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繊維スレッド

36荷主研究者:2004/03/17(水) 01:17

【東北大と新日鐵化学:ナイロン原料の低コスト製造法開発】
http://www.business-i.jp/news/chemical/art-20040305214017-LOFDESRNNO.nwc
FujiSankei Business i. 2004/3/6
東北大と新日鉄化学、ナイロン原料の低コスト製造法開発

 東北大学と新日鉄化学は5日、常温に近い50度の温度下で、ナイロンの原料となるカプロラクタムの製造プロセスを開発した、と発表した。従来法よりも300度以上低い温度で精製できるため、繊維やプラスチック原料になるナイロンの製造コストを引き下げられるという。

 低温下でも化学反応を仲介する触媒と、触媒とカプロラクタムを分離させる溶媒を開発することに成功した。特許を出願中で、合成経路などを解明することで早期の実用化を目指す。

 開発した触媒は、常温で液体の状態にある塩。従来の触媒は、400度程度の高温下で化学反応させていた。新触媒は、50度の温度下で、シクロヘキサノンオキシムと呼ぶ化学品からカプロラクタムを合成する化学反応を仲介する。

 さらに、従来の有機溶媒では、新触媒とカプロラクタムの抽出分離が困難だったが、超臨界二酸化炭素(CO2)を用いることで抽出分離を可能にした。

 超臨界CO2とは、高圧力の環境下で、液体と気体の区別がなくなる中間の物質状態のCO2。気体分子と同等の大きな運動エネルギー、液体並みの高い分子密度という、気体と液体の両方の性質を持っている。分子密度が高く、分子運動が活発なため、他の成分との混合性が高く溶媒に適している。

 常温で液体の塩を触媒とした場合のカプロラクタム合成経路は明らかになっていないが、この反応メカニズムの解明と、反応装置・分離装置の最適化を図ることで、製造プロセスの早期実用化を目指していく。


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