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繊維スレッド
489
:
荷主研究者
:2016/09/29(木) 22:56:45
http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00400187?isReadConfirmed=true
2016年9月19日 日刊工業新聞
ニュース拡大鏡/三菱レイヨン、炭素繊維事業の北米戦略練り直し
炭素繊維を使った自動車向け部材
三菱レイヨンが炭素繊維事業で北米戦略の練り直しを迫られている。米国で合弁事業を計画していた同国最大の自動車向け複合材成形メーカーが競合の帝人に買収されるからだ。三菱レイヨンは米社の米ビッグスリーへのパイプを利用し、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を売り込む算段だった。一方、過去最大の買収額となる帝人も買収後の課題は山積みだ。業界首位の東レへの挑戦権を巡る争いが激しさを増している。(小野里裕一、鈴木岳志)
【大きな影響ない】
三菱レイヨンの越智仁社長は16日に「(合弁事業は白紙になるが)大きな影響はない」と強調した。当初計画では米コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP、ミシガン州)と、CFRPなどを米国で製造する合弁会社を2016年内に設立するはずだった。
「うちが自動車部品メーカーになるつもりはなく、ビッグスリーなどへサンプル品の供給基地がほしかった」(三菱レイヨン幹部)と、合弁事業の狙いはあくまで素材供給の接点づくりだった。
【ニーズ把握困難】
同業他社幹部も「CFRPの自動車への拡販は、いかに自動車メーカーに近く技術力のある部品会社と組めるかにかかっている」と断言する。CFRPは量産性や成形性に課題が多い上、素材供給者である炭素繊維メーカーが自動車メーカーの部品ニーズを詳細に把握するのは困難だ。
自動車分野は三菱ケミカルホールディングス全体の最重点領域の一つだ。歴史的に日系車メーカーに強く、米欧勢との取引は開拓余地が大きく残る。ビッグスリーや米テスラ・モーターズへの攻勢の足がかりとして、CSPとの合弁への期待はグループ内で小さくなかった。
今後は米国で新たな合弁相手を早急に探して、戦略修正を最小限に抑えなければいけない。「米国には成形メーカーは他にもたくさんある」(同)と次の相手選びには困らないだけにスピード感が重要になる。
【疑問の声】
一方、帝人もCSP買収額約840億円の妥当性には疑問の声が上がる。「最初は500億円と聞いていた」(業界関係者)とのうわさも流れる。中国や韓国の化学メーカーも今回の争奪戦に参加したと言われ、それが買収価格を高騰させた可能性は否定できない。
帝人の鈴木純社長は13日の記者会見で「売り上げ推移、これからの成長性、当社との戦略の適合性の評価を入念に行い、買収金額は決して高くはないと判断した」と語った。外野の声を払拭(ふっしょく)するためにも、CSPとの相乗効果を早期に発揮して過去最大の買収の成功を証明しなければならない。
(2016年9月19日 素材・ヘルスケア・環境)
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