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繊維スレッド

479荷主研究者:2016/07/30(土) 13:18:23

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00393341?isReadConfirmed=true
2016年7月21日 日刊工業新聞
三菱レイヨン、炭素繊維を増産 20年に年1万8000トン体制、東レ・帝人を猛追

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戦略商品のラージトウ炭素繊維

 三菱レイヨンが炭素繊維の増産に動いている。現在、年1万100トンの生産能力を2020年までに78%増の年1万8000トンにする方針を掲げ、大竹事業所(広島県大竹市)と米子会社の増産が進行中だ。従来の航空機やスポーツ用途に加え、新興国の風力発電用ブレード(羽根)や圧力容器、自動車向けの販売を伸ばし、世界シェア1位の東レと2位の帝人を猛追する。(小野里裕一)

【中核事業に】

 三菱レイヨンの15年度の炭素繊維事業の売上高は561億円。事業規模は売上高全体(5485億円)の半分近くを稼ぎ出すメチルメタクリレート(MMA)モノマーなどの化成品事業、機能樹脂・機能化学事業に次ぐ。生産能力を増強し、20年度までに1000億円規模の中核事業に育てる。

 目下、力を注ぐのは戦略商品のラージトウ炭素繊維を唯一生産する大竹事業所の増産だ。炭素繊維事業を統括する福居雄一取締役常務執行役員も「きっちり進める必要がある」と力を込める。

【新興国で伸びる】

 同社のラージトウは上位品のレギュラートウに並ぶ物性と価格優位性があり、インドなどの新興国で需要が急増している風力発電用ブレード向けに訴求力が高い。そこで、大竹の生産能力を17年9月までに現状比44%増の年3900トンにすることを決定。既存設備の改良などで投資額は20億円程度に抑える見込み。石炭火力発電設備を備え低コストの操業が可能な大竹で投資を抑えた増産を実施し、価格優位性を高める狙いだ。

 米国では現地子会社、ミツビシレイヨン・カーボンファイバー・アンド・コンポジッツ(カリフォルニア州)で現状比2倍の年4000トンに向けた設備工事が急ピッチで進む。

 米国は欧州とともに20年頃に自動車分野が炭素繊維の最大消費先になる主戦場の一つ。各社が積極投資を計画する中、「将来、自動車向けを全体の40%程度まで高めたい」(福居取締役)方針を掲げる三菱レイヨンにとって最重要地域だ。米では追加投資に含みを残しており、工場新設や既存工場の増産に踏み切り、生産能力を上積みする可能性もある。

【2位に肉薄】

 現在、同社の炭素繊維の世界シェア(推定)は約10%。米ボーイングと長期供給契約を結ぶ首位東レの地位は揺るぎそうにないが、2位帝人には肉薄している。米国や生産拠点を持たない欧州で新たな設備投資に踏み切れば、勢力図が塗り変わる可能性は高い。

(2016年7月21日 素材・ヘルスケア・環境)


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