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繊維スレッド
197
:
荷主研究者
:2009/10/31(土) 19:44:43
>福井県越前市にある織物メーカー・旭日繊維の倉庫には、旭化成延岡工場から鉄道コンテナで運ばれてきたベンベルグ
注目。
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=18209&catid=346
2009年6月18日付 宮崎日日新聞
メード・イン・延岡2…裏地
■市場からシルク放逐
かつて絹織物の産地として繁栄した福井県越前市にある織物メーカー・旭日繊維の倉庫には、旭化成延岡工場から鉄道コンテナで運ばれてきたベンベルグ(一般名・キュプラ)糸の包装箱が山積みされていた。
旭日繊維は1983(昭和58)年10月、大正時代に創業した同県の織物業者と富山県の旭化成系列会社が合併して設立されたグループの連結子会社である。化学繊維の中で最もシルクに似たベンベルグは製造開始直後の1930年代から絹織物産地であった福井、石川、富山県の北陸地方に持ち込まれ、寝装、和装などあらゆる絹製品の代替品として商品化された。
織物技術の伝統が残る所在地は当時の名残をとどめるものの、現在、旭日繊維の工場がベンベルグ糸から生み出す月産2万疋=1疋は幅1メートル前後で長さ50メートル=のうち90%以上は紳士・婦人服用の裏地だ。
「主力は一貫して裏地だ。旭化成がチョップ制できちんと責任をもってやってきたから品質を維持し、世界市場で生き残ることができた」。旭化成から出向している社長の大塚耕造(59)が説く「チョップ制」とは、ベンベルグ糸の製造だけではなく、製織、染色・加工を含む川下まで系列化し、グループ自身が品質保証するシステムである。
□ ■
ベンベルグと裏地との出会いは、他の繊維メーカーに先駆けて導入したチョップ制なしに語ることはできない。
51(昭和26)年12月に関連企業を系列下した旭化成は翌年、絹分野の攻略に乗り出す。それまで本絹で作られていた裏地をターゲットに定め、グループの研究所や系列企業が協力して経(たて)糸、緯(よこ)糸ともベンベルグで製造することに成功。AK3500と呼ばれる商品は大ヒットを記録し、シルク裏地を市場から放逐した。
今もチョップ制は高級素材であるベンベルグ裏地のブランド価値を維持するシステムとして機能する。
延岡工場から運ばれた糸は福井県の旭日繊維などで裏地に織られ、さらに同県や石川県の加工場で染色・裁断が施されて商品化するまで一貫して旭化成が供給責任を負う。各工程ごとに、けばや弛(たる)みの有無を検査。不具合が出た場合はロット番号で原因を追究し、月1回はベンベルグ生産業務部長の矢野達也(41)らが系列企業へと出向いて生産状況を確認し合う。
グッチ、アルマーニ、ドルチェ&ガッバーナ…。世界の超一流アパレルメーカーのスーツに欠かせない裏地素材は地道な作業を経てトップブランドの地位を築いた。(敬称略)
【写真】福井の旭日繊維では、ベンベルグの糸から裏地を織り上げた後、人の目で生地上の欠陥の有無を検査し、染色・加工工場へと出荷する。品質管理は旭化成ブランドを守る生命線だ
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