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繊維スレッド
533
:
荷主研究者
:2017/05/14(日) 10:43:11
>>532-533
続き
帝人/航空機向け 熱可塑性樹脂で攻勢
帝人の炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板の部品を採用する欧エアバスのA350XWB(エアバス提供)
帝人は事業の大部分を占める炭素繊維のみの販売から脱却し、炭素繊維の加工度を上げた「中間材」の扱いを増やす戦略にかじを切っている。現在の売上高に占める中間材の比率は約20%。帝人子会社で炭素繊維事業を展開する東邦テナックスの乾秀桂社長は「航空機分野に注力し、(中間材の比率を)30年頃には80%に引き上げたい」と明かす。
帝人が航空機市場を開拓する“突破口”として期待を寄せる中間材がある。欧エアバスが14年に中型機の1次構造部品に採用した「熱可塑性樹脂」使用の炭素繊維積層板だ。炭素繊維で強化する熱可塑性樹脂が航空機に使われるのは業界初で、関係者を驚かせた。
同製品は航空部品で主流の炭素繊維で強化した熱硬化樹脂部品と比べ、成形時間が短く、リサイクル性にも優れている。乾社長は「メーカーへの提案を推進し、確実に広げたい」と意気込む。採用が拡大すれば、ドイツに持つ生産設備の増強が現実味を帯びそうだ。
世界市場は激戦区/新興国勢との価格競争に危機感
炭素繊維は原料のポリアクリロニトリル(PAN)繊維やコールタールピッチ繊維を不活性雰囲気下で焼成し、炭素以外の元素を離脱させた無機繊維。比重は鉄の4分の1で、比強度は10倍。寸法安定性が高く、耐熱性や耐薬品性に優れる。
通常はエポキシなど合成樹脂と組み合わせ複合材料として使う。構造制御が比較的容易なPAN系が生産の大部分を占め、用途は航空機や圧力容器、風力発電ブレード、自動車部品、スポーツ用具など多岐にわたる。
足元の年間需要量は約6万トンで、うち2万トン程度が汎用品のLTだ。これまでは20年頃の需要量を14万トン台と見る向きが多かったが、航空機向けの低迷を受け、同10万―11万トンに下方修正する見方が広がっている。
炭素繊維は台湾やトルコなどの新興勢力の品質向上が進むほか、欧米メーカーも需要の取り込みに躍起だ。汎用分野では中国メーカーの規模拡大も懸念材料。中間材や成形技術の開発は日本勢が大きくリードするが、炭素繊維のみの販売では早晩、新興国勢との価格競争に巻き込まれるとの危機感がある。
(2017/4/24 05:00)
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