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繊維スレッド

246荷主研究者:2010/07/19(月) 21:24:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100629/bsc1006290504006-n1.htm
2010.6.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
東洋紡 バックシート用フィルム販売 太陽電池向け部材に本格参入

 東洋紡は28日、太陽電池向け部材に本格参入したと発表した。太陽電池を保護する「バックシート」と呼ぶ部材に使う複数のポリエチレン(PET)フィルムを開発し、バックシートメーカーへの販売を始めた。2012年に合計で70億円を売り上げたい考えだ。

 太陽電池のバックシートは樹脂の一種であるPET製の薄いフィルムを何枚も重ねてあり、雨水が内部に流れ込んだりして劣化するのを防ぐ役割を果たす。東洋紡は、このバックシートに使う3種類のフィルムを販売する。液晶パネル用や食品包装用フィルムで培った技術により、既存の他社製品と差別化した。表面の保護に使うフィルムは、水と化学反応を起こして分解するまでの時間が既存製品の1.5倍に長くなったほか、耐熱性も高め、米国の民間機関から安全規格の仮認証も取得した。このほか水分浸入を防ぐフィルムなども販売する。同社はバックシート用接着剤を販売しているが、主要部材を手がけるのは今回が初めて。

                   ◇
【予報図】

 ■各国の需要動向見極めカギ

 太陽電池の需要は、一昨年秋のリーマン・ショックを機に大きく落ち込んだ。

 ただ、ここにきて回復傾向を強めており、太陽電池の発電能力は2012年に08年比で約3倍に拡大するとの予測もある。これに伴い、バックシートを含む部材も需要拡大が見込まれている。

 太陽電池はセル(発電部品)の表側と裏側をガラスで挟む三層構造となっているが、ここ数年は裏側をバックシートに置き換えるケースが増えている。さらに表面保護用フィルムは、現在主流のフッ素系だけでなく、価格が安いPETを採用する動きも進みつつある。

 東洋紡ではPETフィルムの需要が順調に拡大すると予測。液晶パネル用の製造設備や技術ノウハウを応用することで、競争を勝ち抜けると判断した。

 ただ、バックシート用フィルムは帝人デュポンフィルムや東レ、三菱樹脂が先行。富士フイルムが11年3月までに量産を始める方向で検討している。有望市場なだけに、今後は他社の参入も相次ぐとみられ、競争が激化する恐れがある。

 太陽電池は、各国政府の普及策が販売に大きな影響を与え、需要動向が見極めにくい部分もある。東洋紡の事業拡大は、こうした市場の特性を把握し、いかに適切に対応できるかもカギを握りそうだ。(井田通人)


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