保市との合併を進める。

 吉井町の混乱は、地理的に限定された離島と違い、枠組みの選択が可能な「本土合併」の難しさを象徴する。同町は今秋、佐世保市との合併協議を再開する一方、佐々谷三町合併協からの離脱を決めた。合併の方向性は定まったかにみえるが、佐々谷合併にこだわる住民グループが世知原町との合併を目指す新たな動きもあり、混乱の火種はくすぶり続ける。

 「住民の幸せとは何か」。明確な解答を見いだせないまま、吉井町の苦悩は続く。

▼メモ
 合併の枠組みを争点にした10月19日の町長選で、佐世保市との合併を公約に掲げた和田町長が、93票差で対立候補を破り初当選。これを受け、佐々、小佐々、吉井の各町議会は19日までに、佐々谷3町合併協議会の廃止議案をいずれも可決、25日付で解散する。吉井町は世知原町とともに佐世保市への編入合併の作業を進める。

2003年12月20日長崎新聞掲載

2648とはずがたり:2006/07/22(土) 21:17:30
<九州・沖縄>長崎県
長崎県は合併が進んだ県だが,県の強力な後押しも結構効いたか?
●県は一九九九年、全国の都道府県で最も早く市町村合併推進室を設置。表向きは「市町村の自主的判断」としながらも、実際はさまざまな形で市町村に一定規模の合併を迫ってきた。
●三原(口之津)町長も南有馬町との二町合併を目指したが、「規模が小さい」とみる県は合併重点支援地域の指定を保留。事実上、枠組みの変更を求めた。

合併混迷 揺れる枠組み
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/index.html
1、川棚町離脱 >>2643
2、小長井町離脱>>2645
3、小値賀町脱退 >>2646
4、吉井町長辞職 >>2647
5、民意尊重
6、離脱連鎖(完)
(2003年12月17日〜12月22日)

迫る期限/不安置き去り 結論急ぐ県<6完>
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kikaku7/06.html

 今月一日、県庁の特別応接室。南高口之津、南有馬の二町を加え八町で再スタートした雲仙地域合併協議会の町長らが顔をそろえた。県に支援を求める町長らに金子知事は「ここ(島原半島南部)は(法定協設置が)難産だったからあとは大丈夫でしょう」。懇談は和やかな雰囲気で終始した。しかし、県庁を後にする三原松朗口之津町長の顔に笑顔はなかった。「合併を進めたい県のプレッシャーは強いよ。でも合併できるかどうか分からんさ」

 県は一九九九年、全国の都道府県で最も早く市町村合併推進室を設置。表向きは「市町村の自主的判断」としながらも、実際はさまざまな形で市町村に一定規模の合併を迫ってきた。三原町長も南有馬町との二町合併を目指したが、「規模が小さい」とみる県は合併重点支援地域の指定を保留。事実上、枠組みの変更を求めた。

 二〇〇二年度の市町村の普通会計決算によると、合併協議会から離脱を決めた北高小長井、北松小値賀、田平の三町は、町職員らの人件費が町の税収額を上回る。小値賀町は税収一億七千万円で、人件費は六億一千万円。田平町は五億二千万円の税収に対し、人件費が六億二千万円といった具合だ。

 さらに国の三位一体の改革が実施されれば、税源移譲に伴う税収の増額よりも国の補助金削減額が大きくなる。その差額は県内七十九市町村合わせて約二百八億円(県試算)にも上り、県には「将来の自治体運営のため合併は避けて通れない」と映る。

 手厚い財政措置という“飴(あめ)”を見せながら、〇五年三月末の合併特例法の期限までに合併を求める国や県。各地の合併議論は、予想されるさまざまな不安を払しょくできないまま結論を急いだ。

 そして、この不安は論議が佳境に入る段階で増幅し、合併協議からの離脱という形で次々に表面化した。「先を焦って終点がどこか分からない始発列車に乗る必要はない。行き先がはっきりしてから二番列車に乗ればいい」。小長井町の古賀忠臣町長の言葉は県にも向けられている。

 タイムリミットが刻一刻と迫る中、相次ぐ市町村の“造反”に県はいら立ちを募らせる。横田修一郎地域振興部長は「アクセルを踏むよう助言はできても、強引に引っ張ることはできない」と話す。

(報道部・西村伸明、里崎尚子、諫早支局・三浦祐二、江迎支局・古池基行、東彼支局・豊竹健二、上五島支局・五反田克彦が担当しました)

▼メモ
 県内79市町村のうち96・2%に当たる76市町村が法定もしくは任意の合併協議会を設置している。このうち、北松田平町は、町議会で北松浦1市5町合併協からの離脱を可決、東彼川棚町も東彼3町合併協からの離脱を表明している。県は76市町村のうち、14地域71市町村を合併重点支援地域に指定している。

2003年12月22日長崎新聞掲載

2649とはずがたり:2006/07/22(土) 21:21:44
<九州・沖縄>長崎県佐々町

合併の破綻が批判されて町長が交代したのだから佐世保との早期合併派は惨敗してる様だが,寧ろ関氏こそ慎重なる合併推進派でしかも周囲に合併先は佐世保しか残ってないのだし佐世保との新法下での合併を目指しながら進んで行くことになろう。

関氏が初当選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2005/saza.html

 ◇佐々町長選開票結果
(選管最終)
当4,197 関  耕二 64 無新
 3,009 大瀬康政 65 無前
  637 草野淨治 56 無新
[江迎] 町長と全町議の辞職に伴う北松佐々町の出直し町長選と町議選は二十六日投開票され、町長選は小佐々町との合併破たんで失った信頼回復を訴えた新人で元町議の関耕二氏(64)=無所属=が、町単独での行政運営を主張した前町長の大瀬康政氏(65)=同=と、佐世保市との早期合併の実現を目指した新人で農業の草野淨治氏(56)=同=を破り初当選した。

 関氏は告示前から各地区で囲む会を開き、告示後も個人演説会などで町を取り巻く状況や将来の財政見通し、地域振興策などを力説、支持を訴えた。町の元助役や元収入役らがそろって推薦したのをはじめ、元衆院議員らの応援も受け、大瀬、草野両氏を退けた。

 また、定数を一六から一三に削減して実施された町議選は、辞職した前職十一人と元職一人、新人一人が当選した。

 佐々町は小佐々町との合併協議を進めたが破たん。これを受け先月十七日、大瀬氏は「単独の町政運営を選んだことについて住民の信を問いたい」として町長を辞め、同時に町議全員も「町政運営の正常化を早期に図りたい」と辞職していた。

 当日有権者数は一万八百七人(男四千九百四十八、女五千八百五十九)、投票率は町長選、町議選とも74・08%(男71・65、女76・14)だった=町選管調べ=。

民間投入し財政改革

 関 耕二氏の話  失った町内外の信頼回復に努める。民間を投入して行財政改革を進め、他自治体から佐々と合併したいと思ってもらえるような町づくりを進めたい。

<略歴>  農業委員(議長、町PTA連合会長、県立北松南高同窓会長)県立北松南高卒、当選1回

2650とはずがたり:2006/07/22(土) 21:27:28
<九州・沖縄>長崎県
>>2642-2650
>合併に至らなかった自治体

佐々町・江迎町・鹿町町…様々な枠組み(平戸・松浦・佐世保・佐々谷)が乱れ飛んだ地区。最終的に江迎は平戸地区との合併を申し入れるも時間が無く断念,その後佐世保との合併派の町長が当選。鹿町も佐世保に合併を申し入れ。佐々も合併協議破綻時の町長が落選。

小値賀町…似た境遇の宇久は佐世保へ合併を選択

波佐見町・川棚町・東彼杵町…3町で東そのぎ市の予定が,川棚町が反対で瓦解。東彼杵町は大村市との合併構想もあった。

長与町・時津町…西彼町,多良見町等が加入を検討した事もあるが,長与町・時津町・琴海町の3町で合併協議。協議は長崎市の妨害(合併後に新市で消防本部を立ち上げるまでの期間,現行通り長崎市への消防救急業務の委託継続を長崎市に要望,長崎市は消防救急業務は合併新市の固有の事務として拒否)等に拠って破談。琴海町は長崎市と単独で合併へ。

市町村合併
今後の市町合併を協議 県推進審議会が初会合
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/gappei/kiji/2006/072201.html

 昨年四月施行の合併新法に基づき県が設置した「県市町合併推進審議会」(委員長・横道清孝政策研究大学院大学教授)の初会合が二十一日、長崎市大黒町のホテルニュー長崎であった。

 委員は学識経験者や合併市町の首長、経済労働関係者、住民団体の代表ら十二人。県内七十九市町村が二十三市町に再編された「平成の大合併」以降の合併の進め方や枠組みなどを話し合い、県に答申する。県は答申を踏まえ、「合併推進構想」を策定する。

 金子知事は「さまざまな経過をたどり合併に至らなかった自治体もあるが、単独の町の財政は厳しい。国が思い切った改革を進めようとする動きもあり、ますます大変になる。合併推進に県としてどんなバックアップができるか、どんな施策が必要か審議してほしい」とあいさつ。委員に委嘱状を手渡した。

 事務局の県市町振興課が合併新法の概要と基本指針、合併特例法下での全国、本県の市町村合併の推進状況などを説明。当面の審議対象になる未合併地域について「来春の統一地方選後に合併の動きが活発化するものと考える。その動きに応じて合併推進構想を策定したい」と見通しを示した。委員からは「合併特例債の使い道の例は」「既に合併したところは論議の対象にしないのか」などの質問があった。

 第二回会合は十月ごろ開く予定。

2006年7月22日長崎新聞掲載

2651とはずがたり:2006/07/23(日) 02:38:44
<九州・沖縄>佐賀県
>>2627
>解散の要因となった「都市計画」「土地改良事業の農家負担」など6項目
協議の内容は此に尽きるな

市町村合併:1市3町が初の任意協、来年10月1日で合意 新市名は佐賀市に /佐賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060712-00000261-mailo-l41

 佐賀市と川副、東与賀、久保田3町の第1回任意合併協議会が11日、佐賀市であり、07年10月1日の合併で合意した。また、新市の名称を「佐賀市」、新市役所を現在の市庁舎とすることを承認した。任意協はあと2回開かれる予定。
 旧佐賀市と3町はいったん1市6町の枠組みで合併を目指したが、3町と他市町が合意できず、03年末に解散。今回の任意協では、解散の要因となった「都市計画」「土地改良事業の農家負担」など6項目について、小委員会で調整を図ることにしている。
 小委員会にかける項目のうち、議員の定数・任期については、特例措置なし(定数38)の場合と定数、在任特例を適用する場合の計5パターンが示された。特例なしの財政節減効果は10年間で16億4300万円。特例を手厚くするほど効果は小さくなり、県庁所在市の編入合併では、定数特例の適用が多いことが報告された。[姜弘修]
7月12日朝刊
(毎日新聞) - 7月12日16時1分更新

2652とはずがたり:2006/07/23(日) 02:41:24
<近畿>奈良県

裁量なのか。

都市計画税を回避−合併新市の宇陀と葛城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060711-00000008-nara-l29

 市町村合併で誕生した新市の宇陀市と葛城市は、平成19年度以降も、都市計画税を徴収しない公算が大きいことが10日、分かった。同税は市町村の裁量で導入を決定でき、都市計画事業の費用に充当する目的税。県内の市部では香芝市を除く9市および4町が課税し、県内合計で年間約93億円分の財源につながっている。

 都市計画法に基づく市街化区域内の土地や建物の所有者が納税義務者。自治体の自主財源の一部を構成するが、これまでの市町村合併の協議においては、国が「高い行政サービス、低い住民負担」などの非現実的な理想を提唱し、俎上(そじょう)にはあまり乗らなかった。
(奈良新聞) - 7月11日11時14分更新

2653とはずがたり:2006/07/23(日) 09:18:20
<北関東>茨城県

「解散の住民投票やめて」 在任特例の市議が提訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060713-00000231-kyodo-soci

 3町村が合併した茨城県桜川市の議員数が多すぎるとして、住民の直接請求で市議会解散の是非を問う住民投票が決まったのに対し、解散に反対する今井房之助議長ら市議8人が13日までに、市選挙管理委員会に住民投票実施の事務作業を差し止めるよう求め水戸地裁に提訴した。
 合併後も一定期間、議員資格を失わない在任特例をめぐっては、地方自治法に基づく住民投票で議会が解散に追い込まれる例が各地で相次いでいる。総務省合併推進課によると、住民投票の阻止を狙って議会側が提訴するのは極めて異例という。
 市議らの代理人弁護士によると、3町村の合併協議会で在任特例の適用が了承され、市議としての任期が来年9月末まで保障されており、市議らは「合併後の政治状況に変化がないのに、解散を求めるのはおかしい」と主張しているという。
(共同通信) - 7月13日23時24分更新

2654とはずがたり:2006/07/23(日) 12:14:57
<中国・四国>山口県

広域合併にあらずんば合併にあらずか!?(゚Д゚;)やるねぇ・・
>対象は下関、山口、萩、岩国、長門、周南の六市と周防大島町。柳井、光市など二自治体が合併した四市は外した。
柳井,光,宇部,山陽小野田もこれに奮起し更なる合併に邁進すべし。美祢の3市町合併は大丈夫だよね。
ex. 厚狭市=宇部市+山陽小野田市,柳井市=柳井市+平生町,光市=光市+田布施町

「大合併」7首長と懇談 山口知事'06/7/22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200607220047.html

 山口県は、三自治体以上の広域合併で誕生した県内七市町の首長と二井関成知事との懇談会「やまぐち夢づくりミーティング2006」を二十五日、周南市の県周南総合庁舎で開く。「平成の大合併」による市町の広域化を受け、「一体感のあるまちづくり」「権限移譲の推進」をテーマに意見交換する。

 対象は下関、山口、萩、岩国、長門、周南の六市と周防大島町。柳井、光市など二自治体が合併した四市は外した。

 懇談会では、中山間地域、中心市街地の振興が焦点となりそう。県は、行政改革の主要な課題の一つとしている権限移譲について方針を説明し、理解を求める。いずれも知事とフリートークで進める。

 県は、知事が首長、住民代表と懇談する「21世紀パワーアップサミット」を一九九七年度から年四カ所で開催。八圏域を二年で一回りする形で、二〇〇三年度まで続けたが、合併の進展に伴って休止した。

 県地域政策課は「新たな形で今回の懇談会を継続させていきたい」としている。(西山文男)

2655とはずがたり:2006/07/23(日) 14:08:49
<九州・沖縄>熊本県

実現すりゃ文句なしに政令指定都市だがね。

熊本都市圏及び政令指定都市についての研究会
http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/Content/web/asp/kiji_detail.asp?LS=109&ID=3108&pg=1&sort=0

参加自治体:熊本市, 宇土市, 宇城市, 合志市, 下益城郡 富合町,玉名郡 玉東町(途中迄オブザーバー参加),鹿本郡 植木町,菊池郡 大津町,菊陽町,阿蘇郡 西原村,上益城郡 御船町,嘉島町,益城町,甲佐町,山都町←すげえ

推定人口: 1,024,596

会長に幸山政史熊本市長、副会長に田口信夫宇土市長、荒木泰臣嘉島町長

2656とはずがたり:2006/07/24(月) 11:11:38
<九州・沖縄>宮崎県

合併反対派の鈴木氏が当選したとはいえその得票は1/3強と云ったところ。

鈴木氏が再選 串間市長選
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20060724/20060724_005.shtml

 任期満了に伴う宮崎県串間市長選は、23日投開票され、現職の鈴木重格氏(67)=無所属=が、新人で元串間市議の福添忠義氏(63)=無所属=と新人で前串間市教育長の岩下斌彦氏(60)=無所属=を破って、再選を果たした。

 選挙戦は周辺の1市2町(日南市、南郷町、北郷町)との合併問題が争点。鈴木氏は「合併反対」を公約に掲げ、職員削減など行財政改革の実施による市政の継続を訴えて、幅広い支持を集めた。

 福添氏は「市民参加の協議会で議論し、住民投票を実施」と中立的立場で主張を展開、「合併推進」の岩下氏は第1次産業の活性化などを訴えたが、ともに鈴木氏に及ばなかった。

 投票率は80.79%。当日有権者数は、1万8702人(市選管調べ)。

■串間市長選 (開票終了)
当 鈴木 重格 無 現     5,630
  福添 忠義 無 新     4,870
  岩下 斌彦 無 新     4,475

鈴木重格(すずきしげのり) 67無現(2) 
農業(宮崎県議会副議長、県監査委員、串間市議)南方、福島高

 =2006/07/24付 西日本新聞朝刊=
2006年07月24日01時00分

2657とはずがたり:2006/07/24(月) 15:16:05
<東北・北海道>秋田県

湖東町構想(五城目・八郎潟・井川)

元々地域の中心であった五城目(現八郎潟駅は元々五城目駅を名乗る。五城目警察暑は周辺地域を含めた潟上市、五城目町、八郎潟町、井川町及び大潟村 の1市3町1村を管轄)であったが鉄道の経路から離れたせいもあってか次第に低迷傾向にあり,求心力が足りない様である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/南秋田郡

八郎潟町、五城目町、井川町は当初3町で合併し『湖東町』を誕生させる予定だったが、井川町の自立を表明後、八郎潟町もアンケートで自立を支持する住民が多数を占めたため、五城目町も自立やむなきに至り、昭和の大合併以来の悲願であった湖東3町の合併は自然消滅した。

三町間で合意に至らなかった主な協定項目
http://www.cs.town.gojome.akita.jp/gojome/yakuba/gyosei_gapei.htm

新町の事務所の位置

 本庁・支所方式が提案され本庁は五城目町と想定して協議を進めてきました。
 しかし、支所となる八郎潟町・井川町の住民サービス低下が懸念されるため、支所の権限(権限を持つ支所長を置くなど)を検討する必要があるとの意見が出され継続協議となりました。

財産と債務の取り扱い

 五城目町開発公社に関する意見がいろいろ出されたことから、財産と債務の取り扱いと切り離して協議することとしました。
 財産と債務の取り扱いについてはおおむね確認されましたが、平成16年11月末における町税の徴収状況について説明してほしいなどとする意見があり、継続して協議することとなりました。

一般職の職員の身分の取り扱い

 五城目町の正職員・臨時職員数が類似団体と比較して多いとの意見が協議会で出されました。
 比較された類似団体の職員数は、人口、産業構造を基準としており、面積は一切考慮されていません。
▼類似団体の平均総面積 79.56km2
▼五城目町の総面積   約252km2
 町土の広い五城目町にとって、現状を考えると、職員数は決して多いものではありませんが、二町の意見などを聞き、その中で職員数の削減を図っていくことで協議を進めてきました。
 そして、五城目町では職員削減計画を協議会に提出しましたが、井川町から理解を得られず、さらなる削減計画を示すべきとされ、新たな計画を準備しましたが井川町が離脱を表明したことから協議を進めることができませんでした。

開発公社の取り扱い

 町開発公社では、町の政策を推進していくための土地の先行取得を行い、買った当時の価格で1億3,400万円分を保有しています。
 八郎潟町・井川町に町で保有している土地は多数ありますが、公社が存在せず、当町のような形で土地を保有していないことから、さまざまな質問や意見が出されました。
 また、町の公共施設(五城館・赤倉山荘・悠紀の国五城目など)の管理は、年間約7,100万円で開発公社に委託をしています。
 公共施設は町が建設し、町直営で管理運営をしていましたが、管理に人件費が高くつくことなどから、開発公社に委託していました。
 協議会では、土地取引部門も含め、公社を改善、改革すべきとの意見が出され、当町では両町の意見を聞き、「恋地山荘とスキー場とリバーサイド磯ノ目の管理委託を廃止し、町直営にする」、「45人いる職員を35人に削減する」とした経営改善計画を提出するとともに、12月議会で公社が保有する土地を町で購入することを決定しました。しかし、公社は解散すべきであるなどの意見が出され継続協議となりました。

2658とはずがたり:2006/07/24(月) 17:53:03
<北関東>茨城県→この辺は首都圏とした方が適切かも

合併推進派が当選した模様。

選挙:利根町長選 前職、新人の2人が届け出−−告示 /茨城
http://64.233.167.104/search?q=cache:4v43o3wdwgAJ:headlines.yahoo.co.jp/hl%3Fa%3D20050720-00000125-mailo-l08

 利根町の町長辞職に伴う出直し町長選が19日告示され、住民投票実施直前に辞職した前町長、遠山務氏(54)と、町長解職請求した住民団体が擁立する新人の前町議、井原正光氏(63)の2人が立候補を届け出た。いずれも無所属で、前職、新人の一騎打ちとなった。
 遠山氏は午前10時から同町四季の丘の事務所で出陣式。集まった支持者らを前に「行財政改革がやりやすい30万都市の実現を目指すとともに、福祉や教育、少子化問題などにも取り組みたい」と支持を訴えた。
 井原氏は午前10時、同町横須賀の選挙事務所で「新しい利根町を創る住民の会」メンバーや支持者を集めて出陣式。前町長を批判したうえで「来年度内に(竜ケ崎市との)合併を実現させたい」と強調、支持を求めた。
 投票は24日、町内13カ所で行われ、同日午後8時50分から町役場1階多目的ホールで即日開票される。有権者数は1万5991人(18日現在)。[宍戸喜四郎]
………………………………………………………………………………………………………
 ◇利根町長選立候補者(届け出順)
 遠山務(とおやま・つとむ)  54 無前(2)
金物販売業▽町社福協会長[歴]町議▽町長▽土浦日大高
 井原正光(いはら・まさみつ) 63 無新
農業[歴]町経済課長▽町農業委員▽町議▽竜ケ崎一高

7月20日朝刊
(毎日新聞) - 7月20日16時15分更新

2659とはずがたり:2006/07/24(月) 22:58:41
<東北・北海道>北海道

全国首長アンケート 「合併さらに」3割 全国で2番目の低水準 道内  2006/07/24 06:56
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060724&j=0023&k=200607247519

 全国市町村長に対する共同通信アンケートで「市町村合併をさらに進めるべきだ」と答えた割合は、道内に限れば29%にとどまり、全国平均の48%を大きく下回った。これは鳥取県に次いで全国二番目の低水準。道は現在の百八十市町村を五十九に再編する構想を進めているが、道内自治体の合併機運は盛り上がりを欠き、「平成の大合併・第二幕」の前途多難ぶりが浮かび上がった。

 今年三月までの「平成の大合併」に対する評価も、道内では「評価しない」「あまり評価しない」が計35%(六十三市町村)と、全国平均の計21%に比べ、合併に否定的な見方が多かった。

 具体的な取り組みについて「周辺自治体と協議したがまとまらなかった」と答える自治体が全国で三番目に高い64%に達し、合併問題に関する「協議疲れ」も見え隠れする。

 一方、道州制導入の是非に関しても賛成は62%と、全国平均の67%より低く、高橋はるみ知事が「道州制特区推進法案を通じて道州制の先兵役を果たす」と意欲的な割には、物足りない数字だった。

 地域経済の今後の見通しについて「悪くなる」「どちらかといえば悪くなる」と答えた割合は計83%と全国で最も高く、道内景気の回復の遅れを象徴する結果となった。

 自治体の存続について不安を感じている割合は98%で、「少子高齢化による人口流出」「地方交付税の削減」を理由として挙げる自治体が目立った。

2660とはずがたり:2006/07/24(月) 22:59:24
<東海>静岡県

規模拡大「必要」8割 県内市町長合併アンケート
http://www.shizushin.com/local_politics/20060724000000000007

 静岡新聞社が共同通信社の全国首長アンケート(5―6月実施)の一環として県内42の全市町長に自治体の将来像を尋ねたところ、8割が合併による規模拡大が必要と考えていることが明らかになった。「現状が適当な規模」の回答は5人に1人。「東部にも政令市が必要か」の問いには半数を超える58%が「必要」と答え、将来的に“県内3政令市”の構図を描く市町長が多いことも分かった。
 平成の大合併で県内の市町村数は74から42に再編された。引き続き、合併新法の下で島田市・川根町など第2幕の作業が動き出している。アンケート結果からは、急激な少子高齢化や地方財政のひっ迫で、多くの市町長がさらなる合併が避けられないとの認識を持っていることが浮き彫りになった。
 将来の自治体規模の質問には40市町長が具体的に回答した。「中核市(30万人以上)を目指して合併した方がよい」は4人に1人の10市町。このうち、志太地域は大井川町が「政令市を目指して」としたほかは藤枝、焼津市、岡部町がそろって「中核市」と答えた。
 「人口10万人超まで増やすため合併した方がよい」が8市町、「政令市」6市町、「人口を2倍程度まで増やす」5市、「1・5倍程度」1市、「5倍程度」1町。賀茂地区は南伊豆町が「現状が適当」とし、下田市が「2倍程度」、西伊豆町が「5倍程度」とともに約5万人を想定した以外は、東伊豆、河津、松崎町がいずれも「10万人超」と同じだった。
 「現状が適当」の回答は9市町(22%)で、東部・伊豆地域が6市町を占めた。川根本町は「しばらくの間、10年」とただし書きを付けた。
 一方、政令市についての質問では、回答した38市町のうち、「東部にも必要」と答えたのは22と最も多かった。「中・西部の2つで十分」は14、「1県に2政令市は多すぎる」は伊豆地区の2町だった。
 「概ね10年後をめどに政令市を目指す」ことで合意している「東部広域都市づくり研究会」を構成する5市4町(沼津、三島、裾野、御殿場、伊豆の国市、函南、清水、長泉、小山町)のうち、「東部にも必要」と答えたのは、御殿場市と函南、小山町を除く4市2町と全体の3分の2を占めた。

2661とはずがたり:2006/07/24(月) 23:38:30
<東海>静岡県

高齢だし散々ゴタゴタしたんだから親戚に云われたぐらいで翻意するなよなー。
浜松派が分裂では湖西派が勝利は間違いないなぁ。。

新居町長選・公開討論会 3氏「将来像」熱く
http://www.shizushin.com/local_politics/20060724000000000011

 合併先が争点の新居町長選に立候補を表明している前町長古橋武司氏(76)=浜松市との合併推進=、前町議会議長中嶋正夫氏(67)=湖西市との合併推進=、前町議片山元宏氏(64)=浜松市との合併推進=の公開討論会(浜名湖青年会議所主催)が23日、町民センターで行われ、立候補予定者3人は町の将来像などについて持論を述べた。
 中嶋氏は「湖西市の制度を継承、拡充し、子育て支援、企業誘致、高齢者福祉施策を進めていく。工業のまち湖西と文化のまち新居を融合させ、新しい街を作りたい」と主張した。
 片山氏は「観光開発に力を入れていく。オリーブの木を植え、オリーブの町にしたい。浸食の進む海岸、松くい虫被害が目立つ松林の復元も行いたい」、古橋氏は「南浜名湖をリゾート地として開発したい。体育館の耐震化、温水プールの修理も進めていく」と将来像を語った。
 行政改革の手法として片山氏は「町長の給与減額、補助金の見直し」、中嶋氏は「町営施設の見直し」を挙げ、古橋氏は「合併が究極の行財政改革」と述べるにとどまった。※

「浜松派」一本化、不調か
 合併先が争点になっている新居町長選で、浜松市との合併推進を掲げた前町長古橋武司氏(76)と前町議片山元宏氏(64)の一本化に向けた動きが水面下で続いていたが、両候補とも公開討論会に出席し、出馬の意思を一般町民に示したことで、不調に終わる公算が大きくなった。
 古橋氏は20日、支援者の1人に「(浜松派が)勝つために立候補を辞める」と伝え、一本化が成立すると見られていたが、古橋氏はその日のうちに翻意。片山氏は古橋氏が一本化に応じる可能性があると考え、22日にも面談したが、かなわなかった。
 関係者によると、古橋氏は親族から、「ここで引けば、ひきょうだ。降りてはいけない」と激励を受けたことを背景に1度は取りやめようとした立候補を再度、決意したという。片山氏は「自分が当選したら、古橋氏の協力を得て、合併に向けて進んでいきたい」と協調を呼び掛けていた。
 一方、湖西市との合併推進を掲げる中嶋正夫氏(67)は、自動車関連の有力企業に協力を要請した。中学時代の同級生、中小製造業などに働きかけ、支持層拡大に努めている。

2662とはずがたり:2006/07/25(火) 10:00:42
<中国・四国>愛媛県

結局,硬直した状況は動かず・・。

2006/07/24(月)
松野町長、リコール結果受け町職員に抱負
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20060724/news20060724003.html

 北宇和郡松野町長解職請求(リコール)投票から一夜明けた24日、続投が決まった岡武男町長が登庁。町職員会で「介護や環境など広域の問題が多く鬼北合併を元のさやに戻すべきと思っており、町民に納得してもらった上で進めていきたい」と抱負を述べた。
 職員約70人が出席した。岡町長は「混迷した合併問題を解決するのは並大抵のことではないが、成し遂げたい」と決意を表明。「(リコールに賛成した)約1500人の中には宇和島合併を要望する声もあり、どうしても決まらなければ最後の手段として住民投票をやらざるを得ないだろう」との考えを示した。
 最後に「行政として大事なことは住民サービスの向上であり、皆さんの力を借りてやっていきたい」と締めくくった。

2663とはずがたり:2006/07/25(火) 12:19:37
<東北・北海道>秋田県

24人が自治体存続に不安/県内市町村長、全国アンケート
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060724b

 少子高齢化や厳しい財政事情を背景に、全国の市区町村長の91%が自治体の存続に不安を感じていることが23日、共同通信社が秋田魁新報社など加盟新聞社と協力して行ったアンケートで分かった。

 本県では寺田典城知事と全25市町村長が回答した。寺田知事と24市町村長(96・0%)が自治体の存続に不安を感じているほか、小泉内閣による構造改革の影響として「どちらかといえば悪い方向」と答えた市町村長が19人(76%)に上り、三位一体改革も寺田知事と22市町村長(88・0%)が「評価しない」「あまり評価しない」と回答。将来に不安を抱く本県自治体の実情を浮き彫りにした。

 本県69市町村が25市町村に再編された合併については、寺田知事と22市町村長(88・0%)が「評価」「ある程度評価」と肯定的に答えた。

(2006/07/24 09:02)

2664とはずがたり:2006/07/25(火) 17:34:59
<九州・沖縄>福岡県

夫れ楽浪海中倭人有り。分かれて百余国を為す・・(前漢書地理志)
合併後の新市名は前回の協議でも決まった様に前原市ではなく魏志倭人伝の伊都国以来の伝統の名前,糸島市と行きたい。

そう思って調べたら「(伊都国は)かつては、怡土郡と志摩郡に分かれていたので、そのうちの怡土郡にあたる。」という文章に行き当たった。
http://72.14.235.104/search?q=cache:l_N1m9aQQGUJ:www.yoshinogari.jp/ym/pages/topics/index.html
志摩郡が今の志摩町となるわけか。この辺も地名に歴史が溢れていて興味深いねぇ。

市町村合併:3首長の合併協議合意、住民懇で経緯説明−−志摩町長 /福岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060722-00000202-mailo-l40

 前原市と志摩、二丈両町の3首長による合併協議の合意を受け、志摩町の末崎亨町長は町内4校区の住民懇談会で、一度白紙になった合併の再協議に入る理由などの説明を始めた。
 末崎町長は19日夜の住民懇談会で「70億円あった町の(一般会計)予算は今は50億円。人件費や補助金を減らさざるを得ない状況で、あらゆる道を探らないと住民に申し訳ないため、3者で合併協議を始めようということになった」と話した。
 3首長の合意は、各議会の了解を取り付けたうえで来年4月の統一地方選まで協議を続け、選挙後には法定合併協議会の設置など具体的協議に入るというもの。前原市議会は大半が合併協議に異論がないとみられる。両町議会も全員協議会で「3首長が勉強会をするのはやむを得ない」との姿勢を見せている。[竹田定倫]
〔福岡都市圏版〕
7月22日朝刊
(毎日新聞) - 7月22日16時1分更新

2665とはずがたり:2006/07/25(火) 17:42:36
<北関東>栃木県

議会が定数減を呑んだのに特別職で猛反発したのは,これがないと町長が市議増員選に出て当選してしまうから?

市町村合併:宇都宮合併 3市町の首長・議長、法定協設置覚書に調印
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060720-00000063-mailo-l09

 ◇市役所で
 来年3月の合併を目指す宇都宮、河内、上河内の3市町の首長と議長は19日、法定合併協議会の設置に向けた覚書を宇都宮市役所で調印した。覚書にはそれぞれ、契約事務など行政上の14項目や、新市議員定数を50とする協定が盛り込まれた。今後は各議会で24日に法定協の設置を議決。今月末に第1回会合が開かれる予定だ。【塙和也、田後真里】
 覚書の調印にあたっては、13日に3首長が合意に達していた「特別職は置かない」という文言が、急きょ「常勤の特別職は、設置しない」に修正された。議員定数が大幅に削減される両町議会が「地域の声が反映されない恐れがある」と首長合意に反発したため、18日に宇都宮市側が譲歩した形だ。佐藤栄一市長は「特別職については譲歩したわけではない。両町の意見を尊重し、法定協の中で詰めていく」と述べ依然、今後の協議に含みを残したが、同市の諏訪利夫議長は「2町の要望によって、特別職設置も有り得るという修正案に落ち着いた」と語った。
 また、今回の合併協議では不透明な手法が目立った。本来、法定協の場で公開により議論されるべき合併の基本方針までも、3首長による非公開協議で「共通理解」として合意、事実上の基本方針となった。法定協の段階で破たんした、前回04年協議のてつを踏みたくない意向が反映された。
 同じ中核市から政令指定都市を目指した、静岡市や新潟市が平成の大合併ですでに政令市化、または政令市化する予定なのに比べ、宇都宮は出遅れた。2年前の合併協議破たんも含め今回の宇都宮市側の譲歩は、県都・宇都宮の乏しい求心力を改めて浮き彫りにした。

7月20日朝刊
(毎日新聞) - 7月20日11時2分更新

2666とはずがたり:2006/07/25(火) 17:45:10
<東北・北海道>青森県

市町村合併:平川市と田舎館村が会談 来春の合併、断念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000035-mailo-l02

 田舎館村が平川市に来年4月の市村合併を求めていた問題で、平川市の小野幸満助役らが20日、田舎館村役場を訪れ、鈴木孝雄村長らと会談した。市側は「来年4月合併に向けた協議開始は時期尚早で困難」との見解を示し、鈴木村長も同意した。両者は「合併を完全に断念したのではない。今後も話し合いは続ける」としている。
 会談には、市側から小野助役と小田桐信勝副議長ら、村側から鈴木村長と阿部潤司議長らが出席した。会談後、小野助役は「平川市は新市建設に向け、市総合計画策定会議を立ち上げたばかり。村側には『時期尚早』との考えを理解していただいた」と述べた。鈴木村長は「村の財政状況など、市側から問い合わせがあれば、今後も説明していきたい」としている。[太田圭介]
7月21日朝刊
(毎日新聞) - 7月21日12時1分更新

2667とはずがたり:2006/07/25(火) 17:51:18
<北関東><首都圏>群馬県・埼玉県

市町村合併:群馬県太田市南前小屋地区、深谷市へ編入求め両市議会に請願提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060725-00000071-mailo-l11

 利根川を挟んで深谷市側に飛び地として残る群馬県太田市南前小屋地区が深谷市への編入合併を求めて24日までに両市議会に請願を提出した。両市は今月中旬から編入に向けて事務レベルの協議に入っており、請願に対する議会の意向を受けて協議を本格化させる。
 同地区は利根川右岸に位置する約18ヘクタールで、36世帯150人が居住。太田市の行政サービスを受けているが、群馬県とは利根川に隔てられて実質的な生活圏は地続きの埼玉県にあり、1950年から小中学生は深谷市の学校に通学するなど同市への依存度が高い。
 同地区の石川幹夫区長によると、04年に住民の意向調査を行い7割の編入賛成が得られ、さらに話し合いを進めて残る反対者も最終的には了解し、住民一致で編入を決めたという。請願は当時、地区が属していた群馬県尾島町議会に提出されて採択されたが、同町が太田市と合併したため、今回あらためて両市への請願となった。
 編入に向けては事前協議を経て両市議会、両県議会の合併議決を経て総務相に申請する。県境をまたいだ行政地区の一部編入合併は例が少なく、両県を含めて4者による行政財産の権利調整など煩雑な事前協議が想定されるため実現には「3年程度かかる」(太田市総務課)と見込んでいる。[金沢衛]

7月25日朝刊
(毎日新聞) - 7月25日13時2分更新

2668とはずがたり:2006/07/27(木) 20:29:13
<九州・沖縄>宮崎県

市町村合併:延岡市との法定合併協設置を可決−−北川町議会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060725-00000200-mailo-l45

 北川町議会は24日、臨時会を開き、延岡市との法定合併協議会を設置する議案を可決した。延岡市も31日に臨時会を開き、同じ議案を可決する見通しで、8月中にも第1回法定協が開かれる。
 来年3月末までの合併を目指す。また、北川町議(14人)が合併と同時に失職し、同4月の市議選は北方、北浦の旧両町も合わせた新市全域で行うよう調整される見込み。

7月25日朝刊
(毎日新聞) - 7月25日15時1分更新

2669とはずがたり:2006/07/27(木) 20:36:10
<北関東>栃木県

>>2665

市町村合併:宇都宮など1市2町の臨時議会、法定合併協の設置案を可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060725-00000050-mailo-l09

 来年3月までの合併を目指す宇都宮市、上河内町、河内町は24日、それぞれ臨時議会を開き、1市2町の法定合併協議会設置案を可決した。31日に第1回法定協が開かれる予定。
 設置案は、宇都宮市と上河内町が全会一致で可決。一方、河内町では1人が反対、1人が退席したが、賛成多数で可決した。
 法定協は首長、議長や学識経験者など計25人からなる。合併市町村基本計画や地域自治制度などの協議を詰め、10月には合併議案を議決し、11月に県への申請を目指す。
 協議の内容は、新聞に折り込まれる合併協議会だより(仮称)や各市町のホームページで公開される。[田後真里]7月25日朝刊
(毎日新聞) - 7月25日12時1分更新

2670とはずがたり:2006/07/27(木) 22:15:23
<近畿>大阪府

岬町、千早赤阪村 合併しないと再建団体 大阪府“宣告”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060726-00000018-san-pol

 市町村合併にからみ、大阪府が初めて実施した府内各市町村の将来の財政状況試算で、現在人口2万人未満でさらに減少が見込まれる町村が今後10年以内に合併しない場合、その後数年で財政再建団体に転落するとの予測が出たことが26日、わかった。岬町と千早赤阪村がこの条件に当てはまる。府による事実上の“合併宣告”ともいえるが、両町村とも過去に合併の道を模索しながら実現できなかった経緯があり、「合併しようにも、相手がなければ合併できない」と当惑している。
 「大阪府市町村合併推進審議会」(会長・宮本勝浩関西大学大学院教授)の中間まとめで示された。人口減が予想される29市町村について、10年後までの歳入と歳出の予想をもとに、市町村財政に及ぼす影響を試算した。
 このうち特に人口が少ない2万人未満の自治体で、今後10年で人口減が予測されるのは、岬町と千早赤阪村。田尻町も同様だが、関西国際空港関連の税収が見込まれることから人口減でも健全財政を維持できるとみられる。
 3町村の減少率は平均で25%。人口減が財政に及ぼす影響を単純計算すると、少子高齢化のため児童福祉費などの出費は減るものの、高齢者福祉費は減らず歳出減はほとんど見込めない。
 一方、人口減による個人住民税などの収入減で歳入は減り、赤字財政のまま合併や大胆な財政改革をしなければ、数年後には財政再建団体に転落する可能性が濃厚という。
 大阪府内で、平成になって行われた合併は昨年の堺市と美原町の1件だけ。審議会では、自治体規模は20万〜30万人が最も効率的とし、合併推進の考えを示した。
 府市町村課は「あくまでも試算で、対象の町村を名指ししたものではないが、非現実的な話ではない」としている。
 財政再建団体転落のケースは最近では福岡県旧赤池町が平成4年に指定されたのに続き、北海道夕張市が指定申請をすることを決めた。
     ◇
<用語解説>財政再建団体
 民間企業の倒産に当たる状態で、自治体の標準財政規模に占める赤字額が都道府県で5%、市町村で20%を超えた場合、自治体自身で赤字が解消できなくなり、国の管理下で財政再建を進める。再建団体になると、保育料の減免・延長保育がなくなるなど自治体独自で行ってきたサービスが縮小、廃止され、公共料金も値上げされる。また、道路や下水道などの都市基盤整備は、基本的に災害復旧工事以外はできなくなる。地方財政再建促進特別措置法ができた昭和30年から現在まで、財政再建団体に指定された自治体は884ある。
(産経新聞) - 7月26日15時32分更新

2671とはずがたり:2006/07/29(土) 10:50:13
<東北・北海道>青森県

村の総意ではないとごねれそうな数字ではあるね。村議会もなにやら腰が引けてるし・・。

2006年7月28日(金)
新郷村が五戸町に合併協議要請へ
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0728/nto0728_5.asp

 合併の方向性について検討を重ねていた新郷村議会は二十七日、議員全員協議会を開き、五戸町に合併協議を申し入れるのが得策と判断、須藤良美村長に報告した。これを受け、須藤村長は早ければ八月上旬にも同町に対して合併協議を申し入れる意向を示した。

 「平成の大合併」で同村は前村長時代、五戸地方合併協議会に参加したものの、八戸地域との合併に方針転換し協議会を離脱。八戸地域との協議も不調に終わったため、五戸町に再度協議を要請したが拒否された経緯がある。

 昨年五月に初当選した須藤村長は五戸町との合併を公約に掲げ、今年二月に村議会に合併について判断するよう要請。住民懇談会(四月)、住民アンケート(五月)などを実施し、住民の意向の把握に努めてきた。

 合併を検討する村議会全員協(非公開)は今回で八回目。横田幸穗議長によると、村民の49%が「合併は必要」と答え、このうち90%が五戸町との合併を希望−とのアンケート結果を踏まえて検討を重ねた。

 その結果、意見を書く欄に「合併やむなしの場合は五戸町」など、数字に表れない部分でも五戸町との合併を望む声が多いことを議会として重要視した。

2672とはずがたり:2006/07/30(日) 09:43:11
<首都圏>埼玉県

2006年7月29日(土)
寄居町長選、30日投開票
http://www.saitama-np.co.jp/news07/29/04p.html
◇寄居町長選立候補者(届け出順)
津久井幹雄67町長無現(自民、連合埼玉推薦)
島田 誠48無職無新
吉田正美54町議無新←比企秩父広域合併推進派

 任期満了に伴う大里郡寄居町長選は三十日、投票が行われる。合併が不調に終わり単独行政となった町の将来像と、二〇一〇年稼働予定のホンダ新工場の受け入れ策が争点。開票は同日午後九時から町立総合体育館で行われ、大勢判明は午後十時半ごろの見込み。

 立候補しているのは、四選を目指す現職の津久井幹雄氏(67)=自民、連合埼玉推薦=、新人で元熊谷市職員の島田誠氏(48)、新人で前町議の吉田正美氏(54)のいずれも無所属の三人。

 津久井候補は、ホンダ誘致に成功した実績をアピール。「世界に冠たるホンダの恩恵を受けながら全国のモデルになる町にしたい」と乳幼児医療の拡大など福祉の町づくりを前面に掲げる。

 島田候補は、熊谷市職員として培った行政経験がセールスポイント。誘致効果について「ホンダに要請するとか約束するというものではない」とし、町が積極的に政策誘導する必要を訴える。

 吉田候補は「ホンダが来れば地域に一体感が生まれる」と比企郡、秩父郡に及ぶ「県西北部十万人都市構想」を主張。新工場の本格稼働までに、物流支援のための幹線道路建設も打ち出す。

 有権者数は二十四日現在、三万四百一人(男一万五千百人、女一万五千三百一人)。

2673とはずがたり:2006/07/30(日) 09:47:41
<東北・北海道>青森県

>>2671

「五戸町と合併協議を」新郷村議会が意見集約(2006/07/28)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/07/28/new06072801.htm

 新郷村議会は二十七日、議員全員協議会を開き、村の市町村合併対応について「五戸町に合併協議を申し入れるべきだ」と意見集約、須藤良美村長に伝えた。須藤村長は「大変ありがたい判断だ」として、八月上旬にも同町に合併協議を申し入れる考えを示した。
 須藤村長は二月に村議会に対して合併対応の協議を要請。以来、村議会は八回にわたって協議会を開催してきた。この間、村は合併に関して住民アンケートを実施し、住民の約五割が「合併の必要性がある」と回答、そのうち九割が望ましい合併相手として五戸町を挙げていた。
 非公開で行われた協議会終了後、横田幸穂議長は「アンケート結果も考えた上で、将来の村づくりのために、五戸町に合併協議をお願いしたい」と、意見集約したことを明らかにした。
 市町村合併への対応で新郷村は、五戸地方の任意協議会を離脱して八戸市を中心とした広域合併を目指したが、実現に至らなかった。その後二〇〇四年十一月、前村長が五戸町に対し合併の再協議を要請。三浦正名町長と町議会が、信頼関係が持てない―など三点の理由を挙げて要請を断った経緯がある。
 横田議長は、過去の経緯について「頭を下げるべきところは下げてお願いするしかない」と、合併協議要請には“低姿勢”で臨む考えを示した。
 新郷村の要請を受け、五戸町側では旧倉石村との合併に伴うまちづくり計画を優先すべきか、五戸地方全体の地域づくりに取り組むべきかで、議論が二分することも予想される。

2674とはずがたり:2006/07/30(日) 11:42:32
<東北・北海道>岩手県

藤沢町長選まで半年 合併動向が焦点
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m07/d27/NippoNews_11.html

 来年1月27日に任期満了となる藤沢町長選まで半年となった。去就が注目される7期目の現職佐藤守氏(73)は「一関市との合併が最大の課題。任期内に合併の道筋をつけたい。できなければ政治責任となる」とし、勇退の可能性も示唆している。町内は選挙戦に向けた具体的な動きはなく、合併の動向が焦点となっている。
 佐藤氏は、中学教諭などを経て1972年に同町助役に就任。79年の町長選で初当選した。住民自治の推進、福祉のまちづくり、国営農地開発事業の導入などで力強いリーダーシップを発揮し、新人との一騎打ちを制した91年の選挙戦を除き、6回の無投票当選を果たした。
 市町村合併を7期目の公約に掲げた佐藤氏は「誰が町長となろうが、生活の広域化に伴った自治再編は不可避。最後の力を振り絞って、自治再編を成し遂げたい。遅くとも12月議会までに方向性を見いだしたい」としている。
 同市との合併を目指す同町は財政状況などを明確にするため、4月中旬に同市に調査を申し入れ。両市町の事務レベル協議が3回行われたが、現段階では合併環境が整うまでには至っていない。
 町内は「選挙よりも、合併の動向が最大の関心事」との見方が大勢。財政事情が厳しい中、合併か単独町制継続かなどの争点を明確にした選挙戦に臨む動きは具体化しておらず、選挙の行方は合併の動向が鍵を握りそうだ。
 6月2日現在の有権者数は8240人(男4034人、女4206人)。

2675とはずがたり:2006/07/31(月) 12:49:05
<九州・沖縄>熊本県

熊本派勝利か!単独派はどこいっちゃったんだよ?
しかし落選が宇土派の1人と言う事は宇土派は最初から過半数を取る気はなかったという事か。と言う事は事実上単独派?
あとは愛媛の松野町と静岡の新居町だ。

富合町出直し町議選 新議員10人決まる
http://www.kab.co.jp/db/asp/KabNewsDetail.asp?hizuke=2006/7/31&group=4&id=1

 住民投票の結果、解散した富合町議会の出直し選挙が7月30日行われ、新しい議員10人が決まりました。
内訳は、前職7人、新人3人で、投票率は82・43パーセントでした。今回の選挙は、合併問題をめぐりこう着状態が続いていた議会を批判して、住民グループが解散を請求。住民投票の結果、解散したことから行われたもので、合併問題が争点となりました。10人のうち、合併の相手を熊本市とするのは6人、宇土市とするのは4人ですが、議会や町民による合併検討委員会が設置されたこともあり、検討委員会を存続させて、議論を尽くすべきとの声もあがっています。一方、町長は議会の同意を得ずに、熊本市と合併準備協議会を設置していますが、今回、熊本市派が過半数を越えたことで、すすめやすくなるとみられます。

出直し富合町議選 「熊本市と合併」過半数
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20060730200018&cid=main

 住民投票で解散となった下益城郡富合町の出直し町議会議員選挙は三十日投開票され、新議員十人が決まった。争点となった合併問題では、相手に熊本市を望むとした議員は六人、宇土市とした議員は四人で、熊本市派が優勢となった。投票率は82・43%で、前回二〇〇三年四月の88・56%を6・13ポイント下回った。

 定数が今回から四減となり、元職八人、新人三人の十一人が立候補。うち、熊本市派は六人、宇土市は五人で、宇土市派の一人が落選した。

 町議会(旧定数一四)は、合併をめぐり七対七で対立し、周辺二市一町との合併関連議案すべてを、議長を除いた六対七で否決した。

 このため、住民グループ「あかるい富合を創る会」(桑野國男代表)が五月、「議会が対立したままで、前向きの議論ができない」として議会解散を請求。解散の賛否を問う投票が七月二日にあり、賛成が多数を占め、議会は即日解散した。

 当日有権者数は六千五百九十人(男三千三十二人、女三千五百五十八人)。(森本修代)

◇富合町議選開票結果(定数10−立候補者11)=選管最終
当 644 村崎 博則 63 無新
当 580 米原 靖雄 67 無元
当 530 改原 明博 56 無元
当 519 菊池 博志 42 無元
当 510 高濱 光洋 47 無新
当 486 朽木 信哉 60 無元
当 455 小山 一美 64 無元
当 439 松永  隆 44 無元
当 434 野口ミナ子 64 無新
当 424 内藤 信博 43 無元
  343 大橋 賢二 65 無元

2676とはずがたり:2006/08/02(水) 13:39:07
<東海>静岡県

片方の出馬辞退でしこりも残るかもしれないし,両市町に亘っての工業団地も出来るみたいだし,湖西派が勝つのかなぁ??

中嶋、古橋2氏の一騎打ち 新居町長選
http://www.shizushin.com/local_politics/20060801000000000063

 浜松市か湖西市か、合併先をめぐる対立で町議会が解散、町長が辞職した新居町で1日、町長選・町議選が告示された。立候補の届け出は午後5時に締め切られ、町長選は、2氏による一騎打ちの選挙戦となった。届け出をしたのは、湖西市との合併を主張する新人の前町議会議長中嶋正夫氏(67)=無所属、同町浜名1057=と、浜松市との合併を掲げる前町長の古橋武司氏(76)=無所属、同町新居3358=。町議選(定数12)は前職12氏、新人2氏が届け出た。両選挙とも5日間の選挙戦に入った。

 古橋氏は自分に対する不信任案可決に伴い、6月30日、議会を解散。7月19日付で辞職した。古橋氏、中嶋氏に続いて、浜松市との合併を目指す片山元宏前町議が町長選出馬の意向を表明したが、31日に取りやめ、“浜松派”の候補は古橋氏1人になった。
 投票は6日、町内8カ所の投票所で行い、同日午後9時から町民センターで即日開票する。

 7月31日現在の選挙人名簿登録者数は1万3583人(男6769人、女6814人)。※

湖西と合併、企業誘致 中嶋候補
 中嶋正夫候補は午前10時から、新居町浜名の選挙事務所で出陣式を行った。地元県議らから激励を受けた中嶋候補は「皆さんと共に新しいまちづくりをしたい」と湖西市との合併を訴えた。さらに「湖西市と一緒になり、子育て支援はすぐに実行したい。企業誘致を大切にして、雇用の場を設ける。無料福祉バスを運行していく」と住民サービス向上を強調した。

「浜松」1本化を感謝 古橋候補
 古橋武司候補は午前9時半、出陣式に臨んだ。古橋候補は「浜松市との合併派は2人だったが、片山元宏前町議と話し合いができ、1本化できた。片山さんに対し、感謝したい」と述べた。また「どんなことがあっても、浜松市と合併できるようにしたい。支援してほしい」と訴えた。支援者とともに「頑張ろう」を三唱し、選挙戦をスタートさせた。

湖西、新居境界 160ヘクタールの工業団地計画
http://www.shizushin.com/local_politics/20060801000000000013.htm

 浜名湖西岸の湖西市山口地区と新居町内山地区の約160ヘクタールを対象にした、工業団地を造成する構想が浮上し、7月下旬、湖西市内の関係地権者14人が発起人会を設置した。事業費は約200億円を見込み、自動車関連工場などの誘致を図る。湖西市は支援する方針という。
 事業の仮称は浜名湖西岸土地区画整理事業。用地は新幹線南側で現在、山林、原野、農地などになっている。地権者は約430人。組合方式による区画整理の手法で造成し、約5年後の完成を目指す。
 計画では、工業用施設用地は全体面積の約7割。敷地内の道路は8―16メートルで、南北、東西に幹線道路を設ける。水害を防ぐため、大型調整池を設ける。今のところ、特定企業の進出予定はないという。
 14人は9月ごろ、組合設立準備委員会を設置する予定だが、市街化調整区域のため、湖西市、新居町が市街化区域に変更する必要がある。
 環境アセスメント、埋蔵文化財の調査なども求められる。

片山元町議、出馬取りやめ 新居町長選
http://www.shizushin.com/local_politics/20060731201713.htm

 1日の告示を控えた新居町長選挙で、当初立候補を予定していた前町議会議員の片山元宏氏が出馬を辞退した。この結果、浜松市との合併を主張する候補は古橋前町長に一本化された。浜松市との合併を掲げる前町議会議員の片山元宏氏は31日夕方、「浜松市派の票が割れ目的が達成できないことから、古橋前町長と話し合いをし、出馬辞退を決めた」という。新居町長選挙には、浜松市との合併を掲げる古橋武司前町長と、湖西市との合併を進める中嶋正夫前町議会議長が立候補の意思を示し、合併を巡る一騎打ちの選挙戦となる見通し。

2677とはずがたり:2006/08/02(水) 13:44:20
<中国・四国>山口県

>支援プランは、県が構想で示した枠組みが対象
山口市に早く入れて貰いたがっている阿東町が可哀想だ。合併新市名は防府市でどうや?

>9市に統合
新山口・新周南・新宇部・新美祢・長門・新岩国・下関・新萩・新柳井って所か

山口県が新合併構想を策定'06/8/1
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200608010037.html
▽22市町→9市に統合、支援プランも

 二〇〇九年度末の合併特例法の期限をにらみ、山口県は三十一日、市町の新たな合併構想と支援するプランを策定した。新市の基本計画を策定する法定合併協議会(法定協)の運営で、構成する市町の一自治体あたり二千五百万円の助成などを盛り込んでいる。

 支援プランは、県が構想で示した枠組みが対象。財政面では、助成に加えて、電算システムの統合など基盤整備の事業には、上限を設けない無利子の貸し付けをする。人材面では、法定協に県職員を派遣する。

 合併構想では、現行の二十二市町を九市に統合する。山口市・防府市・阿東町の枠組みで人口三十万人以上の中核市を目指し、周南市・下松市・光市と、宇部市・山陽小野田市は人口二十万人を超える特例市とする。

 〇四年度末までの旧合併特例法のもとでは、県は三市町村以上の新市建設計画の事業に、広域合併支援特別交付金として計五十八億八千万円を支出した。(西山文男)

2678とはずがたり:2006/08/02(水) 18:21:43
<東海>静岡県・岐阜県

まぁ当然こういうことになりますわな。。

「大合併」で地価明暗 本庁機能の有無を反映
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200608010190.html
2006年08月01日

 14年ぶりに全国平均が上昇に転じた06年分の路線価。地方では下落傾向が続くものの、一部では回復の兆しが見えてきた。しかし、「平成の大合併」で生まれた地方都市では、本庁機能を集めた側と、失った側で旧自治体の路線価も明暗が分かれた。

◆静岡市

 03年に旧静岡市と旧清水市が合併して誕生した新「静岡市」。昨年4月には政令指定都市に移行し、本庁機能はほぼ静岡に集約された。静岡―清水間はJRで約10分という近さもあり、経済の静岡集中が目立つ。

 静岡駅前の紺屋町では14年ぶりに路線価が上昇した。

 石畳が続く商店街では昼休み、カフェに若者たちが並ぶ。清水から買い物に来ていた主婦(57)は「ここは品ぞろえがいい。地元で買うのは日用品ぐらい」。

 今年3月には西武百貨店が撤退したが、すぐに若者向けファッションビルを全国展開する「パルコ」(東京)が出店を決めた。同社は政令指定都市に出店を進めており、これも「合併効果」と言えそうだ。来夏には駅前再開発で、25階建てのビル建設も始まる。

 一方の旧清水市。JR清水駅前の路線価は下げ幅が前年の8.9%から4.9%に縮小したものの、14年連続下落となった。大型衣料品店があった駅前商店街の真ん中では14階建てのマンションの建設が進む。「もう物販だけでは厳しい」。商店街の理事はこぼす。

◆岐阜県飛騨市

 かつて「鉱山の町」で栄えた岐阜県飛騨市神岡町。04年2月、旧古川町など3町村との合併で旧神岡町役場が振興事務所となり、職員が約50人と半減した。警察署も交番に姿を変えた。

 旧役場周辺では合併後、路線価が下落に転じ、今年も3〜4%落ち込んだ。居酒屋を営む男性(64)は「役所の懇親会などが減り、売り上げが25%も落ちた」とため息をついた。

 一方、市庁舎を構えた同市古川町。庁舎周辺の路線価は合併後もほぼ横ばいだ。庁舎職員は約40人増え、約130人に。市営文化施設がこの6月にオープンし、図書館などが入る複合施設も3年後に完成する。

 都市行政に詳しい深貝哲郎・不動産鑑定士は「本庁舎を置く都市は行政機能の一極集中で活性化されるが、周辺都市は反動で地盤沈下しがちだ。地域格差を防ぐには、官民一体で周辺の集客の仕組みを考える必要があるだろう」と話す。

2679とはずがたり:2006/08/02(水) 18:35:51
<近畿>兵庫県

昭和の大合併(2003/01/04)
破れた 神戸編入の夢
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/rensai/0301miki/02.html

 美嚢郡は五十年前、消滅していたかもしれなかった。

 中吉川、奥吉川、北谷の三村が合併して一九五五(昭和三十)年七月、吉川町が誕生した。その前後、周辺の村や町は、「寄らば大樹の陰」の思いから、神戸市との合併を模索していた。生まれたばかりの吉川町も例外ではなかった。
 ◇       ◇       ◇
 合併前夜の奥吉川村(現在の東吉川小学校区)。最後の村長、故沢井利市氏は「大神戸」への編入をもくろんだ。しかし、村民の暮らしは三田に向いていた。当時、進学は三田、三木、社の高校を選ぶことができ、登下校時のバスは、有馬高校や三田学園に通学する生徒であふれた。主婦らはバスか自転車に乗り、三田の中心街まで買い物に通ったという。県の出先機関の福祉事務所や土木事務所、保健所なども三田にあった。

 その中で浮上した神戸市との合併案。当時、北谷青年学校(現上吉川小学校)教員だった山田茂さん(91)=吉川町毘沙門=は「むしろ、三田との合併を目指す方が自然な成り行きだったかもしれない。それでも、村民の神戸市に対するあこがれは強かった」と振り返る。しかし、淡河地区の神戸編入が具体化するにつれ、「神戸市民」となる夢はついえた。
 ◇       ◇       ◇
 戦後間もなく始まった「昭和の大合併」。一町九村の美嚢郡では五四(昭和二十九)年、三木町や口吉川村など五町村が集まり三木市を発足させた。郡内には「取り残される」という危機感が一気に広がったという。

 淡河、上淡河の二村は五七(同三十三)年に淡河村としてまとまり、神戸との合併を目指す。残る三村が吉川町を立ち上げたが、町制施行後も、神戸市との合併の模索は続いた。新町発足早々の五五年、神戸との合併に向けた調査を始め、町会内に「神戸市合併特別委員会」を設置した。

 最初の町議選で当選し、一期務めた戸田武明さん(89)=同町有安=は「淡河村に後れをとった」と残念がる。

 五八年、淡河村の編入で、現在の神戸市の形が出来上がった。陳情のため、神戸市会に何度も足を運んでいた戸田さんは「吉川町の編入は、ほとんど決まりかけていた。しかし県は、神戸が大きくなり過ぎるのを嫌がっていた」と、当時の情勢を振り返る。こうして「美嚢郡吉川町」は残ることになった。

 同特別委は、荒田文郎さん(82)=同町実楽=が七〇年、町議に初当選した時もまだ残っていた。「さすがに休眠状態で、合併に向けた活動なんかしていなかった」と笑う。

 伊丹市からみなぎ台に移り住んで六年になる会社員男性(40)は言う。「これまでの歴史から、合併するなら三木がいいのかもしれない。でも、美嚢の名をなくしてしまっていいのでしょうか」

2680とはずがたり:2006/08/02(水) 18:36:09
<近畿>兵庫県

財政の優等生(2003/01/07)
酒米、ゴルフ場が寄与
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/rensai/0301miki/03.html 

 岩波勉町長が「合併するなら三木」と発言した直後に開かれた町会十二月定例会の一般質問。ある町議は、二〇〇五年三月末の特例法期限にこだわる町長への疑念をぶつけた。

 香下利忠助役を座長とする町合併研究会は報告書の中で、町の貯金である財政調整基金が最悪の場合、二〇〇七年度にほぼ底をつく―と試算した。「もはや是非を論じているときではない」。同助役の発言は、この危機感に根差している。

 総務財政課の上北隆昭課長は「酒離れが進んで、特産の山田錦は需要が減り、価格も下降気味。不況でゴルフ場客の伸びも期待できない。この上、交付税まで減額されては…」と頭を抱える。

 町財政を支えてきたのは、各地区が灘五郷などの酒蔵ごとに山田錦を卸す契約を結ぶ「ムラ米」制度。農家は安定した収入を得、町も一定の税収を見込むことができた。一方、一九九〇年代のバブル期には、六つのゴルフ場が相次ぎ開業。ゴルフ場の総面積は町の23%を占めるまでになった。固定資産税に加え、上下水道収入、ゴルフ場利用税など町に多大な潤いをもたらした。

 九〇年、西奥ダム(同町西奥)のほとりに、ゴルフ場開発計画が持ち上がった。町は、開発業者から受けた保証金約十八億五千万円の利息分で、同ダムを水源とする南部八地域のため、青野ダム(三田市)の県水を購入。この保証金を繰り入れた水資源開発等施設整備基金(水資源基金)は、ピークの九三年には約二十三億九千万円に達した。

 さらに九四年には、新興住宅地「みなぎ台」の入居も始まった。開発業者からの公共施設整備負担金十八億五千万円を活用。幼稚園、小学校、公共下水道が完成し、保育所や中学校、給食センターの整備も終えた。〇一年度末で公共施設整備基金(公共基金)は約十二億六千万円に上る。

 しかし、町南部の給水コストが、不況の影響で水資源基金の利息分だけではまかなえなくなり、五年前から毎年、五千万円前後を切り崩している。公共基金も、〇六年の兵庫国体に向けたテニスコート整備のため今後、約六億三千万円を取り崩すことになる。

2681とはずがたり:2006/08/02(水) 18:36:28

<近畿>兵庫県

町民の思い(2003/01/08)
冷静さの中 賛否半ば
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/rensai/0301miki/04.html

 一気に現実味を帯びてきた吉川町の合併。他の自治体を見ると、すんなり法定合併協議会の設置にこぎ着けるケースは少ない。「賛成」「反対」それぞれの思惑を込め、町民の議論が百出するのが通例だが、町企画調整課によると、これまで町民からの問い合わせや意見は二件だけ。藤田均課長は「町民はどない思ってるんやろ」と首をかしげる。住民は、合併をどう考えているのだろうか。

 「高校時代まで過ごしたふるさと『吉川』の名前を残してほしい」と話すのは、東吉川地区の実家に帰省中の男子大学生。「子どものころから見てきた風景と吉川町は一体」と、合併には消極的だ。中吉川地区の七十代無職男性も「合併には国の強引さを感じる。一町存続の道を、もっとよく考えてほしい」と、町に再考を促す。

 一方“合併待望論”も目立つ。三田市から嫁いできた上吉川地区の三十代主婦は「合併は各地で進んでおり、ようやく吉川でも本格化し始めたという感じ。小さな郡では不安で、大きな市と一緒になった方がいい」と言い切った。東吉川地区の七十代農業男性も「若者にとって、大きな都市の方が活躍の場が広がるはず」と、合併に夢を託す。同地区の五十代主婦は「町というと片田舎のイメージがつきまとい、就職試験でも市部に住む人が優遇されるという話を聞いた。早く市になった方がいい」と強調した。

 どこと合併するか―になると、意見はさまざまだ。神戸に通勤するみなぎ台の三十代会社員は「交通の便がよい三田と合併してほしい」と願う。一方で、「補助金制度や税金など、合併に伴い、これまでの暮らしが変化すると思うと、不安もある。これから勉強したい」と話す。

 病院に勤める東吉川地区の六十代女性は「買い物によく行く三田がいい」としながらも、「行政上の付き合いから、結局は三木との合併になるのでは…」。同地区の自営業男性(51)は、地域的なつながりから、神戸市との合併が望ましいと思っている。しかし、「町のホームページを見ると、合併パターンには神戸市も東条町もない。町長が三木やて言うんやから、もう決まってるんやろ」とあきらめ顔だ。

 中吉川地区の四十代自営業男性は「どことくっついても一緒」と、合併そのものにあまり関心がない様子だ。

2682とはずがたり:2006/08/02(水) 18:36:51

<近畿>兵庫県

「三田市」と82パーセント 合併で吉川・みなぎ台
2003/03/05
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/miki/030305lb7140.html

 吉川町の合併問題をめぐり、みなぎ台地区の五つの自治会でつくる「みなぎ台五自治会連絡協議会」が二月中旬に実施したアンケート調査の結果が四日、明らかになった。八割の住民が三田との合併を希望した。

 中学生以上の千六百六十九人を対象に十六―二十二日の七日間、合併を前提とした調査を実施。合併先として三木か三田いずれかを選ぶ方法で、回収率は90・5%だった。

 調査で三田市を選んだのは回答者の81・9%に当たる千二百三十九人。一方、三木市は18%の二百七十二人だった。合併に関して住民の意向を問う大規模なアンケート結果が出るのは初めて。

 同協議会は結果などを既に町議会に提出しており、「合併先がどちらになるにせよ、どういう経緯で決まるのか、住民にわかりやすく公開してほしい」と要望。今後の動向を見守るという。

 同地区は一九九五年から入居が始まった新興住宅地で、町全体の四分の一にあたる約六百六十世帯、二千四百四十四人が住んでいる。

「三田市とは行わず」 吉川町会合併調査特別委
2003/05/22
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/030522ke109480.html

 合併先が三木市か三田市かで意見が分かれていた美嚢郡吉川町議会は二十一日、合併調査特別委員会(永塩崇委員長)を開き、三田市に合併を打診しないことを賛成多数で決めた。昨年末から議会を二分して繰り広げられた論議の行方は、三木市を合併相手として決着する可能性が高まった。

 特別委は十四人の議員全員が参加。十四回目となるこの日は「三田市とは合併しない」という提案を、賛成七、反対五(欠席一、委員長除く)で可決した。

 前回までとは異なり非公開で開かれ、次回も二十七日午前九時から非公開で開催する予定。三木市との合併について協議される見通し。

「三木との合併前進」 吉川町長選
2004/02/10
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/miki04/0210lb10720.html

 十二年ぶりとなった吉川町長選は八日、投開票され、現職の岩波勉氏(60)=無所属、大畑=が、新人で会社役員の石田久子氏(62)=同、渡瀬=を制し、四選を果たした。岩波氏の得票は投票数の約七割に達し、同氏が進める三木市との合併路線が信任された形となった。投票率は前回を20ポイント近く下回る67・18%だった。

 同町長選は、合併の総仕上げを目指す岩波氏が昨年十二月に出馬表明。無投票四選かと思われたが、三日の告示直前になって合併の白紙撤回を訴える石田氏が立候補の意向を示した。両氏は合併を唯一の争点にした選挙戦を、五日間にわたって展開した。

 一方、石田さんは「合併について住民に考えてもらう機会をつくれてよかった。私に投じられた千四百票余りは、合併に対する住民の不安感の表れ。そういう声があることを、今後の合併協議でも忘れないでほしい」と語った。

2683とはずがたり:2006/08/02(水) 18:37:12

<近畿>兵庫県

吉川選挙区「定数3」を採用 町会特別委
2004/10/14
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/miki04/1014lb13170.html

 三木市との合併後の議員の任期について論議している吉川町議会の合併調査特別委員会は十二日夜、「吉川選挙区」を三議席とする「定数特例」の採用方針を決めた。現職十四人全員が新市議として残る「在任特例」を求める議員と、定数特例を支持する議員グループが激しく対立。四時間に及ぶ議論の末、午後十一時になって採決に持ち込まれ、七対五のきん差で決着した。

 三木市議会はすでに、定数特例の採用を決めている。町議会の決着で、合併協議会で年内に正式決定される見通しとなった。来年十月の合併から五十日以内に、定数三の「吉川選挙区」のみで市議選を実施することになる。

 議員の任期に関する同特別委の話し合いは六、八日に続いて三回目。田中修身委員長は「後世にしこりを残さないためにも、全員が納得して結論に至りたい」と呼び掛けた。

 定数特例派は「合併で町長、助役や一部の嘱託職員は職を失うなどの痛みが伴う中、議員だけが恩恵を受けていいのか」「目先の任期だけでなく、広い視野で十年先の町づくりを考えるべき」と主張した。

 一方、在任特例派は「新市に吉川の声を届けるには、三人の議員では少な過ぎる」と繰り返した。

 結局、双方の溝は最後まで埋まらず、定数特例の是非が採決され、賛成七、反対五、欠席一(委員長を除く)で、同特例の採用を決めた。合併先をめぐり三木か三田かで揺れた一年前と同様に、町議会を二分し、しこりを残す結果となった。

合併議案小差で可決 吉川町会
2005/02/22
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/miki05/0222lb14580.html

 三木市と吉川町の合併協定調印を受け、吉川町議会は二十一日、臨時会を開き、同町を廃止して三木市に編入する廃置分合案など、合併関連三議案を可決した。ただ、採決の結果は賛成七、反対六のきん差。合併賛成派と反対派の溝は最後まで埋まらず、永塩崇議長の不信任案が提出(否決)されるなど混乱した。

 可決したのは廃置分合案のほか、吉川の財産を三木に引き継ぐ財産処分案、吉川町域だけで新市の議員選挙(定数三)をする定数特例と農業委員(八人)の在任期間特例を認める議案の三件。

 合併後の吉川地区に地域審議会の導入を求め、現行の枠組みに反対する「創夢会」の六人はいずれの議案にも反対。永塩議長を除く十三人で採決し、きん差で可決した。

 六人は、永塩議長が昨年十二月の合併協議会で、議会の要望だった地域審議会の設置を求めなかったとして不信任案を提出。七対六で否決された。

2684とはずがたり:2006/08/02(水) 18:39:06
<近畿>兵庫県
>>2679-2684
美嚢郡吉川町
昭和の合併では神戸との合併を模索するも神戸市の肥大化に難色を示す県の意向もあり断念した。
平成の合併では三田との関係が深まっていたが,行政とのつながりで三木との合併を選択。

2685とはずがたり:2006/08/04(金) 16:05:58
<首都圏・甲信越>山梨県

増穂町は南アルプス市との合併を望んでいたが袖にされて困っていた。鰍沢は増穂との合併には前向きなんでしょうか?
身延町+南部町+早川町+鰍沢町で身延市,南アルプス市+増穂町で南アルプス市の方が良い気もするが。

市町村合併:鰍沢と法定協早期設置を 増穂町議会特別委、町長に回答書提出へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060731-00000072-mailo-l19

 増穂町議会は30日、市町村合併特別委員会を開き、合併を巡る状況が変化しているとして鰍沢町との法定合併協議会を早急に設置すべきだとする回答書を河西栄三郎町長に提出する方針を決めた。同町議会は6月、法定協設置を求める要請書を河西町長に提出したが、鰍沢町との合併反対が賛成を上回った04年12月の住民投票結果に反するなどとして、河西町長が議会の見解を求めていた。
 小池省三議長は前回の同委(24日)で(1)県が合併推進構想を発表するなど住民投票から1年半で情勢が変化した(2)鰍沢町との合併が消滅したとの文書を町議会が送ったのは、その時点では当然のことだった――とする回答書の議長案を提出。鰍沢町との合併反対派の6町議に対し、代案の提出を求めたが、反対派は「法定協設置は住民投票の結果で事実上否決されている。要請書は撤回すべきだ」として期限のこの日までに提出しなかった。
 このため、この日の同委で議長案の採決が行われた。反対派の6町議は「民意を無視した採決には応じられない」として退席しようとしたため反対とみなされ、議長案は賛成9反対6の賛成多数で採択された。[沢田勇]
7月31日朝刊
(毎日新聞) - 7月31日12時1分更新

2686とはずがたり:2006/08/05(土) 19:59:50
<九州・沖縄>鹿児島県

最後の組み合わせとはこれ如何に・・
それにしても後300項目も調整が必要なんやねぇ。

市町村合併 南薩3町が法定協設置
頴娃、知覧、川辺/町長「最後の枠組み」
http://www.373news.com/2000picup/2006/08/picup_20060802_7.htm

 来年12月の合併を目指す頴娃、知覧、川辺の3町は1日、地方自治法に基づく南薩三町合併協議会(会長・霜出勘平知覧町長)を設置、協議の場を任意から法定の協議会に格上げした。
 事務局を置く知覧町役場で、3町の町長や議長らが出席して発足会があった。終了後、記者会見した3町長は「素晴らしい組み合わせ」「最後の枠組みとの思いで町民の理解を得たい」「住民のための合併を目指す」と抱負を語った。
 法定協の委員は行政、議会、住民の代表計24人。17日から原則3週間に1回、えい中央温泉、知覧保健センター、川辺町文化会館の順に持ち回りで開催し、年末までに住民生活に直結する300余りの事項を調整する。順調にいけば年明けに行う住民説明会、住民アンケートを経て3月に合併協定に調印する。
 3町は昨年12月に任意協議会を設置し、庁舎位置など主要11項目と新市の将来像について先行協議してきた。法定協の設置はそれぞれ2度目となる。

2687とはずがたり:2006/08/05(土) 20:44:00
<九州・沖縄>宮崎県
>>2592 北川町合併問題 延岡市、確認事項を提示 協議が本格化 06/6/28
>>2668 延岡市との法定合併協設置を可決−−北川町議会 06/7/25

新市名は延岡市で確定的。合併期日は3/31以前か。

延岡市、北川町が法定協 合併第2幕で県内初
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000015-nnp-l45

 延岡市議会の臨時会が31日開かれ、同市との合併を望む北川町との法定合併協議会(法定協)を設置する議案を全会一致で可決、「延岡市・北川町合併協議会」の設置が決まった。昨年4月に施行された合併新法(新特例法)下における「平成の大合併」第2幕で、県内で法定協が設置されるのは初めて。

 北川町は24日の臨時議会で、同様に法定協設置を決定。本来は法定協設置後に、合併方式や新市の名称など合併協議を行う際の必要最小限事項を確認するが、同町は本年度中の合併を要望しており、同市が6月に確認事項を提示している。

 総務省によると、合併協議中か合併を間近に控えている法定協は、全国で17法定協(7月1日現在)。延岡市と北川町は、旧特例法下でも一時、法定協を設置していたこともあり、今後の合併協議は加速するとみられる。

 また、県は、新法期限の2010年3月までに県内を現在の31市町村から10市町とする合併構想を今年3月に策定。延岡市と北川町は、同一ブロックで組み合わせた。

 県市町村合併支援室の橋口貴至室長は「構想に沿う形で協議会が設立され、各自治体への影響も大きいだろう。地域間の議論をさらに深めてもらいたい」と話している。

 =2006/08/01付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 8月1日10時8分更新

2688とはずがたり:2006/08/05(土) 20:52:10
<首都圏>山梨県

忘れてたけど8/1,(新)笛吹市誕生。
http://www.mapion.co.jp/html/map/web/admi19.html

(旧)笛吹市(東山梨郡 春日居町, 東八代郡 石和町, 御坂町, 一宮町, 八代町, 境川村;2004/10/12)+東八代郡芦川村

そんな訳で図書館も6つもある。。
http://library.city.fuefuki.yamanashi.jp/

2689とはずがたり:2006/08/05(土) 21:17:04
<北陸・甲信越>新潟県

この結果合併推進派が当選。
結局新市名はどうするのかね?岩船も村上も捨てがたい。。

(1)村上・岩船 (06/4/19)
合併巡り主導権争い 市長選で激しい論争再燃
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/kikaku/100/1.htm

 現職と新人が立候補した村上市長選は、合併の是非を最大の争点に市を二分する激戦となっている。告示された16日、新人候補の佐藤度(わたる)氏(51)の出陣式には、山北町、神林、朝日、粟島浦村の首長4人が顔をそろえ、「村上市と岩船郡が合併するには新しいリーダーが必要だ」と繰り返した。

村上市長選の候補者の第一声に耳を傾ける有権者。市民の判断が周辺町村の行方も左右する(今月16日)
 岩船郡6町村のうち、自立の道を選んだのは関川村だけ。残る5町村は村上市との合併を模索する。2009年度に過疎債が廃止されれば、山北町や朝日村は厳しい財政難に直面する。粟島浦村も離島向けの優遇策が頼りだが、いつまで続くかわからない。過疎と財政難に苦しむ町村にとって、村上市との合併は最後の生き残り策といえる。
                    ◎
 地域的な結びつきが強い村上市と岩船郡は2002年4月、合併に向けて任意協議会を設置した。会長は当時の村上市長だったが、直後に佐藤順氏(60)が市長に当選すると、会長ポストは神林村長の手に渡った。主導権争いの始まりでもあった。

 03年7月、離脱した関川村を除く6市町村で法定協議会が設置され、佐藤順氏が会長に就任。新市の建設計画が次々と決まり、合併協議は順調に進んだ。

 ところが、新市名の決定方法を巡って再び対立が表面化した。公募をもとに絞り込まれた候補は「村上」「岩船」「いわふね」の3案。町村側は市町村ごとに5人いる法定協委員による投票を主張したが、村上市は「委員投票になれば岩船かいわふねに決まる可能性が大」として反発し、住民アンケートで決める方法を提案した。

 結局、双方とも譲らず、村上市は04年9月に法定協を離脱。事実上、法定協休止が決まった。
                      ◎
 合併協議はこれで完全についえたかにみえたが、村上市内にも合併推進の声は根強く残った。佐藤度氏を会長とする市民団体「新しい村上をつくる会」は、合併の是非を住民投票で決めるよう求める署名を集め、有権者の半数を超える約1万3000人に達した。勢いを得た反市長派の市議らに推され、佐藤度氏は05年11月に出馬を表明。合併論争は一気に再燃した。

 この間、周辺町村は村上抜きでの合併を模索。荒川町を除く4町村は「合併研究会」を設置した。村上が抜けると、神林村は村上市を挟んで“飛び地”となり、粟島へのフェリーが発着する岩船港も同市にある。「やはり合併には村上が不可欠」との思いを強めるだけだった。

 1年前に施行された合併新法■は、かつての合併特例法に比べうまみは少ないが、周辺の4町村長は今選挙を「最後のチャンス到来」とみる。朝日村の鈴木源左衛門村長は「村上市なくして合併は難しい。しこりの残る現職ではなく、新しいリーダーを」と息巻く。自民党県連も支援に回った。

 村上市議会(定数22)も真っ二つに分かれる。補選で当選した2人を除くと、市長派8人、反市長派10人、共産党2人。共産党が市長側に回ったことで、対決姿勢はさらに強まった。
                       ◎
 6市町村による法定協の再開を公約に掲げる佐藤度氏。対する佐藤順氏は「合併以前に行財政改革を進めるべき。その上で村上市の考え方を尊重してくれる町村と話し合いたい」と訴え、個別の町村の編入合併も視野に入れる。

 市長選の行方が、村上市だけでなく周辺町村の将来も左右することは間違いない。投開票は23日。
(戸田雄)

■合併新法 2005年3月に期限が切れた市町村合併特例法(旧合併特例法)に代わり、5年間の時限立法で同年4月に施行された。旧法には合併特例債による財政支援措置があったが、新法では廃止。また合併後10年間保証された旧市町村分の地方交付税は、段階的に5年間に短縮され、早く合併するほど優遇期間が長くなる。合併をさらに促すため、知事が市町村に合併協議会の設置を勧告できるようにした。

2690とはずがたり:2006/08/06(日) 09:35:44
<東海>静岡県

この辺はもう<首都圏>の括りでもよさげだけど。取り敢えず3市3町でがつんと合併すべし。新市名は沼津という訳にはいかないかなぁ。。

市町村合併:沼津など3市3町に 東部地区枠組みで合意−−県推進審作業部会 /静岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000056-mailo-l22

 県市町村合併推進審議会の作業部会は31日、県庁で会合を開き、東部地区の合併の枠組みについて、沼津・三島・裾野・長泉・函南・清水の3市3町とすることで合意した。8月中旬に予定されている同審議会に作業部会案として提案する。同地区は中核市として東部の拠点となることが期待されているが、各市町の思惑は異なり、足並みはそろっていない。
 作業部会では、同地区の合併機運の低調さから合併新法の期限内(10年3月)の実現性に懸念が示されたが、「県土全体の均衡ある発展に不可欠」などの意見が大勢を占めた。
 同地区では、3市3町に御殿場市、伊豆の国市、小山町を加えた5市4町でつくる「東部広域都市づくり研究会」が6月に2年4カ月ぶりに開催され、「13年度をめどに政令指定都市づくりを目指す」ことを確認した。しかし、政令市までの道のりについては、「段階的合併を経て政令市へ」と考える沼津市と、「一気に政令市へ」と主張する三島市で考えに隔たりがある。[鈴木直]
8月1日朝刊
(毎日新聞) - 8月1日11時1分更新

2691名無しさん:2006/08/08(火) 09:44:28
<東海>静岡県
こちらに貼るのが良いでしょうか?

新居町長に中嶋氏 湖西と合併推進
http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20060807/lcl_____siz_____005.shtml
浜松市か湖西市か、合併相手先を最大の争点にした新居町長選と町議選は六日、
投票が行われた。即日開票の結果、町長選では無所属新人で湖西市との合併推進を
訴える前町議長の中嶋正夫氏(67)が、浜松市との合併を主張する無所属前職の
古橋武司氏(76)を大差で破り、初当選を果たした。町議選(定数一二)は前職十一人と
新人一人が当選を果たし、湖西派が十人と多数を占めた。

合併絡みでは全国初のケースとなるダブル選で、合併先を選ぶ事実上の住民投票と
注目を集めた町長選。有権者の五割以上が中嶋氏に投票したことで、新居町は湖西市
との合併に向け、新たなスタートを切った。

当日有権者数は一万三千四百八人。町長選の投票率は町議とのダブル選への関心が
高く、一年八カ月前の前回選に比べ、8・54ポイント高い77・31%だった。町議選も同じ
77・31%で前回選を4・19ポイント上回った。

2692名無しさん:2006/08/08(火) 09:44:56
 ◇新居町長選確定得票
当 7,183 中嶋正夫67 無新<1>
   2,856 古橋武司76 無前

 ◇新居町長選当選者
中嶋正夫(なかじままさお) 67  無新<1>
(元)町議長・新居小中PTA会長・町消防団長▽浜名

 ◇新居町議選確定得票 (一二…14)
当 1,135 馬場   衛60 無前
当 1,090 太田  サヨ60 公前
当 1,080 荻野 利明52 共前
当 1,033 片山 元宏64 無前
当   783 飯田 重義67 無前
当   746 中本 好勇68 無新
当   712 中村 博行65 無前
当   625 近藤   旭64 無前
当   609 杉山   勇67 無前
当   589 永田   進56 無前
当   512 太田 慎一71 無前
当   507 石川   猛68 無前
     403 大川哲二郎68 無新
     341 石原 純夫70 無前

2693とはずがたり:2006/08/08(火) 09:49:26
<東海>静岡県
>>2692-2693
おお,有り難うございます。
湖西派圧勝ですね。ああ,ごたごたすればしかたないが,浜松vs湖西の形ではなく古橋氏の批判という形に持ち込めた時点で湖西派の勝ちだったような気がします。
浜松派の住民も結構いたと思うんだけど。浜松市と合併した自治体の不満でも伝わったか?
いずれにせよ此で湖西との合併が決まったようなものだし取り敢えず歓迎。

2694とはずがたり:2006/08/08(火) 11:02:32
<北関東>茨城県
>>2653

桜川市議会:解散の是非問う住民投票が告示 有権者どう判断 /茨城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000098-mailo-l08

 桜川市議会の解散の是非を問う住民投票が31日、告示された。投票は20日午前7時から午後6時まで市内40カ所で実施され、午後8時から同市羽田の大和ふれあいセンターで開票される。有効投票の過半数の賛成が得られれば市議会は解散され、40日以内に市議選(定数26)がある。期日前投票は1日から19日まで同市役所岩瀬庁舎と真壁庁舎、大和中央公民館の3カ所で実施される。有権者数は4万11人(6月2日現在)。
 同市選管は市民団体「桜川市民の声」の解散請求の要旨と市議会の弁明書を3庁舎と投票所の計42カ所に張り出した。
 同市は昨年10月、3町村の合併で誕生。合併特例法の在任特例を適用し、合併時の議員45人(現在は在職議員は23人)が07年9月末まで在任する。これに対して「桜川市民の声」は「人口や財政規模などから議員の数が多過ぎる」と有権者の3分の1を超える有効署名1万9370人を添えて本請求し、受理された。
 市議会は「合法的に議員の身分は保障されているのに解散請求は議員の身分を不安定にし、議会運営の円滑さを欠く」などとする弁明書を可決、解散反対を主張した。[小林昭雄]
8月1日朝刊
(毎日新聞) - 8月1日13時2分更新

2695とはずがたり(1/3):2006/08/08(火) 11:06:33
<首都圏>埼玉県

ちょいと古い記事だが

特集・腐り切った川島町
カネまみれ選挙、逼迫した財政、理念なき町政
http://www.gyouseinews.com/local_administration/jul2005/003.html
「古き時代のムラ意識」を脱するには
「川越との合併」に活路を見出すしかないのか

 昨年末、本紙に寄せられた読者の声は印象的であった。一部を引用してみよう。

「私は川島に一年半前引っ越して来ました。かなりカルチャーショックで何か無いかと貴紙のインターネット・ウェブページにたどり着きました。ページを読ませて頂き特殊な、ある意味部落的な風習が今なおあるのだと実感させられました。私の自治会では入会が強制され入会金なるものを払わされ、驚く事にその自治会費にはすべての任意の募金寄付金が強制的に取られています 川島中学校の寄付金すら入っており、またあるべきことか神道をも強要されておりあきれるばかりです」。

 町議選違反、農業委員一般選挙の不正疑惑……本紙もこれまで数回にわたり、埼玉県比企郡川島町をめぐる汚泥を白日の下に晒してきた。近代社会にありうべからざる前近代ムラ的論理が作用するなかに、島村治作氏や山口泰明代議士の姿がそこかしこに見える。

 その川島町で目下、後戻りできない力で動き出しているのが川越市との合併計画だ。

 舟橋ファミリーが牛耳る官製談合シティー、伏魔殿川越市。中核市でありながら、行政執行者たちの民度の低さは特筆に値すると本紙は認識しているが、そんな川越市との合併に胸ときめかせる川島町民の「現状打破」への衝動を、切実につづった文章がある。

「特定非営利活動法人川島まちづくり研究会」で、合併賛成派を自認する内野淑子氏はこう述べている。

「小さな目盛りの物差しを振りかざし『前例がないから』を口癖のようにして旧態依然を好み新風を嫌う。老人のみならず脈々と伝播され続けてきた現実。川の向こう、橋の向こうには我々には見た事も聞いた事もない価値観がある。ならばその人達と共に生きる道を選びたい」(同研究会ウェブサイト・合併に関する基本見解より)
「川越」に吸収合併を望む川島町民が7割

 埼玉県のほぼ中央に位置する比企郡川島町。農業を中心とする、この人口約2万3千人の町がいま、静かな注目を集めている。

 理由の一つは首都圏中央連絡自動車道(圏央道)のインターチェンジ建設予定であり、もう一つは隣接する川越市との間に持ち上がっている合併の計画である。

 2005年3月末の合併特例法期限切れを前に、全国の地方自治体で新市・新町の誕生、合併調印が相次いだ。いわゆる「平成の大合併」である。だが川越市はこれまで一度も合併協議をしていない。平成15年(03年)に念願の中核市に移行し、予算を30億円近く、また行政事務を2500項目増やす大事業を終えたばかりの川越市は、次の目標を「政令指定都市」に据えている。

2696とはずがたり(2/3):2006/08/08(火) 11:06:59

 政令指定都市への条件の一つは50万人以上の人口を擁することである。現在すでに川越市の人口は約33万人。所沢市より約2千人多い、県下唯一の中核市がもつ求心力は強い。自動車のご当地ナンバー「川越」についてのアンケート結果によれば、川越市を含む周辺4市2町の住民の7割が、現在ある「所沢」より「川越」を支持した。

 川島町でも同様だ。同町は比企郡に割り当てられた、いわゆる「熊谷」ナンバーの地域なのだが、川島住民の9割は「川越」ナンバーを希望しているという。

 川越の名は、一種のブランド的な響きにさえなりつつあるのだ。合併特例法期限に拘らない舟橋市長がかねてより公言する合併の条件とは「川越の名を消さないこと」である。

 そうしたなか、川島町では町民2000人に対する「川島町市町村合併に関する住民意識調査」で、7割の町民が合併に賛成し、さらにその7割が希望する合併相手として川越市を挙げた。この結果を踏まえて今年の2月、川島町の高田康男町長が川越市の舟橋功一市長を訪ねた。

 だが合併計画に向けての高田町長の動きは鈍かった。そもそも川島町の下水道や道路、商業のレベルは川越市の水準とは大きな開きがあり、また比企地域で進んでいた広域合併協議にも加わらなかった。のみならず、川島町議会や農業委員会関係者の中には、合併に反対を唱える向きもある。

 町民の7割が望んでいるという川越市との合併。では、「3割」といわれる反対派の意見とは……。

議員数が減る、火葬場が来る……
合併反対派の「被害妄想」

「まず町議の中で見られる、合併への反対意見で代表的なものは『議員の数が減る』ことだろうね」

 川島町に詳しい人物は語る。

「特に共産党はそうだよ。自分たちの職域が狭められることを懸念しているんだ。川島町の場合、町会議員になるには最低400票でいい。だが川越市議となるとレベルが違う。最低2000票は必要になる。川島だけで小選挙区制をやるにしても、そんなのは最初の一回だけ。二度目からは川越市と一緒にやらざるを得ないだろうね」

 一部の町民にも合併に対し根強い反対意見があるという。

「要するに『好ましくない施設』が移動してくることを心配しているんだよ。川越市の火葬場、焼却場、汚水処理場が川島町に来るのではないか、と案じている町民は確実にいる」

 昭和30年のいわゆる「川越市大合併」(芳野村・古谷村・南古谷村・高階村・福原村・大東村・霞ヶ関村・名細村・山田村の合併)に伴い、川越市にそれまであった小規模な火葬場が姿を消したという。現在、川越市には斎場が二ヶ所(川越市斎場、川越市市民聖苑やすらぎのさと)あるのだが、どちらも慢性的に順番待ち状態。さらに本紙過去号でも詳述した『ごみ焼却炉問題』がある。

 川越市に現在稼働中である二ヶ所の焼却炉のうち、東側焼却炉は操業開始から19年、西側は26年を経過している。焼却炉の老朽化は深刻だ。しかし読者諸氏もご存じの通り鯨井地区に建設されるはずだった「新清掃センター」計画は、元助役の逮捕をきっかけに凍結したままである。

2697とはずがたり(3/3):2006/08/08(火) 11:07:42
>>2695-2697

 今年6月、舟橋市長は焼却炉建設の大きな問題であった機種選定について「競争入札しかないと考えている。9月議会で新しい方針を示したい」と、大手鉄鋼メーカーと随意契約する方向で検討していた庁内「建設検討委員会」の方針を白紙に戻す考えを表明した。もちろん、建設予定地をも白紙に戻すアナウンスはなされていない。だがこうした「好まれざる施設」、はっきり言えば迷惑施設を「お荷物的に川島町に持ち込まれるのではないか」と懸念する町民が存在することは理解できる。

 だが理解はできるものの、多分に被害妄想的な感覚であることは否めない。いくら迷惑施設とはいえ合併後、あたかも川越市の威力の下、川島町に無理やり作られる……などということはあり得ないからだ。

「合併反対派3割」の内訳は
「泰明・町長・川島町職員」??

 合併反対派の「反対理由」はこれだけではない。別の川島町消息筋が指摘する。

「川越市の課長クラス以上の職員はほとんど大卒だが、川島町はほぼ高卒。合併した暁には川島町側の課長ポストが消えてしまうんだ。現在課長で、課長のまま定年を迎えたいと考える職員にとっては、合併ってのは迷惑な話なんだよ。実際『われわれが定年を迎えるまで合併の話は持ち出さないでほしい』と考える川島町職員は多い」

 それだけではない。反対派の中には山口泰明衆議院議員もいるという。

「そもそもなぜ合併問題がなかなか進まないのか。反対派には(山口)泰明も一枚噛んでいるんだよ。なぜなら川越と合併してしまうと、泰明が川島で押さえている七千〜八千票が減る。なかでも特に手堅い四千票が減ってしまう……これが一つの理由だ。ナンバープレートの問題だってそうだろう?川島町は現在、熊谷ナンバーだ。電話番号は川越、消防も川越……ナンバープレートだって川越がいい、というのは町民の自然な意識だよ。国土交通省も『新たな地域名表示ナンバープレートの導入についての要綱』を昨年の11月に出したじゃないか。国交省に話を通せばすぐに川越ナンバーが現実化して、川島町も組み入れられるはずなのに、そうはならない。なぜか?国土交通常任委員会理事に、山口泰明議員がいるからだよ」

 埼玉県には「大宮」「熊谷」「春日部」「所沢」の4種類のナンバープレートがある。川越市を中心とするいわゆる「埼玉県川越都市圏」の7市町(川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、日高市、川島町、毛呂山町、越生町)は、川島町を除いて「所沢」ナンバーだ。

 自動車のナンバープレート統一を合併に先行させるべきだ、という意見は多い。

「ナンバー統一がそのまま合併に向ける勢いを加速するからだ。だからナンバー統一は『国交省との絡みで出来ない』と言い訳しているんだよ」

 取材に応じてくれた別の人物は、憶測を踏まえつつこう語る。

「川島町に本社を置く県下有数の建設会社に島村工業がある。島村工業は測量会社や不動産などをも幅広く手がけているため、町内の建設や不動産関係の情報を真っ先に掴んでくる。もともと山口泰明の父親が島村工業と手を組んで、建設現場の廃棄物を川島町に売っては利益を町長と山分けしていた、って話だが、そういう『繋がり』は未だに生きているという噂だ。つまり川島町の課長クラス職員と町長、それに山口泰明代議士の三者の利益は『合併させない』ことで一致しているんだ」

2698とはずがたり:2006/08/09(水) 00:36:41
<九州・沖縄>宮崎県

市町村合併:小林市との合併協設置を 高原町住民が署名簿を提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000315-mailo-l45

 高原町の住民グループ「早期合併をすすめる会」の前原淳一代表(54)らは31日、小林市との法定合併協議会設置を求め、384人の署名簿を町選管に提出した。
 町選管は20日以内に署名簿を審査し、1週間縦覧。有効署名数が法定数(有権者9254人の50分の1=186人)を満たしていることが確認されれば、住民は日高光浩町長に法定協設置を本請求する。
 前原代表は「財政に余力があるうちに、少しでも早く合併すべきだ」と述べ、年度内の合併を目指している。合併方法については「編入しかない」との見通しを示した。小林市は3月20日に旧須木村と合併したばかり。
 高原町は西諸地域4市町村、野尻町との合併協議がいずれも破たんし、曲折の末に自立を選択した。日高町長は「本請求があった時点でコメントする」としている。

8月1日朝刊
(毎日新聞) - 8月1日18時1分更新

2699とはずがたり:2006/08/09(水) 21:33:39
<東北・北海道>青森県

2006年8月8日(火)
新郷が五戸に合併協議申し入れ
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20060808190714.asp

 新郷村の須藤良美村長は八日、五戸町役場を訪れ、三浦正名町長に合併協議を申し入れた。これに対し、三浦町長は今月中に町議会議員全員協議会を開いて、対応を話し合う意向を示した。

 両首長によると懇談では、須藤村長が、前村長時代の「平成の大合併」の際、五戸地方の協議会に参加しながら八戸地域に方針転換して協議会を離脱した経緯に触れ「町には過去に大変ご迷惑を掛けた」と陳謝。その上で「五戸川を通じて歴史・文化を共有してきたつながりを大事にしながら、合併協議を前向きに検討していただきたい」と要請した。

 要請に対して、三浦町長は過去のいきさつを踏まえ「町議の間でもさまざまな意見がある」と、村に対する感情的なしこりがあることなどを説明。「協議を受けるか受けないか判断するのは簡単ではない。議会と相談しながら対応を決めるが、いつまでに回答するという約束はできない」と述べた。

2700とはずがたり:2006/08/09(水) 21:38:12
<東海>静岡県

合併協設置 富士川町長申し入れ 富士市長は同意
http://www.shizushin.com/feature/gappei/kiji2/20060705000000000010

 富士川町の坪内伸浩町長と石川文彦町議会議長は4日、富士市役所を訪れ、鈴木尚富士市長に「合併に関する協議の場」設置を連名で申し入れた。鈴木市長は同意し、年内に合併協設置議案を市議会に提出する考えを明らかにした。坪内町長は、3月の住民アンケート調査で町民の意向が明確になったとした上で「富士市との合併により住民福祉の向上と安定を目指す」などとした文書を鈴木市長に手渡した。
 申し入れ後の記者会見で、鈴木市長は合併協設置に向けた具体的な日程の言及は避けたが、9月下旬から10月にかけて市内24地区で説明会を開催する意向を示した。「編入合併を考えた場合、富士市よりも富士川町側に影響が大きい」と初めて合併方式にも触れた。
 坪内町長は「議会、行政、住民の総意として意思表示させていただいた」として、両市町の合併論議が同町内の意見の相違で白紙となった2年前の状況との違いを強調した。
 坪内町長と石川議長は同日、富士市議会に対しても協力を要請した。

合併協設置へ8日、初の準備会 富士市と富士川町
http://www.shizushin.com/feature/gappei/kiji2/20060729000000000027

 富士市と富士川町は8月8日、合併協議会設置に向けた事務的な協議を行うための初の「富士市・富士川町合併協議会設立準備会」を同市役所で開く。両市町から5人ほどずつ出席する予定。今後は毎月1回、準備会を開催し、3回程度で終える見通し。
 両市町の合併については今月4日、坪内伸浩町長らが同市を訪れ、鈴木尚市長に「合併に関する協議の場」設置を申し入れ、鈴木市長はこれを了承した。鈴木市長、坪内町長とも年内に合併協設置議案を議会に提出する意向を示している。

合併協設立へ準備会 富士・富士川
http://www.shizushin.com/feature/gappei/kiji2/20060809000000000017.htm
「編入」方式念頭に方針検討

 富士市と富士川町の合併協議会設立に向けた初の準備会が8日、富士市役所で開かれた。準備会の設置要項を了承したほか、合併に向けた基本的な考え方について事務局が説明し、意見交換した。次回準備会は9月6日。3回目は10月を予定し、全3回程度で終了する見通し。
 準備会には富士市から6人、富士川町から5人が出席した。会長に常盤勝利富士市助役が就任したほか、協議事項では、合併協を設立する際の事務所の場所や名称、また「協議会だより」の経費負担などを検討した。また合併に際しては、両市町の行政水準を維持することや行政格差が生じないよう一体的まちづくりを進めることなどを事務局案として示した。合併方式については、富士市への「編入」を念頭に3回目あたりに準備会としての方針を出す見込み。
 準備会は、坪内伸浩富士川町長が7月4日、鈴木尚富士市長に「合併に関する協議の場」設置を申し入れたことで開催した。鈴木市長、坪内町長とも年内に合併協設置議案を議会に提出する意向を示している。

2701とはずがたり:2006/08/09(水) 21:47:22
<東海>静岡県
>>2691-2693
新市名「浜名湖市」とか良いね。三ヶ日とかもあんま浜松市に冷遇されるとこっちに入れば良かったとか思うかも。

[合併の行方 新居町長・町議選を終えて](上)「湖西」へじわり始動 「融和、対等」の声も
http://www.shizushin.com/feature/gappei/kiji2/20060808000000000091.htm

 合併先を最大の争点にした新居町長選は湖西市との合併を掲げた中嶋正夫氏(67)が初当選し、町議選も「湖西市派」が12人中9人を占めた。湖西市との今後の合併の行方と課題を探った。
 中嶋氏が圧勝したことで、湖西市側からは7日、合併を歓迎する踏み込んだ発言が目立った。
 「新居町の意向がはっきりした。打診や要望が来たら迅速に答える義務がある」。三上元市長(61)は“ラブコール”する新居がどんな町なのかを、市の来月の広報で情報提供し、自治会向け説明会の開催も検討することを明らかにした。
 「湖西の名前にこだわらず、障害はあまりないと思っている」とも述べ、市議会議員の任期が終わる来年4月を合併時期の1つのめどに掲げ始めた。
 人口5万人に満たない湖西にとって、6万人都市になるのは1つのメリット。同市議会の二橋益良議長(57)も「吸収合併すると住民感情がもつれる。住民の心をつかむには対等合併」と現実論を口にした。
 今後は両市町民の合意形成や具体的な意見交換の中身、合併時期が焦点。大差が付いたとはいえ、浜松市との合併を主張した古橋武司前町長(76)は2800余の票を獲得した。湖西との合併ありきの早急な展開は、新たなしこりを生む懸念も残る。
 町議選でトップ当選した馬場衛町議(60)は「湖西への主張をどうしていくかはこれから」とし、合併時の約束事をどうまとめて、取り付けるかを課題に挙げる。
 湖西市議会の改選期までに合併協議をまとめたい思惑もあるが、一部市議には「時間的に窮屈」という声も漏れる。合併した場合の新市名も「浜名湖市」「湖西市」など複数案が浮上し出した。
 議長経験者の佐々木伸康市議(52)は「まだ市民に説明していない段階。住民投票やアンケートで信を問うべきで来年4月は無理。新居と合併し市の財政は大丈夫なのか」とくぎを刺し、市民の意向に配慮する。
 新居町総務課によると、本年度末の町債務総残高見込みは約100億円と一般会計予算額の倍以上。どう返済し、債務を抑えていくかも議論の余地がある。
 町民との意見交換会開催を検討している中嶋新町長が、今後どのような形で湖西市との合併協議を具体的に進めるのか。町民への説明責任も問われる。

2702とはずがたり:2006/08/09(水) 21:47:41
<東海>静岡県

新居町の高コスト体質は競艇からの上がりを計算に入れてしまってたからか?

[合併の行方 新居町長・町議選を終えて](下)老朽化する公共施設 行革内容の提示急務
http://www.shizushin.com/feature/gappei/kiji2/20060809000000000053.htm

 築30年がたち、耐震強度も不十分と判明したのに、補強や新築のめどが立たない。年間8万人もの町民らが利用する「町民体育館」(新居町浜名)の置かれた状況は深刻だ。
 耐震工事の必要性は以前から町内で議論されているが、厳しい財政事情が影を落とし続け、正式な方針決定がされていない。
 「町民温水プール」(同)は“温水”プールなのに冬場は泳げなくなった。昨年10月、水を温めるボイラーなどが修理不能となり、夏場だけしか泳げないプールになっている。
 新居町の財政は、大きな収入源だった浜名湖競艇からの収入がピーク時は十数億円あったが、近年は数千万円規模に激減している。本年度は1億3000万円まで上がる見込みだが、ピーク時の1割程度。町の一般会計当初予算額も4年連続で前年比マイナス予算となった。
 新居町は人口規模の割に公共施設が多く、維持管理費がかかる特徴がある。ここ数年、補修や改修、新築の是非を議論する時期に来ている。
 町はこれまで長期未利用の町有地の処分など行財政改革に努めているが、行革を町民に説明した町の広報(ことし3月号)を見ても、抜本的な内容は乏しい。
 村越紀夫町商工会長(69)は「合併はいいと思うが、しっかり町の足腰を鍛え、職員も意識改革すべき」と指摘。湖西市商工会の大塚隆三会長(76)も「町の財政が悪化したから合併、では筋が通らない。体質改革してから協議する必要がある」と町の自助努力の必要性を訴える。
 湖西市の職員からも「来年4月の合併は事務的に無理」(20代男性)「もっと慎重に協議すべき」(50代男性)という本音が漏れる。
 合併について、首長や一部議会関係者の発言が先行気味だが、住民からは「現時点で合併の賛否の考えはない。なぜ合併するのか、長所短所も説明してほしい」(湖西市新所原の30代男性)、「身近なサービスを受けるには合併しない方がいいようにも思う。合併の必要性をきちんと知りたい」(新居町新居の50代女性)という声が聞かれる。
 中嶋正夫町長(67)は選挙戦で一層の行革の必要性を強調し、できることから着手していく姿勢を鮮明にしている。行革施策の具体的な実行や、合併で住民が痛みを伴う内容説明も求められる。

「湖西と合併、町民望む」 新居町長 市長に就任あいさつ 浜松市長にも
http://www.shizushin.com/feature/gappei/kiji2/20060808000000000079.htm

 湖西市との合併を掲げ当選した新居町の中嶋正夫町長が8日、湖西、浜松両市役所を訪れ、三上元湖西市長、北脇保之浜松市長に就任のあいさつをした。
 湖西市役所では、中嶋町長は三上市長に「町民の気持ちが選挙の票に表れた。町民が将来、湖西市と一緒になるのを当然と受け止めているということ」と“ラブコール”を送り、「また相談に上がります」と合併に向け交渉を始めていく意欲を示した。
 面談後、三上市長は「新居町から合併について正式な申し込みがあると推論している。申し込みを受け、情報を公開し、新居との合併についてどう思うか、市民、議会に語りかけていきたい。市として合併について公式見解が必要になると思う」と述べた。
 北脇市長に対して中嶋町長は「いろいろご心配かけました。行政の立て直しなどご指導いただきたい。特に地震対策の連携も進めたい」とあいさつ。北脇市長は「隣の市として引き続きいい関係を築きたい」と述べた。

2703とはずがたり:2006/08/10(木) 10:13:29
<九州・沖縄>鹿児島県

大口、菱刈議会 法定協設置を可決
住民発議受け再スタート
http://www.373news.com/2000picup/2006/08/picup_20060810_5.htm

 大口市議会と菱刈町議会は9日、それぞれ臨時会を開き、菱刈町の住民グループが直接請求していた1市1町の法定合併協議会設置について可決した。今後、両市町で第1回会合の日程などを話し合う。
 両市町は旧合併特例法の優遇措置を受けられる2005年3月末までの合併申請を目指した経緯があり、今回の法定協設置決定は、1市1町合併に向けた再スタートとなる。
 両市町議会とも同日議案を上程。大口市議会は本会議で賛成多数で可決した。
 菱刈町議会では合併対策調査特別委員会にいったん付託され、法定協設置請求代表者の大橋晋さんを呼んであらためて意見を求めた。議員の間からは「1市1町の先に広域合併を」「今は災害復旧を優先させたほうがいいのでは」などの意見が出された。
 その後、全員協議会で意見を調整。再開した委員会では全会一致で原案通り可決。本会議でも全会一致で可決した。
 両市町は旧合併特例法下での合併申請を目指したが、04年12月、菱刈町の住民投票で反対票が上回ったため法定協の協議を休止し、05年5月に廃止した。
 菱刈町の住民グループは5月末、法定協設置を神園勝喜町長に本請求。大口市の隈元新市長が市議会に付議する意向を表明したことを受け、両市町議会が開かれた。

2704とはずがたり:2006/08/10(木) 10:14:30
<東北・北海道>青森県

新郷村が五戸町に市町村合併協議開始を要請(2006/08/09)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/08/09/new06080901.htm

 新郷村の須藤良美村長と村議会正副議長は八日、五戸町役場に三浦正名町長らを訪ね、市町村合併の協議開始を要請した。非公開での会談では、須藤村長が「これまでの村の合併対応で五戸町に大変ご迷惑をかけた。町、町議会、住民におわびしたい」と陳謝。三浦町長は、今月中に町議会に議員全員協議会を開き協議を求める方針を示したが、村への回答時期については保留したという。
 会談には、新郷村側から須藤村長、村議会の横田幸穂議長、東利昭副議長が、五戸町側からは三浦町長、町議会の三浦俊哉議長、鈴木繁男副議長が出席。須藤村長が三浦町長に対し、「市町村合併に関する協議の申し入れ」と題した要請文を手渡した後、非公開で四十分ほど会談した。
 終了後、取材に応じた須藤村長は、「五戸川の流れを壊さずに合併を前向きに検討するよう心からお願いした」と語った。さらに、合併に関して村側から条件は提示しなかった―とした上で、「議員定数や村有財産の取り扱いの問題などが出るかもしれないが、すべては合併協議のテーブルに着いた時に判断すべきだ」と述べ、協議機関の設置を優先したい考えを示した。
 要請を受けた三浦町長は「新郷村とは過去の経緯があるので簡単には判断できない。町の対応はまだ白紙だ」と語った。
 さらに、「町議会には今月中に議員全員協議会を開いて対応を協議してもらうが、一回でまとまるかは分からない。村側には『いつまでに回答する、ということは約束できない』と伝えた」として、要請に対する判断に時間を要する可能性を示唆した。

2705とはずがたり:2006/08/10(木) 10:19:51
<東北・北海道>山形県

合併しないとしてきた現職が敗退

高畠町長に寒河江氏・2016票差、現職渡部氏を破る
http://www.yamagata-np.jp/の記事検索より。2006/04/17付け

 任期満了に伴う高畠町長選は16日投票が行われ、即日開票の結果、前県議の寒河江信氏(57)=高畠=が、現職の渡部章氏(57)=糠野目=に約2000票の大差をつけて初当選した。投票率は78.91%で、2002年に行われた前回選挙の77.29%を1.62ポイント上回った。

 寒河江氏は去年12月の出馬表明後、ただちに各地で座談会を開いて町財政の抜本的な改革の必要性などを強調。自民党と公明党から推薦を取り付け、町商工会幹部、建設業者などから幅広く支持を集めるなど、万全の態勢で選挙戦に挑んだ。大票田の地元高畠地区で渡部氏を引き離したほか、和田、亀岡両地区でも支持を広げて票の上積みに成功した。

 渡部氏は、後援会を基盤に草の根運動を展開。市町村合併をしない自主自立のまちづくりを訴え、地元の糠野目地区は固めたものの、高畠地区で票が伸び悩んだ。

 寒河江氏は当選決定後、高畠地区の選挙事務所に集まった大勢の支持者を前に「皆さんの支えがあったからこそ当選できた。しっかりとした町のビジョンを示し、課題を解決していきたい」と抱負を語った。

[開票結果](選管最終)
当 寒河江 信 無新 9,240
  渡部  章 無現 7,224

[当選者略歴]
((1)現職(2)最終学歴(3)主な経歴)
寒河江信(さがえ・まこと) 57 無新
(1)旅館業(2)一橋商高(3)町陸上競技協会長、町体協副会長。県議1期、町議3期。当1

2706とはずがたり:2006/08/10(木) 10:22:05
<東北・北海道>山形県

寒河江氏は合併も模索すべしと主張

渡部氏を寒河江氏追う、高畠地区の攻防鍵−高畠町長選
http://www.yamagata-np.jp/の記事検索より。2006/04/14付け

 任期満了に伴う高畠町長選は、投票日の16日まであと2日と迫った。再選を目指す渡部章氏(57)=糠野目=が現職の強みを生かしてわずかにリードし、新人で前県議の寒河江信氏(57)=高畠=が激しく追い上げている。現職と前県議という町の“顔”同士の一騎打ちとあって、選挙戦は日を追うごとに加熱しており、最後まで予断を許さない状況だ。

 渡部氏は、政党の推薦に頼らない「町民党」を掲げ、後援会「未来をひらく町民の会」を基盤に草の根運動を展開している。出足こそ寒河江氏に遅れを取ったが、町議6人と後援会女性部などが機動力を生かして巻き返し、高齢者や女性を中心に支持を拡大。地元の糠野目地区では圧倒的な優位を保っている。2002年の前回選挙で優勢だった和田地区で寒河江氏の浸透を許しているのが懸念材料だ。

 寒河江氏は自民党と公明党の推薦を取り付け、町議15人や町商工会幹部、建設業者らの支持を得て分厚い布陣を敷く。去年12月の出馬表明後、直ちに各地区で座談会を開催。最大の票田である地元の高畠地区に加え、二井宿地区で支持を広げている。組織体制は渡部氏を上回るが、各町議の支援態勢にはかなりの濃淡がある。典型的な動員戦術を展開しているだけに、末端の有権者への浸透に不安を残す。

 政策面では、渡部氏が自主自立のまちづくりを訴えているのに対し、寒河江氏は市町村合併を模索すべきだと主張。合併に関する考えの相違を有権者がどのように判断するのか注目される。地域的には大票田の高畠地区での攻防が勝敗の鍵を握ることになりそうだ。

 知名度の高い両氏の戦いに町民の関心は高く、投票率は前回の77.29%を上回る80%前後となるものとみられる。10日現在の有権者数は21,237人(男10,217人、女11,020人)。

[町長選立候補者](届け出順)
渡部  章 57 町 長 無現
寒河江 信 57 旅館業 無新

2707とはずがたり:2006/08/10(木) 10:47:02
<東北・北海道>山形県
>>2162>>2066辺りの関連記事

最上地区の合併の気運は高まっているのではないか?新庄+舟形+大蔵+鮭川+戸沢じゃ駄目か?

県の合併案に県内市町村長12人が「賛成」
http://www.yamagata-np.jp/の記事検索より。2006/02/02付け

 市町村合併に関し、県が県内4ブロック単位に市町村の組み合わせなどを盛り込んだ「推進構想」案(中間報告)を示したことを受け、山形新聞は県内32市町村長に緊急アンケートを実施し、組み合わせ案に対する考えや将来の合併への認識を聞いた。その結果、12人が「賛成」で、2人が「反対」。「現時点では判断がつかない」が18人と最も多く、首長の戸惑いや複雑な胸中が読み取れた。

 県案への「賛成」の理由は「生活圏などを考えると自然な組み合わせ」「将来の行政サービスの維持向上を考えれば最も妥当」など。「反対」は「人口10万人規模を目指す構想を」「合併協議会解散の原因究明が先決」とした。「現時点では判断がつかない」は「住民の意向が反映されていない」「当面は自立を目指す」ことなどを理由に挙げている。

 調査の対象は、旧市町村合併特例法が適用された昨年、合併した酒田市、鶴岡市、庄内町を除いた32人の市町村長。

 県は先に開かれた第4回県市町村合併推進審議会(会長・柴田洋雄山形大理事)に、村山地域は天童市を含む山形市周辺3市2町を1市とするなど計3市で構成、最上地区は8市町村、置賜地区は8市町をそれぞれ1市とし、庄内地域は鶴岡市と三川町の南庄内を1つとする案を示した。今後、市町村や県民から意見を聞いた上で、年度内に「推進構想」を策定する。

反対…寒河江市・大江町
賛成…新庄,上ノ山,長井,山辺,中山,舟形,大蔵,鮭川,戸沢,飯豊,三川(鶴岡と合併決定済み),遊佐(合併構想に含まれていない)
現時点で判断がつかない…高畠町を含むそれ以外の市町村

2708とはずがたり:2006/08/10(木) 14:09:07
<東北・北海道>山形県
>>2707
>「反対」は「人口10万人規模を目指す構想を」「合併協議会解散の原因究明が先決」
反対は寒河江と大江の2市町しかないので,この2研の反対理由はどちらかが寒河江で,どちらかが大江。
この2市町はいずれも西村山となっている。この枠組みにどの自治体を入れると10万人になるのかな?
おそらく大江が「人口10万人規模を目指す構想を」で寒河江が「合併協議会解散の原因究明が先決」ではなかろうか?寒河江が10万人規模を目指すと寒河江が主導権握れなくなるかもしれぬし,合併協議会解散に関わってたのは早くに離脱した大江ではなく寧ろ寒河江。

=寒河江市・西川町・朝日町・大江町・河北町の合併の経緯=
1999年河北町の合併に関する住民アンケートの結果「寒河江市(38.8%)」「東根市(34.2%)」
2001/11/22西村山郡大江町,河北町と5市町で研究会「西村山広域行政圏市町合併調査研究委員会」設置
2002/9月河北町の合併に関する住民アンケート(住民3千人対象)の結果
 合併の是非:「必要(20.1%)」「どちらかといえば必要(25.2%)」「どちらかといえば必要ない(15.6%)」「必要ない(20.2%)」「どちらともいえない(18%)」
 枠組み:「天童市,東根市(38.3%)」「寒河江市,西川町,朝日町,大江町(33%)」「天童市,東根市,村山市(21.7%)」「その他(6.4%)」
2003/2/28大江町,河北町が合併協議不参加を表明
 大江町は単独町制継続へ
 河北町は単独町制継続や,天童市,東根市との合併を検討へ→実現せず
2003/5/153市町で準備会「寒河江市・西川町・朝日町任意合併協議会設立準備会」設置
2003/7/1任意協議会設置
 朝日町は事実上の飛び地
2004/3月3市町での合併の是非を問う住民アンケートの結果
 西川町:「賛成(27.8%)」「反対(70.4%)」
 朝日町:「賛成・どちらかというと賛成(28.1%)」「反対・どちらかというと反対(55.8%)」「わからない(16.1%)」
2005/3/31以前合併予定期日
 新市名公募予定
 新市役所:現・寒河江市役所
2004/5/13西川町が合併を断念
 西川町,朝日町は単独町制継続や,大江町,河北町を含めた広域合併を視野に検討へ
2004/5/293市町での合併を断念,協議会を解散

2709とはずがたり:2006/08/10(木) 14:12:54
<東北・北海道>山形県

ちょいと古い記事だが

川西町長が2市1町に合併協議呼び掛け
ttp://www.yamagata-np.jp/の記事検索より。2003/01/18

 川西町の高橋和男町長は17日、町議会の合併問題に関する検討特別委員会で、今後の進め方として、合併に前向きな長井市、飯豊町、米沢市に呼び掛け、来月中にも話し合いの場を設けたい、との意向を示した。先に行われた首長レベルの意見交換を踏まえた対応で、町内できょう18日からスタートする座談会で町民に説明する。

 記者会見で高橋町長は「5市町と接する川西町の地理的条件、さらには広域的な枠組みで合併の必要性を訴えてきた経過から、話し合いの場は川西町から呼び掛けていく」と強調。合意が得られた自治体で任意協議会へと進み、遅くとも6月議会に法定協議会設置関連議案を提案し、合併特例法期限の2005年3月までに間に合わせたいとの考えだ。

 首長レベルの協議は今月14日の置賜広域事務組合理事会に引き続き行われた。高橋町長の説明によると、川西町が「まずは話し合いの場が必要」と提案。長井市は「話し合いの場を設けることには同調する。東と西に分かれるのではなく、置賜全体で」、飯豊町は「市町間の話し合いの場は必要」、米沢市は「前から推進の立場。置賜でも必要」と前向きな意見が示された。

 半面、南陽市は「アンケート結果から、合併特例法期限の2005年3月までにまとめ上げるのは間に合わない」、白鷹町は「05年3月まで合併の考えはないと公表している」と回答。高畠町、小国町はともに、アンケートを実施し、方向性を定める意向を示したという。

=米沢・置賜地区=
2001/8月長井市は小国町,白鷹町,飯豊町との4市町での合併を検討へ
2002/6月川西町の合併に関する住民アンケート(世帯対象)の結果
 合併の是非:「必要(50.6%)」「必要ない(26.8%)」「わからない(20.4%)」
 枠組み:「米沢市(34.9%)」「米沢市,南陽市,高畠町(23.8%)」「置賜地方8市町(9.8%)」「米沢市,高畠町(6.2%)」「南陽市,高畠町(4.4%)」「高畠町(4.2%)」「米沢市,南陽市(2.4%)」「南陽市(1.4%)」「南陽市,長井市,飯豊町(1.2%)」「その他(11.6%)」
6/25米沢市,川西町で2市町での法定協議会設置を求める住民発議,米沢市が可決,川西町が否決し不成立
12/2白鷹町が単独町制継続を表明
2003/1/14川西町が置賜地方での合併協議を提案,米沢市,長井市,飯豊町が参加に前向き
2月米沢市,長井市,川西町,飯豊町の4市町での合併を検討へ
2月高畠町の合併に関する住民アンケートの結果「必要ない(51%)」
6/6高畠町が単独町制継続を表明
6/19飯豊町が(選挙違反事件に伴い)町議総辞職のため任意協議会不参加を表明,町議選後の参加を検討へ
2003/6/293市町で任意協議会設置
 合併方式:「新設」を基本に検討へ
2005/3/31以前合併予定期日
9/22〜25法定協議会設置案を米沢市,川西町が可決,長井市が否決
2003/10/13市町での合併を断念,協議会を解散
 長井市,川西町は南陽市,飯豊町と4市町での合併を検討へ→断念
2004/3月米沢市の合併に関する住民アンケートの結果
 合併の是非:「必要(43.7%)」「必要ない(41.7%)」「わからない(13.5%)」
 枠組み:「南陽市,高畠町,川西町(40.3%)」「置賜地方8市町(19.8%)」「高畠町,川西町(16.9%)」など
 米沢市は合併特例法期限にとらわれず検討へ

2710とはずがたり:2006/08/10(木) 14:42:58
<東北・北海道>山形県

検証・出直し県議補選西置賜郡区(下)
山形新聞2003/10/01

 県議選西置賜郡区の補欠選挙は、前飯豊町企画課長の小池克敏氏(59)=小国町白子沢=の勝利に終わった。今後は、白鷹町と飯豊・小国両町に分かれた地域間競争で生じたしこりをどう修復し、市町村合併やまちづくり、産業振興と雇用の確保など、諸課題に取り組むかに焦点が移った。

 県内各市町村のうち、最大面積で、東京23区がすっぽり入る県境の町小国。常時、通行できる道路が国道113号しかなく、交通事故一つ起きても寸断される環境であるとし、町は以前から代替ルートの整備を関係機関に強く要望してきた。

 小野精一町長は「豪雪や水害などの災害時でも車の通行を確保できる道路をと、今年も新潟山形南部連絡道路(地域高規格道路)や国道113号、新潟県朝日町と結ばれる町道長沢三面線などの整備促進を国や県に要望した。西置賜は、道路整備ですら今からという実態だ。今後も実現に向け、粘り強く運動していきたい」と語る。

 南北に長く、福島県とも接する飯豊町。ここも道路整備が遅れている。基幹産業となる農業の振興も大きな課題だ。特に、就農者の高齢化が進んでいることから、都市部からのUターンや、Iターンで新規に就農を希望する人を積極的に受け入れ、農地を提供してきた。

 斎藤正三郎町長は「若い世代が加わることで、農業の未来が描けるようになり、活性化につながる。現在、新規就農者向けの住宅が不足しており、町の住宅政策の一環として雇用促進住宅などの活用を図りたい」と話す。

 3町のうち、一番北側で、面積が狭い白鷹町。鮎貝地区で進めている新たなまちづくりの中で、目玉となる県の男女共同参画センター分館(仮称)の建設について、町は、県に対し、財源や運営面などで支援を求めている。

 橋本光記町長は「念願の国道348号は整備を終えた。今後は、男女共同参画センター分館を整備し、県内外に情報を発信していきたい」と、実現に力を込める。

 このほか、3町には、県の高校再編整備計画の中で地元県立高の存続や、市町村合併、置賜エリア30分構想など、共通課題が多くある。長井・西置賜が一丸となり、解決策を探る姿勢が求められている。

 小池氏は、単なる県とのパイプ役ではなく、地域づくりのアイデアを提供する立場でもありたいとの考えを述べた上で、「今回は西置賜の全住民に選ばれたと思っており、長い行政経験を生かし、3町個々と3町共通の課題に真剣に取り組みたい。そのためにも、選挙のしこりを早期に修復し、地域のニーズをあらためて把握したい」と、新たな出発点に立ったことを強調している。
(この企画は長井支社・石井剛が担当しました)

2711とはずがたり:2006/08/10(木) 14:44:02
<東北・北海道>山形県

05年までの合併なし・小国町長が議会報告
山形新聞2003/05/27

 小国町の小野精一町長は26日、合併特例法の期限となる2005年3月末までの市町村合併は行わないとの基本方針を、町議会に示した。

 この日開かれた町議会全員協議会で報告した。小野町長は、合併しない理由について(1)町民の多くは、早急な合併を望んでいない(2)合併によって中長期的に安定した財政環境を維持できるとは限らない(3)国が進める新たな地方行財政制度の方針が不透明(4)集落機能の維持や、過疎化の防止のため、行政区域を広げない方が望ましい(5)計画的で総合的なまちづくりを推進することで、自治体としての機能を維持できる―など7点を挙げた。

 今後の町財政の見通しとしては、「税収や、地方交付税の減少が見込まれる中で、現在のまちづくり構想を見直し、徹底した経費の節減と、事業の優先順位の確立などを行う」と話した。

 また「これからも合併に関する検討は進め、近隣市町との議論も行う。同時に、国の動向を見定めていく」と、05年3月末以降の合併を否定しない方向性も示した。

 小国町は去年5月、市町村合併課題研究会(委員長・加藤春雄助役)を設置。町内で座談会を開いたほか、今年1月に18歳以上の住民全員を対象にしたアンケートを行った。置賜地区では、去年12月、白鷹町が同様の基本方針を示している。

2712とはずがたり:2006/08/10(木) 14:48:37
<東北・北海道>山形県置賜地区

●米沢市…元々合併に積極的。旧法の期限に拘らず模索
●南陽市…元々合併に消極的?
●長井市…元々合併に積極的だった。置賜の広域合併に市長は賛成>>2707(06/02)
●飯豊町…米沢市, 長井市, 東置賜郡 川西町との合併協議に県議選を巡る選挙違反事件に伴い町議総辞職>>2710のため任意協議会不参加を表明,町議選後の参加を検討へ(参加表明前に協議破談)(03/06) 長井、南陽、飯豊、川西の二市二町による合併検討協議を仕掛けるも失敗。斎藤町長は全置賜合併をぶちあげ。町議会は冷ややか(04/08)
●川西町…町長は米沢市を含めた置賜地域広域(合併に前向きな米沢・長井・飯豊・川西)での合併も検討へ(03/01)>>2709
●高畠町…単独町制継続を表明(03/06)合併推進派町長が当選(06/05)>>2705-2706
●白鷹町…単独町制継続を表明(02/12)
●小国町…単独町制継続を表明(03/05)>>2711

米沢市,川西町…法定協議会設置を求める住民発議,米沢市が可決,川西町が否決し不成立(02/06)
米沢市, 長井市, 東置賜郡 川西町…長井市議会の反対で破綻(03/10)
長井市, 南陽市, 東置賜郡 川西町,西置賜郡 飯豊町…南陽市が合併協議から離脱を表明し破綻(04/08)


米沢,長井,川西,飯豊,高畠で合併とかどうだ?
米沢+長井+川西+飯豊と南陽+高畠とかどうだ?

2713とはずがたり:2006/08/10(木) 20:07:44
<北関東>群馬県

市町村合併:榛名山地区、分割へ 合併後の住所表示、新町名は大字名に /群馬
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060802-00000119-mailo-l10

 10月に高崎市と合併する榛名町は、合併後の住所表示で「榛名町」を使わず、大字名をそのまま各町名とする方針を固めた。例えば、現在、役場のある「榛名町大字下室田」は、合併後「高崎市下室田町」とする。ただ、観光地として広く知られる「大字榛名山」地区は、榛名湖周辺を「高崎市榛名湖町」とし、榛名神社から下部地域を「高崎市榛名山町」とする分割表示となる。新町名は高崎市議会9月定例会での議決を経て正式決定する。
 2町名の分割表示は地元からの要望に応えた措置。町観光協会榛名湖支部など地元4団体が「榛名湖の知名度アップと地域活性化のためになる」として、3月に新住所に「『榛名湖』を入れたい」と、町に要望していた。榛名山地区の総会では一部に異論はあったが、最終的に町名の分割表示に合意した。富沢素行町長は「榛名湖のイメージを町名に表す斬新な考えで法的に問題はない。将来、榛名山一帯は新高崎市の観光の象徴になる」としている。
 町名の区割りは「榛名湖町」となるのが榛名湖畔周辺と滝ノ平の7地区。「榛名山町」が同神社門前の社家町、小田原など15地区。鹿野宏・区長協議会長は「榛名湖町は観光地としてPRするのにふさわしく、今後の観光開発の活性化につながる」と歓迎の意向だ。
 合併後の新町名については、3月の住民アンケートで「榛名町を町名に残す」とした回答が約7割を占めていた。しかし、町は「新市の速やかな一体感醸成にも、簡便な表記がいい」などとして、大字名のみを町名とする考えを示している。[深谷徹夫]8月2日朝刊
(毎日新聞) - 8月2日12時6分更新

2714杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/08/10(木) 21:51:43
だから止めろと言ったのに・・・・・

●「みらい平」実は登録商標、県もうっかり使用
権利持つ会社が無償譲渡の意向
http://www.joyo-net.com/honbun.html#kijic

つくばエクスプレス(TX)の駅名になっている「みらい平」の名称が、実は、つくば市のIT技術開発会社「つくばマルチメディア」(つくば市、小田部文彦社長)が所有する登録商標であることが九日、分かった。

同社は駅名が決まる一年前の二〇〇二年九月に、不動産情報提供の分野で「みらい平」を商標登録した。現在同駅周辺ではすでに不動産会社などが「みらい平」の名称をあちこちで使っており、県も昨年暮れからうっかり使用していたほど。

同社は、今になって権利を主張しても地域開発に影響が出る恐れがあるとして、同日記者会見し、県に商標を無償で譲渡すると発表した。

譲渡を受ける県は、今後の権利について「みらい平地区を宣伝していかなくてはならない立場なので、まちづくりに役立つよう誰でも自由に使ってもらって『みらい平』を全国に宣伝してほしい」と話している。書類作成の手続きが整い次第、できるだけ早く譲渡を受けたいとしている。

「みらい平」の名称は、〇一年一月十八日、TX沿線地域全体が「みらい平・いちさと」と名付けられたのが最初。同社は五日後の二十三日に不動産の分野で商標登録を出願、一年半後の〇二年九月に商標として認められた。

登録期間は十年間で二〇一二年九月まで。駅名として使用する分には問題ないが、不動産と情報通信分野で使用すると権利の侵害になるという。

同社は、県内のTX沿線の不動産情報を提供するインターネットポータルサイトの商品名にする計画だった。一方、駅名に決定してからは「みらい平」はTX沿線全体を指す名称ではなく、同駅周辺地区の名称として世間に定着してしまい、ポータルサイトの商品名には適さなくなったという。

TX開通後、同駅周辺には「みらい平」の名称を用いた不動産情報があふれ、県も昨年暮れから「みらい平」の名称を使用して、県内のTX沿線では最初となる一戸建て住宅団地「陽光台」の販売を開始した。県は登録商標であることを「うかつにも知らなかった」としている。

多くが登録商標であることを知らずに使用していると見られ、現時点で改めて権利を主張した場合、同駅周辺の開発に影響が出ると見られることから、県に無償譲渡することにしたと小田部社長は話している。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

2715とはずがたり:2006/08/11(金) 01:23:41
<東北・北海道>北海道

頑張れ,夕張。

「夕張商人」の意地です メロンの上に特大ソフトクリーム  2006/08/10 09:12
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060810&j=0025&k=200608102188

<夕張> 財政再建団体入りを決めた夕張市にある生鮮食品店「夕張あきんど屋」(同市清水沢)が「夕張商人」の意地を見せようと、夕張メロンを使った特大ソフトクリームの販売を始めた。

 メロンのハーフカットの上に通常の一・五倍のソフトクリームがのり、名付けて「おおばんぶるまい」。八百円で、果物の王様・夕張メロンと牛乳たっぷりのソフトが味わえる。

 二十日までの期間限定品。諸沢彰一店長は「観光・夕張の底力を示したい」とクリームが溶けるほど意気込む。

2716とはずがたり:2006/08/11(金) 12:09:56
<東海>静岡県

中嶋新居町長が知事訪問 湖西と合併、町民の意思
http://www.shizushin.com/local_politics/20060810000000000038

 湖西市との合併を公約に掲げ初当選した新居町の中嶋正夫町長が9日、県庁に石川嘉延知事を訪ね、就任のあいさつをした。
 中嶋町長は「選挙を通じて、町民が湖西市と一緒になろうと思っている気持ちを強く感じた」と振り返った上で、「行政改革を進めながら合併を進めていきたい。町を立て直し、きちんとした形で次の世代に渡していく責任を感じている」と抱負を語った。
 石川知事は「選挙の結果が町民の正式な意思。町長選、町議選が同時に行われたことも意義がある。(合併の枠組みを審議中の)県市町村合併推進審議会の審議にも影響を与えることになると思う」と述べた。

2717とはずがたり:2006/08/11(金) 12:10:55
<東海>静岡県

志太合併「2市2町」署名 各市町で50分の1突破
http://www.shizushin.com/local_politics/20060811000000000015.htm

 志太2市2町合併推進議員連盟(会長・小柳津治男藤枝市議)の理事会が10日夜、藤枝市役所で開かれた。2市2町の合併協議会設置を求める住民発議の署名活動について、各市町とも請求に必要な有権者の50分の1を超える署名が集まったことが報告された。
 報告によると、署名数(かっこ内は有権者の50分の1の数)は、焼津市が1万1500人(1919人)、藤枝市が9900人(2110人)、大井川町が1000人(376人)、岡部町が220人(210人)。
 合併新法に定められた署名期間は25日までだが、17日に県市町村合併推進審議会が予定されているため、署名活動は15日で打ち切り、16日に最終的な署名数を発表する。22日に各市町の選管に提出するという。

2718とはずがたり:2006/08/11(金) 12:16:37
<東海>静岡県

河津は合併が前提となっているな。

河津町長に桜井氏6選 投票率82・76% 新人2氏振り切る
2006/04/17
http://www.shizushin.com/feature/chihousenkyo/20060417000000000014.htm

 任期満了に伴う河津町長選は16日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の桜井泰次氏(71)=同町梨本=が2619票を獲得し、連続6回目の当選を果たした。
 桜井氏は抜群の知名度と、町内各地区の組織基盤を生かして選挙戦を優勢に進め、多選批判を前面に押し出した無所属新人で前町議の土屋粂太郎氏(66)=同町見高=、相馬宏行氏(46)=同町川津筏場=の追い上げを振り切った。町村長の六選は県内で4人目。投票率は82・76%で、平成14年4月の前回(84・73%)を1・97ポイント下回った。
 6選を決めた桜井氏は事務所に詰め掛けた支援者らに「多選批判もあったが、皆さんの努力のおかげで勝つことができた」と感謝の意を示した。6期目に向けて「20年間築き上げた経験、人脈を生かし、行財政改革、賀茂地区1市5町合併構想などの重要課題に取り組む。町民が合併してよかったと思えるように頑張りたい」と力強く述べた。

河津町長選開票結果
当 2,619 桜井 泰次 71 無現
  1,795 土屋粂太郎 66 無新
  1,348 相馬 宏行 46 無新
 
河津町長の略歴
 桜井 泰次氏(さくらい・たいじ) 昭和9年、河津町生まれ。日本大卒。33年に株式会社桜井入社。41年から町議(当選5回)。61年の町長選で初当選。県町村会長、賀茂郡社会福祉協議会長、町観光協会長などを歴任した。梨本
 
賀茂合併対応けん引力期待
 多選への風当たりが全国的に強まる中、桜井氏が県内町村長の“最長不倒”と並ぶ6選を果たしたのは、町民が桜井氏の経験に基づくけん引力に期待した結果と言える。
 その象徴が、今回選の争点であり期限が3年11カ月後に迫った賀茂1市5町合併への対応だ。少子高齢化の加速や交付税制度の見直しなどで、人口約8300人の同町が行政サービスを維持するのは困難になる。ここで行財政基盤強化のための合併にかじを切るとすれば、合併協議で関係市町長と対等に渡り合え、国や県に支援の注文を付けられる「桜井氏の経験」が必要と多くの町民が判断した。
 ただ、新人2人の合計得票を見れば、桜井町政を批判する声が顕在化したのも事実。町の将来の方向性が決まる重要な時期だけに、政策決定の透明度を高め、いかに町民の理解を確保するかが大きな課題となりそうだ。(下田支局・内山元志)

2719とはずがたり:2006/08/11(金) 17:32:07
<東海>岐阜県

産廃不法投棄が原因で合併協議が破綻してたが。。

ミサワホーム東海に岐阜市が措置命令 産廃撤去求める
2006年08月11日12時32分
http://www.asahi.com/national/update/0811/NGY200608110007.html

 岐阜市椿洞の産業廃棄物の不法投棄事件で、市は11日、同市の中間処理業者「善商」に産廃の処理を委託した住宅メーカー「ミサワホーム東海」(名古屋市千種区)に、排出した産廃を撤去するよう措置命令を出したと発表した。この問題での排出業者への措置命令は初めて。

 市によると、同社は99年1月〜04年2月、岐阜県内の運搬収集業者を通じ、木くずや紙くずなど住宅解体時に出た産廃1610トンの処理を善商に委託。その際、運搬収集業者との間で結んだ契約書に不備があり、廃棄物処理法違反にあたるとした。

2720とはずがたり:2006/08/13(日) 02:55:51
<九州・沖縄>宮崎県
>>2698
野尻と高原はかなり迷走してる。。

2001/8/6 えびの市,小林市,須木村と5市町村で研究会「西諸地域市町村合併研究会」設置
2002/10/24 えびの市,小林市,須木村と5市町村で準備会「西諸地域市町村任意合併協議会設立準備委員会」設置
2003/1/9 えびの市,小林市,須木村と5市町村で任意協議会「西諸地域市町村任意合併協議会」設置
7〜8月えびの市の合併に関する住民アンケート(世帯対象)の結果
 合併の是非:「賛成(32.7%)」「反対(32.5%)」
 枠組み:「小林市(29%)」「鹿児島県吉松町(21.8%)」「小林市,高原町,野尻町,須木村(13.4%)」「小林市,高原町,野尻町(1.4%)」
10/4 えびの市が合併協議から離脱を表明
2003/10/4 任意協議会「西諸地域市町村任意合併協議会」を解散
12/5 高原町,野尻町は須木村との3町村での合併,須木村は小林市,高原町,野尻町との4市町村での合併を検討へ
2004/1/20 野尻町は小林市を含む合併を検討へ
1/28 高原町が単独町制継続を表明
2004/1/29 野尻町は小林市,須木村と3市町村で準備会「小林市・野尻町・須木村合併協議会設立準備委員会」設置
2004/2/16 野尻町は小林市,須木村と3市町村で法定協議会「小林市・野尻町・須木村合併協議会」設置
2月 高原町で小林市,野尻町,須木村と4市町村での法定協議会設置を求める住民発議
2/26 高原町は合併協議への参加を検討へ
2/27 高原町が参加を申入れ
4/1 高原町が加入
9/28 野尻町議会が「合併に伴う電算システム統合に関する議案」を否決
9/30 野尻町議会の「電算システム関連議案」の否決を巡り協議が難航,協議会を一時休止
10/26 野尻町が「合併に伴う電算システム統合に関する議案」を再び否決
10/29 野尻町が合併協議から離脱を申入れ
11/19 小林市,須木村,高原町は3市町村での合併を検討へ
2004/11/22 高原町は小林市,須木村と3市町村で準備会「小林市・須木村・高原町合併協議会準備委員会」設置
11/25〜26 野尻町の協議会離脱案を3市町村が可決,高原町が否決
11/25 高原町が合併協議から離脱を表明
2004/12/6 法定協議会「小林市・野尻町・須木村・高原町合併協議会」を休止
12/16〜17 高原町,野尻町は2町での合併を検討へ
2005/1/11 2町で法定協議会設置
3月合併の是非を問う住民アンケートの結果
 高原町:「賛成(49.8%)」「反対(50.2%)」
 野尻町:「賛成(80.4%)」「反対(19.6%)」
 高原町西広原区,上広原区,下広原区で,小林市への編入(境界変更)を求める動き
3/16〜24 西広原区,上広原区,下広原区の住民が高原町と小林市に陳情書を提出
2006/3/20 合併予定期日
 新町名最終候補3点:東霧島・東きりしま(ひがしきりしま),西諸,あけぼの
 新町名:西諸町(にしもろちょう)
 新町役場:現・野尻町役場
2005/3/18 合併協定調印式
2005/3/25 合併関連議案を野尻町が可決,高原町が否決
2005/3/31 2町での合併を断念,協議会を解散
 高原町,野尻町は単独町制継続へ
2006/8 高原町で小林市との合併協設置を求める住民請求

野尻町は小林市を含む合併を指向するも野尻町議会は小林市を含む合併に反対
高原町は当初単独町制指向,高原町議会は野尻町が抜けた形での小林市との合併に反対
高原町は野尻との二町合併に賛否拮抗。特に小林市への編入を求める地域がある。

2721とはずがたり:2006/08/17(木) 19:04:25
<東北・北海道>青森県

市町村合併:風間浦村合併問題 行政懇で村長表明「むつ市への編入目指す」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000029-mailo-l02

 風間浦村の横浜力村長は7日、中央公民館で開かれた行政懇談会で、むつ市への編入合併を目指すことを表明した。同村の合併問題は、4月の大間町の住民投票の結果を受けて、大間町、佐井村との3町村での合併がご破算になっていた。
 村民を対象にした行政懇談会は、大間町の住民投票以降では初の開催。村民からは合併についての質問が相次いだ。横浜村長は「財政的にみても8割が依存財源。合併は避けて通れないという認識は行政も議会も村民も理解している」と合併の推進を表明した。
 横浜村長は従来の主張であるむつ市との合併を目指していた。懇談会では具体的な相手を明言しなかったが、その後の会見で「新たな枠組みは、むつ市。ただ、相手のあることなので相談して進めたい。時期は遅くとも来年度中に成就させたい」と述べた。[松沢康]
8月9日朝刊
(毎日新聞) - 8月9日13時1分更新

2722とはずがたり:2006/08/17(木) 19:06:57
<東北・北海道>青森県

市町村合併:新郷村、五戸町に協議を要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000028-mailo-l02

 新郷村の須藤良美村長は8日、過去に町村合併の協議を打ち切った経緯がある五戸町の三浦正名町長を訪ね、改めて協議を要請した。三浦町長は「議会に相談して対応する」と述べるにとどまり、回答時期についても明言を避けた。町議会は今月中にも全員協議会を開いて対応を検討する。
 新郷村は、旧五戸町、旧倉石村との合併協議を02年10月に離脱し、八戸市などとの広域合併協議に移ったが、実現しなかった。その後誕生した新五戸町に再度協議を申し入れたが、04年11月、町議会が「信頼関係がない」などと拒否したため断られた。新郷村では村長の解職請求運動が起こって前村長が辞職。出直し選挙で当選した須藤村長のもとで実施した村民アンケートでは、49%が「合併が必要」とし、うち90%が相手先を「五戸町」と回答した。[長沢晴美]
8月9日朝刊
(毎日新聞) - 8月9日13時1分更新

2723とはずがたり:2006/08/17(木) 19:09:15
<首都圏><甲信越>山梨県

増穂町長は南アルプス市指向が強いが,南アルプスは冷淡。
鰍沢町は増穂町指向が強いが増穂町が冷淡。
難しいね。

市町村合併:鰍沢町の3町議、法定協設置を要請−−増穂町長に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000098-mailo-l19

 鰍沢町議会の芦沢武美議長ら3町議は8日、増穂町役場に河西栄三郎町長を訪れ、両町による法定合併協議会設置を求める要請書を提出した。河西町長は明確な回答をしなかったが、取材に「住民投票で(鰍沢町との合併に)反対多数となった町民の意思をくんでもらわなければ困る」と法定協設置に難色を示した。
 要請書は「地域的、歴史的、行政上の一体性があり、既に両町議会が法定協設置の議決をしている」などと理由を記している。合併を巡っては増穂町議会も「両町の合併を促す県構想が出され、(住民投票当時と)状況が変わった」など鰍沢町との法定協設置を求めている。[吉見裕都]
8月9日朝刊
(毎日新聞) - 8月9日13時4分更新

2724とはずがたり:2006/08/17(木) 19:20:38
<北関東>茨城県

>同市は昨年2月に旧内原町を編入合併し、現在は茨城町と合併協議を進めている
合併協議は5月を最後に中断しているようにも見える↓のじゃが。。
水戸市茨城町合併協議会
http://m-i-gappei.com/keika/index.html
議事録読むとウェブへのうpが遅いなどと云う発言も見れるので順調に進んでいってると解釈しよう。。

水戸市議会:定数3減の30、条例改正案を可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000105-mailo-l08

 水戸市議会は8日、臨時議会を開き、現在33の議員定数を30に減らす議員定数条例改正案を賛成多数で可決した。
 同市は昨年2月に旧内原町を編入合併し、現在は茨城町と合併協議を進めている。県内では市町村合併の際、議員の在任特例を適用するケースが多く、合併後に議員数が増えた議会に対し解散の是非を問う住民投票が相次いでいる。このため水戸市議会は5月に定数等調査特別委員会を設置して、議員定数の削減を検討していた。
 また、今回の条例改正案には来年4月に予定される市議選に限り、旧水戸市(議員定数28)と旧内原町(同2)で選挙区を分け、別々に選挙を行うことも盛り込まれた。[土屋渓]
8月9日朝刊
(毎日新聞) - 8月9日13時6分更新

2725とはずがたり:2006/08/17(木) 19:23:00
<東海>静岡県

湖西は市長の交代があったが,それが合併の是非と絡む可能性があるのか・・

市町村合併:新居町長「町民7000人、合併望む」 湖西市訪問、意思伝える
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000001-mailo-l22

 出直しの新居町長選で初当選した中嶋正夫・新町長が8日、合併を目指す湖西市の三上元・市長を訪れ、「町民約7000人が湖西との合併を望んでいたことが分かった」と選挙結果を報告。改めて合併への意思を伝えた。三上市長も「(前町長と町議会の)2年半の議論は無駄ではなかった。町民が出した結論だろう」と歓迎する意向を示した。今後、両市町は合併に向け協議を始めるが、市議らには「簡単にはいかない」との声もあり、先行きはまだ不透明のようだ。
 中嶋町長は落選した古橋武司前町長の得票を踏まえ、「(前町長の票が)約2800票もあったので、町民とよく話し合った上で、またあいさつにうかがう」と述べた。
 三上市長は開票日の6日夜、中嶋氏の選挙事務所を訪れ「新居町との合併に障害はない。今度は早急に我々が姿勢を表さなければならない」「来年4月までの合併も可能」と前向きに語った。合併の形態についても「人口は3対1程度で、編入ではなく、対等合併になるのでは」との考えまで示していた。同市の二橋益良議長も駆けつけ「議会内には以前から新居町との合併はやぶさかではないという雰囲気はあった」と後押しした。
 しかし、湖西市議の1人は「合併についての議論は全くゼロの状態」とけん制する。今後、合併後の議席数で利害の対立も予想される。来年4月の市議選では既に3議席減が予定され、合併すればさらに新居町からの侵食で落選の可能性が大きくなる。こうした事情に、新居町職員も「市議会がまとまらず拒否されれば、町はどこへ向かえばいいのか」と既に不安を口にしている。
 この日、中嶋町長は浜松市も訪れ、北脇保之市長に「今後も大きな自治体としてご指導を」とあいさつ。北脇市長は「町にとって方向性が出たのは良いこと。浜名湖を取り囲む自治体同士で連携したい」と応えた。
 浜松市議の中には、湖西の山本昌寛・前市長が単独路線を掲げ合併しなかったことの影響を挙げ「前市長を支持し自立すると決めた市議は、財政的にかなりの負担となる新居町との合併を簡単に受け入れられない」と指摘する声もある。[望月和美]
8月9日朝刊
(毎日新聞) - 8月9日12時1分更新


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