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繊維スレッド
272
:
荷主研究者
:2011/01/25(火) 22:58:01
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110111301.htm
2011年1月11日02時19分 北國新聞
炭素繊維で車市場開拓 北陸の製造業
北陸の製造業で、炭素繊維で自動車市場を開拓する動きが出てきた。航空機などに比べて製造時間の短い自動車業界向けに、一村産業(金沢市)は短時間で部品を加工できる素材を開発し、新年度に試作品の提供を開始する。タカギセイコー(高岡市)も東レと連携し、新たな加工技術の開発を進める。車体の軽量化が進むなか、鉄より軽い炭素繊維部品の使用拡大が予想され、各社が量産車への搭載を競い合っている。
「大本命は車。受注のボリュームがけた違いだ」。一村産業の石井銀二郎社長は自動車業界への参入メリットをこう語る。
同社は橋脚など土木補強用に炭素繊維の織物を生産してきたが、数年前から自動車向けの炭素繊維複合材料の研究を進めていた。
炭素繊維は鉄に比べて重さが約4分の1と軽量で、燃費性能の向上を求める自動車業界では鉄に替わる部材として注目を集める。
ただ、従来の炭素繊維は部品加工に1時間程度掛かり、人手を必要とする工程も多いため、製造時間の短い自動車用途には不向きとされてきた。加工費も高く、現在はスポーツカーなど高級車の一部に採用が限定されている。
一村産業は、プレス機を利用して成型できる新型の炭素繊維シートを開発。成型に掛かっていた人手が省け、加工時間が数分程度に短縮されるという。
炭素繊維シートはボンネットやトランクルームなど幅広い部品に加工できる。3月にパリで開かれる展示会に出品し、新年度に試作品の提供を始める考えだ。石井社長は「自動車業界への展開は究極の目標。改良を重ね、3、4年後に本格的な普及を狙いたい」とする。
炭素繊維メーカーの自動車市場への期待は大きい。
炭素繊維協会の統計によると、09年度の炭素繊維出荷量は前年比28・1%減の9647トンと、リーマン不況の影響で大幅に減少。東レの炭素繊維複合材料を大量に搭載する米ボーイング社の新型旅客機の開発が遅れた影響もあり、生産拡大にブレーキが掛かった。
ただ、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2020年には炭素繊維の車部品が本格普及し、市場規模が現状の約3倍に拡大すると指摘。担当者は「加工時間の短縮など課題をクリアできれば、一気に普及する」とみている。
タカギセイコーは、東レなどと研究チームを結成し、炭素繊維を複雑な形状に加工する技術を開発している。量産車の車体フレームやエンジン部品への採用を狙い、13年の実用化を目指す。
これまで加工が困難だった凹凸やわん曲を必要とする部品も成型できるようになるという。
炭素繊維の車部品は、世界シェアの半分以上を占める国内メーカー各社が、海外の自動車メーカーと共同開発を進めている。より高い燃費性能が求められる電気自動車の普及も見据え、開発競争の激化が予想されるなか、実用化への道筋をいかに早くつけられるかが問われる展開となっている。
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