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繊維スレッド
39
:
荷主研究者
:2004/04/19(月) 00:12
【東レ・東洋紡:エアバック用繊維快走】2003年12月30日 日経産業新聞 8面
東レ・東洋紡 エアバック用繊維 快走 アジア生産相次ぎ前倒し
東レと東洋紡の自動車用エアバック向けナイロン繊維事業が快走している。中国市場の拡大やエアバック設置箇所の増加を背景に原糸生産を増やし、中国やタイで基布の増産も進める。高機能化による特徴を出しにくくなった衣料向けが落ち込む中、台湾、韓国などのメーカーが入りにくい分野を先行して伸ばす狙いだ。
◇ ◇
「とても全部の引き合いに応じきれない」。東レの森本和雄産業資材事業部長はうれしい悲鳴を上げる。エアバック向けナイロン66繊維を生産する岡崎工場(愛知県岡崎市)の能力を、計画を3ヶ月前倒しして8月に年産6千トンから8千4百トンに増強したが、それでもすでにフル生産となっている。
東レは来年6月をめどにタイで原糸生産を年産約3千トンで始める。性能試験を加速させて計画を6カ月早めた。東南アジアや中国に進出する日系部品メーカーの需要を取り込むため、第二工場も1年前倒しし2005年3月に稼動する予定だ。
2003年のエアバック原糸需要は約7万3千トン。世界的に需給は逼迫し、2010年には少なくとも10万トン強に増えるとみられる。中国などの自動車生産台数の増加に加え、側面に設置して頭や肩を保護するカーテンエアバックなどの装着率が高まるためだ。
東レとシェアを競う東洋紡も敦賀事業所(福井県敦賀市)のエアバック原糸生産量を2004年に現在の年6千5百トンから8千トンに増やす。衣料向けの設備を転用し、2005年には年1万トンにする計画だ。
東洋紡は付加価値の高いエアバック用の布地(基布)に強く、国内で年約1,440万メートル(幅は1.5メートル。基布100万メートルは原糸約400トンに相当)、タイで450万メートル生産する。来年末をメドに中国でも年600万メートルで生産を始める。
中国には豊田合成や日本プラストなど日系の自動車部品メーカーや、スウェーデンのオートリブなど欧州系が相次ぎ進出している。オランダのアコーディスから技術供与を受けた東洋紡は欧米での原糸・基布の販売はできないが、アジアに進出する欧州系への販売は「交渉次第」(東洋紡の辻井大二郎常務・繊維事業本部長)。それだけに需要の取り込みに熱が入る。
◇ ◇
ナイロン生産を再開した旭化成もエアバック再参入を検討しているが、日本では東レと東洋紡がシェアを二分し圧倒的に強いため、「同じ土俵では勝ち目は薄い」(旭化成幹部)。高強度の細いナイロン繊維の開発を進め、収納スペースの縮小が求められているカーテンエアバックなどに的を絞り、活路を見いだす考えだ。
東レ、東洋紡も世界シェアでは米デュポン、アコーディスに及ばない。ただ、合理化に手間取るデュポンや、投資会社傘下で売却先を検討中のアコーディスは積極的な投資の動きは鈍い。手間取る二大メーカーを前に需要拡大が著しいアジア地域で完成車や部品メーカーと連携すれば、一気にシェアを伸ばすことも可能だ。(大阪経済部 会田義孝)
<エアバック用ナイロン繊維の世界シェア>
米デュポン 44%
蘭アコーディス 36%
東レ 10%
東洋紡 7%
その他 3%
(2003年、日経推定)
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